海外出張必須アイテム! 無印のトラベル用プラグ

無印良品の「トラベル用変換プラグアダプター トラベル用プラグ」

　仕事の関係で年に2～3回は海外出張に出かける。プライベートで行くのとは異なり、不備があったら大変なので、事前の持ち物チェックはかなり慎重。その中でも必ず持って行くのはバッテリー(iPhone用、一眼用、コンデジ用)や乾電池(カメラのストロボ用)など電池関係が主なのだが、もう1つ忘れてはならないのが、変換プラグだ。コードを差し込むコンセントプラグというのは、世界共通ではなく、国や地域によって様々な形をしている。普段自分が使っているコードを海外でそのまま使うには変換プラグが必要になる。

　そこで私が愛用しているのが無印良品の「トラベル用変換プラグアダプター トラベル用プラグ」だ。この製品の特徴は大きくわけて2つある。まず1つは全世界のコンセントプラグに対応しているという点。コンセントプラグは国や地域によってBタイプ、Cタイプ、SEタイプ、BFタイプ、B3タイプ、Aタイプ、Oタイプ、O2タイプと実に様々だが、無印のトラベル用プラグなら1つでこの全てに対応する。これらのコンセントプラグに対応するため、本体は分解式で組み立てて使用する。

　1つ注意したいのが、ブラジルで2011年から採用されている新しい規格のコンセント形状「ブラジルタイプ」には対応していないという点。まだ旧タイプのコンセントも多いようだが、ブラジルに行くときは注意したい。

　これまでこの変換プラグを持って韓国、スイス、トルコ、ドイツ、ポルトガル、ハンガリー、スウェーデン、イタリア、シンガポールに出張に行っているが、使えなかったことは一度もない。国を問わず「これさえ持っていけば大丈夫!」という安心感がある。

本体を分解したり、組み立てたりすることで全世界のコンセントプラグに対応する

トルコのコンセントプラグ

ドイツで使っているところ。プラグアダプターを差し込んでからコンセントを差し込む

本体は専用のカバーに入っている。カバーには使い方が図で説明されている

　もう1つはコンパクトな本体とカバーだ。全世界対応にも関わらず本体は手のひらにのるほどコンパクト。本体は様々なコンセントプラグに対応するため、組み立て式となっているが、専用の布ケースには、その組み立て方がしっかり明記されている。

　組み立て図はしっかりデザインされたもので、まるで積み木の組み立て方が書いてあるような可愛さすら感じる。本体はカバーにすっぽり収まるサイズで、使い終わった後は必ずここに収納。部品をなくす心配がないのも良い。

　1つ気を付けたいのは、この製品はあくまでプラグアダプターであって、変圧器ではないということ。コンセントにプラグを差し込んだ時に流れる電圧というのは、これまた国によって違う。日本で普段使っている製品をそのまま海外にもっていって、プラグアダプターでつなぐと壊れてしまうこともあるので、注意。使いたい製品の電圧が海外にも対応しているかを必ず事前にチェックしよう。対応していない場合は別に変圧器を用意する必要がある。

この製品はプラグアダプターであって、変圧器ではないので注意。本体にも注意書きが同梱されている

海外対応のヘアーアイロンを使っているところ

電圧を見て、240Vまで対応だったら海外使用OK

ノートパソコンなども海外に対応しているものが多い

　海外出張の機会が多い人も、初めて行く人にもおすすめできる。スーツケースに必ず入っている頼りになる一品だ。