やじうまミニレビュー

暑い夏に食欲を刺激する、流しそうめんを食卓で!

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
グリーンハウス「流しそうめん器 GH-SOMENA」

 つるつるッ! といただくそうめんは、夏に大人気の清涼感ある麺料理。そんなそうめんを、家庭でより楽しくいただけるグッズを紹介しよう。グリーンハウスの「流しそうめん器 GH-SOMENA」だ。

メーカー名グリーンハウス
製品名流しそうめん器
品番GH-SOMENA
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格2,745円

 本製品は、1~2人用の少人数向けの流しそうめん器。そうめんと水を入れる器の大きさは230×174×70mm(幅×奥行き×高さ)。水流を作る駆動部は100×55×80mm(幅×奥行き×高さ)で、取り外しができる。73×63mm(直径×高さ)のツユ鉢が2個に、薬味トレーも付いている。これらの総重量は438gだ。そうめん器は、ボックスティッシュ1.5個分の大きさなので、小さなテールブルにも余裕で乗る。駆動部の電源として、単三乾電池2本が別に必要だ。

 カラーはホワイトとブラックの2色。今回はブラックを購入したが、色はブラックというより、濃いブラウンに近い印象。白い麺が映える。

開梱した様子。右から器、ツユ鉢、水流を作る駆動部、薬味トレー
駆動部の裏側。スクリューの付いたモーターが回転して水流を生み出す

 組み立てはあっという間だ。最初に駆動部に乾電池を2本セットし、器の中心にある突起に差し込む。次に約1Lの冷水を器に注ぎ入れ、電源スイッチを押すだけだ。スクリューが回転して水が流れ始める。水流を作るスクリューの羽根は3枚で、直径は24mm。モーターの回転音は静かだ。一度に流せる量は約50gの乾燥麺が目安という。

カバーを開けて、単三乾電池を2本セットする
駆動部を器に差し込んでセットし、薬味トレーを駆動部に載せ、1Lの冷水を注ぎ入れれば準備は完了
そうめんを流すだけで、清涼感も食欲もアップ! 食事がより楽しくなる

 実際にそうめんを流しながらいただいたが、これが相当楽しい! そうめんが、ギュンギュン流れる勢いのある水流こそ望めないが(例:鹿児島・指宿市で見られる、湧水を利用した回転式の流しそうめん)、ゆったりと流れるそうめんは、それだけでも十分涼しげで、食欲がおおいにそそられる。イベント的な華やいだ雰囲気も食卓に加わり、その分会話が弾み、食事が一層楽しくなった。

 モーター音は聞こえるが、食事にも会話にも邪魔にならない程度で、静かなのも良い。おもちゃ感を抑えたスッキリとしたシンプルなデザインは、大人二人が囲む食卓にもなかなか似合う印象だ。コードレスなので、水の取り替えや後片付けもラクだ。

モーターの回転音は静かだ

 ただし、力の弱いモーターの水流ゆえ、麺の量が少しでも多いと流れが悪くなる。取扱説明書には一度に50gの乾麺を流せるとあったが、今回購入したそうめんは、50g分を一度に入れるとうまく流れなかった。5口分ぐらいの少なめの麺を数回に分けて入れたほうが、麺がよく流れた。「氷は流さないで」と注意書きにはあったが、数個程度なら特に問題はなさそうだった。スムーズに水が流れると、麺がよく冷えてより一層美味しくいただけた。

そうめんが流れる様子。麺の量は5口分ぐらいの少なめにした方がよく流れる

 食事後のお手入れは簡単と言えるだろう。器類は他の食器同様に、中性洗剤とスポンジで洗える。唯一の注意点は、駆動部が丸洗いできない点だ。水に浸かっていた位置までをきれいな水ですすぎ、柔らかな布で軽く拭き取っておく。お手入れに若干の注意は必要だが、全てのパーツが器に収まるので、コンパクトに保管できるのはとても良い。

駆動部は丸洗いできないので、水分をよく拭きとっておく
器の中に全てのパーツが収まった。収納しやすい

 一見すると、おもちゃのように感じる方がおられるかもしれない。だが、お子さんはもちろん、大人だって食事がより楽しくなること請け合いだ。一度流れるそうめんを体験すると、「そうめんは、流れてなんぼ」という気持ちになるほど気に入っている。夏の食卓をより一層楽しく、食欲を刺激するグッズとしてお勧めしたい。

藤原 大蔵