やじうまミニレビュー
はじめての包丁に! 手が切れない樹脂製の「ツリーナイフ」
by 石井 和美(2015/3/31 07:00)
子供に初めて包丁を持たせるとき、親は緊張するものだ。刃物を扱うには、手を切らないようにきちんと使い方を教える必要がある。
そこで今回は、小さな子供に使わせても安心の手が切れにくい樹脂製の「ツリーナイフ」をご紹介しよう。
メーカー名 | 小久保工業所 |
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製品名 | delijoy 切れないツリーナイフ |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 108円 |
ツリーナイフは刃渡り13.5cmと小さめな樹脂製ナイフで、刃の部分はギザギザしているが、触っても手が切れることはない。ハンドルが太いので小さな子供でも持ちやすい。また、自立するので使わないときは立てておけるのも便利だ。
切れるものは野菜類、豆腐、ピザやケーキなど。本物の刃物のような切れ味はなく、肉や固いものには向かない。
さっそく息子に切らせてみることにした。「幼稚園で包丁を使ったことあるから大丈夫だよ!」と言っていたのにもかかわらず、添えている左手の指を伸ばして包丁を使おうとしていた。「左手を猫さんの手みたいに丸くして」というと、慌てて直していた。
何度かその注意をしているうちに、言わなくても左手を丸くするようにして、上手に切るようになった。包丁の握り方や姿勢などを教えたところ、切るスピードも上がりレタスはサクサク切れた。
前後に押し引きして切るため、水菜などのバラバラした野菜は切りづらいようだ。自分で工夫しながら切っていたが、苦労していた。
刃がギザギザしているので、トマトはキレイに切ることができ、皮にスッと刃が入っていた。
お豆腐などのやわらかいものにも向いている。息子はお豆腐の感触と冷たさに驚きながら、きれいにさいの目に切ることができた。
切った野菜は、大喜びで盛りつけをしていた。樹脂製なので、レタスを切っても切り口が変色することはない。とても楽しかったようで「また手伝いたい!」と子供は嬉しそうだ。サラダもかなり多かったが、自分で作ったということもあってペロリと完食してしまった。
はじめての包丁、練習用におすすめ
小さな子供に料理を教えるのは大変だ。つきっきりで時間もかかるので、自分でやってしまったほうが早い。しかし、こういったお助けグッズを利用すれば、ちょっとした空き時間に気軽に教えることができる。ツリーナイフで使い方など基本を教えてから、子供用の切れ味のよい包丁を使わせてみたところ、スムーズに移行できた。
はじめて包丁を扱う小さなお子さんにぴったりのツリーナイフ。価格が手頃なのも嬉しい。子供が料理に興味を持ち始めたら、子供へのプレゼントにおすすめしたい包丁だ。