やじうまミニレビュー
窓全開でも人目が気にならない! 目隠し材「マドミラン」
by 田中 真紀子(2015/5/20 07:00)
これからの暑い季節は、部屋にこもった熱気を放出し、外の空気を取り入れるためにも窓を思いっきり開けたい。その際、気になるのが外からの視線。特にマンション住まいの場合、窓が開けにくいという人も多いだろう。
実は筆者もその一人。そこで今回試してみたのが、川口技研の目隠し材「マドミラン」だ。
メーカー名 | 川口技研 |
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製品名 | マドミラン 10本入り |
購入場所 | Amazon.co.jp |
価格 | 3,731円 |
マドミランは、防犯用に取り付けられている窓のルーバーに貼り付け、部屋の中が見えないようにするプラスチック板。完全にふさぐのではなく、1つのルーバー間に互い違いに2枚を取り付けるため、通気も確保できるのが特徴だ。
硬質塩化ビニールの3倍の衝撃強度があるというポリカーボネート製で、色は半透明の「ナチュラル」のほか、茶色がかった「アンバー」、さわやかな「ブルー」の3色あるが、今回は外壁の色に合わせてアンバーを選んだ。
購入の際、ちょっと頭を使ったのがサイズ選びと必要な本数の計算。サイズは、長さ700mmと900mm、幅45mmと55mmの計4パターン展開されているが、わが家で取り付けたい場所のルーバーは、高さが1,160mm、ルーバーとルーバーの間が90mmある。
そこで長さについては、上から下まで覆うことはできないが、長めの900mmを選んだ。また幅については、互い違いに取り付けた場合、45mmが2枚では重ならず、すき間から見えてしまう可能性があるため、55mmを選ぶことにした。
必要な本数は、設置したいルーバー間の×2本。今回は採光を考えて、窓を頻繁に開ける側だけに取り付けることにしたため、ルーバー間が7カ所×2本で、14本必要という計算になる。1セット10本入りのため、今回は2セット用意したが、1本ずつのバラ売りもあるようだ。
設置はテープで貼り付けるだけと超簡単!
貼り付ける場所の汚れをふき取ってから、さっそく設置。まずは右側のルーバーの奥側の角に合わせて貼り付けたら、今度は左手前に貼り付ける。指先で、L字の内側から押さえつけるとしっかり接着することができるようだ。
気をつけたいのが、粘着テープがかなり強力なこと。一度貼り付くと、はがすのが大変なので、できるだけ一発で決めたいところだ。
設置完了! その効果は……?
まずは設置前、窓を開けて網戸だけ閉めた状態で、外廊下から部屋の中を見てみた。すると窓際に子どもの学習机が置いてあるため、本を読んでいる子どもの姿が丸見えだ。
しかし、マドミラン設置後に、同じ様子を確認したところ、子どもがいるはずの場所にぼんやりシルエットが見えるだけ。そこにいるのかいないのかも分からないほどだ。
では部屋の中が暗くなってしまったかといえば、明るさはほとんど変わらなかった。窓の半分だけに設置したということもあるだろうが、これなら全く問題はない。
付属のノコ刃やはさみでサイズ調整もOK
このマドミランは、付属のノコ刃やハサミでカットすることもできるので、本体より小さめの窓に使用するときや、目線の気になる部分にだけ貼りたいというときの長さ調整も簡単。
シルエットもほとんど見えなくなるので、バスルームやトイレの窓に使ってもよさそうだ。ちなみに取り外す際は、ドライヤーの熱を当てれば取れやすくなるとのことだ。
これまでわが家は、目隠し対策として、すだれや麻布などをかけたりしてきたが、部屋の中が暗くなったり、見た目が悪いなどの理由で、結局外してしまっていた。しかし、このマドミランは窓辺の雰囲気を大きく変えることなく、採光、通風も妨げないので、気兼ねなく窓を開けることができるようになり、長年の悩みが解決したのが嬉しい。
ルーバー付きの窓がある部屋で、外部からの視線が気になるという人には、ぜひ検討していただきたい。