やじうまミニレビュー
5ポートで最大8Aまで充電できるUSB-ACアダプター
by 伊達 浩二(2014/5/19 07:00)
増えるUSB充電機器
今回はアンカー・ジャパンのUSB-ACアダプター「40W 5-Port USB Wall Charger」を紹介する。最大5台、合計8Aの機器を同時に充電できる強力な充電器だ。
スマホやタブレット、デジカメなどUSB経由で充電する機器は増え続けている。これにUSB扇風機や、外出時に持ち歩くモバイルバッテリーまで含めると、USBのコネクタはいくつあっても足りない。
アンカーの5個口USB-ACアダプターならば、使用するACコンセントは1つだけだし、机の上もスッキリするというわけだ。
メーカー名 | アンカー・ジャパン |
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製品名 | 40W 5-Port USB Wall Charger |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 2,599円 |
カードサイズの本体
Amazonから届いた箱は、思っていたよりもずっと小さかった。箱から出てきたACアダプター本体はもっと小さくて、面積はクレジットカードよりちょっと大きいぐらいだ。
さすがに厚みはあるが、本体サイズは91×58×26mm(幅×奥行き×高さ)に収まっている。2.5インチHDDを使った外付けハードディスクぐらいの大きさを想像していたので、この小ささには驚いた。
逆に付属の電源コードはとても長い。壁面のコンセントを使う場合は、このケーブルで良いが、卓上のテーブルタップから給電する場合は短いケーブルを用意した方が良いだろう。ACアダプター本体のコネクタは、よくあるメガネタイプなので、パソコン用の周辺機器として販売されている短いケーブルを利用すれば良い。数百円ぐらいで買えるはずだ。
重量は、USB-ACアダプター単体で152g、電源コード込みで220gだ。iPad 2付属の10W USB-ACアダプターが66g、iPhone用が23gだから、何個ものUSB-ACアダプターを持ち歩くことを考えれば、これ1台だけ持ち歩くようにしても良いだろう。
なお、取扱説明書は、各国語対応の小さなもので、日本語部分は5ページだった。それでも必要な情報はわかるし、サポートセンターのメールアドレスと電話番号も明記されているので、海外メーカーの製品というハンディは感じない。
どこに挿しても良いのでラクチン
本体に5つあるUSB端子は、どれも同じ仕様だ。他のメーカーのUSB-ACアダプターでは、高い電圧を必要とする機器は、専用のUSB端子が用意されていることが多いが、本機では、そういうことを考慮する必要がない。細かいことを考えずに、空いているポートにケーブルを挿せば良いので、とても使いやすい。
これはアンカーの「PowerIQ」という技術によるもので、USB機器とインテリジェントに交信することで、その機器に最適な電気を供給するのだという。たとえば、2Aを必要とするiPadでも、どのUSBポートに充電ケーブルを挿しても問題なく充電できる。
たとえば、iPad 2/iPad mini(初代)/iPhone/PHS/モバイルバッテリーを、5つの差し込み口全部に接続しても、問題なく充電できる。iPad 2とiPad miniは、空の状態にして充電時間も測ってみたが、2台同時に充電しても、純正の10W USB電源アダプターと同じぐらいの時間で充電できた。なんせ、上限が40Wなので、10W×2ぐらいは余裕でこなすようだ。
コレ1台あればUSB充電機器のことは大丈夫
私の机の上では、Dockコネクタ用、Lightning用、Mini USB用、Micro USB用の4本のケーブルを挿しっぱなしにして、1口だけ空けて使っている。5口もUSBがあると、各機器のUSBケーブルを差しっぱなしにしておけるので、ケーブルを探したり差し替えたりする手間がなくなって、とても便利だ。
USB充電機器を3台以上持っている人は、このUSB-ACアダプターを使うことで、だいぶ面倒が少なくなるはずだ。強くおすすめしたい。