持ち運び簡単、手のひらサイズのBluetoothスピーカー

Bluetune Bean

　スマートフォンや携帯オーディオプレーヤーと組み合わせて使えるコンパクトなBluetoothスピーカーが人気を集めているが、今回紹介する「Bluetune Bean」もそのひとつ。手の平サイズで、本体にフックが付いているのが特徴だ。付属のカラビナフックを利用してベルトループやカバンなどさまざまな場所へ簡単に取り付けられる。

　本体サイズは92×68×68mm(幅×奥行き×高さ)、重量が107gとコンパクトで、手の中にすっぽりと収まる。カタログを見るとブラック、ブルー、ピンク、ホワイト、イエロー、レッドの6色が載っている。今回のレビューではイエローを使用しているが、日本国内では現在、ブラックとブルー、ピンクの3色のみの展開だ。

　本体デザインは卵を潰して平べったくしたような丸みのあるフォルム。フックの色も本体に合わせてそれぞれ異なっており、本体がブラックの場合はフックはグリーン、本体がピンクの場合はフックはレッドとなっている。丸みのあるフォルムで、色使いもポップなので、女性が持っても似合うスピーカーだと思う。

　電源ボタンおよび通話ボタンはサイドに搭載しており、電話がかかってきた場合は通話ボタンを押すことでハンズフリー通話ができる。

パッケージ

丸みのあるデザインが特徴

本体サイドの電源ボタン

本体の裏面

　充電は付属のUSBケーブルを接続して行なう。2時間の充電で連続約6時間再生可能だ。BluetoothはVer3.0に準拠しており、プロファイルはA2DP/HSP/HFPをサポートしている。通信距離は見通し10mまで。

　試しにiPhone 6およびiPod nano、Nexus5で接続して音楽を聴いてみたところ、いずれも問題なく接続できた。電源オン/オフ時やBluetoothでスマートフォンと接続するときには「ピポッ」と大きめのブザー音が鳴るのでわかりやすい。

　音質は、実にクリアで音量を上げても割れるようなことはなく、元気な音を再生できる。出力は3Wと大きくはないが、日常で使う程度なら十分だと思った。サイズが小さいだけに、さすがに低域は非力さを感じるが、全体的にはバランスの取れた音で、実売3,000円程度のスピーカーとしては十分に納得できる音だ。

　ハンズフリー通話の機能も試してみたが、問題なく通話できた。音楽再生のときに比べて少し声が聞き取りにくいこともあるが、喋っている内容は十分に理解できる。

USBケーブルを接続して充電

Bluetoothで無線接続

　本製品の特徴であるフックについても、付属のカラビナでリュックやカバンなどさまざまな場所に取り付けられるので便利だ。付属のカラビナは強度的に弱そうなので注意が必要だが、本体のほうのフックは丈夫そうなので、カラビナだけを別に用意してもいいと思う。これからの季節、アウトドアでの使用に最適なスピーカーだ。

上部のフック

さまざまな箇所に取り付けられる