やじうまミニレビュー
本当のグレープフルーツは甘かった……「ののじ グレフル種取物語」
by 小林 樹(2014/7/30 07:00)
グレープフルーツといえば、独特の苦味と酸味のある果物だ。正直言って、あの苦味が苦手で、なるべく避けて通ってきた。
ところが最近、そんなグレープフルーツの苦味を抑えて搾れるという便利なキッチンツールと出会った。それが今回ご紹介する「ののじ グレフル種取物語」だ。
メーカー | レーベン販売 |
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製品名 | ののじ グレフル種取物語 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,200円 |
グレフル種取物語は、一見シンプルなグレープフルーツ搾り器だ。本体サイズは185×135×60mm(幅×奥行き×高さ)で、お椀よりもひと回り大きい。本体重量は約115g。素材はポリプロピレン樹脂で、食洗機で洗える。
グレフル種取物語の中央には、ギザギザに波打つ突起がある。この製品のユニークなところは、突起の内側に窪みがあり、種はもぎ取らないように設計されていることだ。これにより、皮と種の間にある果肉の部分だけ絞れる。
実は、グレープフルーツの苦味や雑味はほとんどが種周りにあるため、種周りを避けて搾れば、雑味のない果汁だけ採れるというわけだ。
使い方は普通の果汁搾り器と同じ。上からカットした果実を押さえつけて、グリグリと回転させて搾る。あまり力を要れなくても、果肉の奥まで刺さった。
搾った果汁は、グレフル種取物語の淵の部分に溜まる。種周りは果実に残るか、本体中央の窪みに溜まっている。果汁は本体の注ぎ口からそのまま容器などへ注げるので、便利だ。搾り切った果実は、種の部分だけ残っている。
ストレートで飲んでみた。内心「うわ~苦そうだな~」と思ったが、一気にグイッと飲んでみると、後味はまろやかで、全く苦くない。スッキリとした酸味を残しつつ、爽やかな甘さがある。これがグレープフルーツ本来の味なのか、と感心した。砂糖を入れていないのに、こんなに甘いのかと驚いた。
フローズン風にして、ヨーグルトの上にのせたり、少しだけ砂糖を混ぜて、かき氷にかけたり、果汁を炭酸水で割って、グレープフルーツサワー風にしたりと、アイデア次第でアレンジしている。
こうして使ってみると、いちいち皮を剥いて食べるのと違い、グレフル種取物語は半分に切って絞るだけなので手が汚れにくいのが良い。簡単にビタミン補給できるのもメリットだ。