やじうまミニレビュー
液晶保護フィルムをきれいに貼る必殺ツール“フィルム貼男”
by 片岡 義明(2014/6/20 07:00)
スマートフォンやタブレットに液晶保護フィルムを貼るときに、気泡が入って失敗してしまったことがある人は少なくないだろう。F.K.Solutionsが発売した「FILM TECH Easy Fit“フィルム貼男”」は、面倒なフィルム貼りを手間なくきれいに行なうためのアイテムだ。
メーカー | F.K.Solutions |
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製品名 | FILM TECH Easy Fit“フィルム貼男” |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 1,620円 |
フィルム貼男の本体は樹脂製で、台座には両面テープが貼ってあり、スマートフォンをセットして固定できる。使用できるスマートフォンは最大約7インチで、一辺が約92mm以内、厚さは10mmまでの端末となっている。iPhoneのほか、多くのAndroidスマートフォンで利用可能だ。
なお、この製品には液晶保護フィルムそのものは付属していないので、フィルムは別に購入する必要がある。対応フィルムはとくにメーカーなどは指定されてはいないが、ウレタン素材フィルムやPETフィルム、強化ガラス製など、さまざまな素材に対応している。
使い方は、スマートフォンをセットしたら、液晶保護フィルムを、剥離フィルムを剥がさない状態でディスプレイの上に重ねて位置を合わせてから、フラップを倒して上から被せる。
そのままフラップの粘着面に保護フィルムを貼り付けたら、一旦フラップをフィルムごと外し、ディスプレイの表面を布などできれいに拭いて埃などを取り除く。次にフィルムの剥離フィルムを剥がし、フラップを倒して貼り付けていく。このとき気泡が入らず、きれいに貼れるようにスクイーザーが付属している。
あとはフラップを再び倒して、スクイーザーで残りの部分を貼れば完了だ。iPhone 5sで試してみたところ、上部のカメラ部分の周りだけわずかに気泡が入ったが、ディスプレイの部分にはまったく気泡が入らず、実にきれいに貼り付けることができた。
セットしてから貼り付けるまでの時間も短く、2分程度で全行程が終わった。慣れればもっと少ない時間でも貼れると思う。なお、今回は筆者が貼ったときの動画を掲載しているが、FILM TECHの公式サイトでも動画が用意されているので、これも併せて参考にしてほしい。
ちなみに筆者が使用したフィルムはラスタバナナの「T475IP5S」という製品で、公式サイトの動画で使用されているフィルムとは異なり、剥離フィルムが上下2枚に分割されている。剥離フィルムを剥がすときには、最初にフラップに近い方を剥がしてから一部をディスプレイに貼り、それから残りのカバーを剥がしてスクイーザーで貼り付けたが、とくに問題なく貼り付けることができた。剥離フィルムが分割されているかどうかは、貼り付けるにあたって影響はないようだ。
なお、パッケージには本体とスクイーザーのほかに、フラップ用のスペア両面テープと、スペア両面テープのシートを剥がすためのシールが付いている。フラップ裏の粘着性はEasy Fitを使う上で重要なので、スペアの両面テープが入っているのはうれしい。粘着力が落ちてきたらこの部分を交換すれば長期間使えるだろう。
7インチまで対応、小型タブレットにも使える
本製品は、iPhone以外のスマートフォンでも問題なく使用できるとは思うが、貼り付け面に凹凸があるものや、曲面の場合だとうまくいかない可能性があるので注意しよう。
価格はAmazon.co.jpで1,620円。この値段が高いと思うか安いと思うかは人それぞれだと思うが、これ1台あれば色々なスマートフォンに買い替えても幅広く対応できるし、貼り付けに失敗して液晶保護フィルムを買い直すことを考えると、個人的にはそれほど高い買い物ではないと思う。サイズも7インチまで対応しているので、スマートフォンだけでなくファブレットや小型タブレットにも使える。液晶保護フィルムを愛用している方にはぜひおすすめだ。