やじうまミニレビュー

ティファールのフライパンにそっくりなキッチンスケール

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
グループセブ ジャパン「ティファール キッチンスケール ポワール」。壁に掛けて保管できる

 料理に欠かせないアイテム、キッチンスケール。今回取り上げるティファールの「ポワール」は、同じティファールのフライパンをモチーフにしている点が大きな特徴だ。かわいいだけではない。これが実はかなり使いやすいのである。

メーカーグループセブ ジャパン
製品名ティファール キッチンスケール ポワール
品番BC2502J2
希望小売価格オープンプライス
購入場所Amazon.co.jp
購入価格3,624円

 ポワールの本体サイズは263×160×31mm(幅×奥行き×高さ)、本体重量は255g。電源は付属の単四形乾電池3本だ。カラーはグリーン、シュガーピンク、ルビーレッドの3色があり、今回はシュガーピンクを使用した。

 デザインは、丸い計量トレイに持ち手がついており、計量トレイは濃いめのグレーでさりげない縁取りがある。

 極めつけに中央には「お知らせマーク」風の印があしらわれている。「お知らせマーク」とは、ティファールのフライパンやウォックパンに搭載している便利な機能で、食材の入れ頃を模様が消えて知らせる。もちろんクッキングスケールにこの機能はないが、これがあるとティファールのフライパンそっくりに見える。

 持ち手に相当する部分には穴が空いているので、壁掛けも可能。掛けてみるとまるでミニフライパン。ティファールらしい遊び心がプラスされたスケールといえる。

本体には単四形乾電池4本が付属する
「お知らせマーク」がついており、フライパン風のデザイン
ティファールのウォックパンと並べてみた。色は変わらない
パッケージ

 そんなフライパンのようなデザインだが、これがなかなか優秀だ。特に際立って高性能というわけではないのだが、むしろこの形だから感じるよさがあるのだ。

 計量機能に奇をてらったところはなく、むしろきちんとしている。大きめのディスプレイの周りには電源ボタン、g/ml切り替えボタン、通常・微量モード切り替え/0表示ボタンが並ぶ。軽量範囲は2g~2,000gで、2~200gまでは0.1g単位で表示できる。200~500gは0.5g、500~2,000gは1g単位となる。

バックライト付きで見やすいディスプレイを搭載。フラットなので手入れもしやすい
微量モードに切り替えられる
2~200gまでは0.1g単位で表示できる
計量できるのは2gからとなっているが、塩で試したところ1.2gから反応した。とはいえ、2g分の錘が欲しいところ
ホームベーカリーの準備では、0表示機能を使ってこんなスタイルが当たり前

 g/ml表示切替も可能なので水も計れるし、0表示機能もあるので、容器を乗せてから0gとして計るといった使い方も可能だ。電源を入れてから2分でオートオフになる機能も搭載する。

 ディスプレイは持ち手に相当する部分にあるが、これがかなり見やすい。スクエア型のスケールの場合、ディスプレイは計量トレイに近いところにあるため、大きめの容器を乗せると隠れやすい。しかし、ポワールはやや離れた場所にあるため、計量物がディスプレイを塞いで邪魔になりにくい。少量だとあまり気づかないかもしれないが、食材以外のいろんなものを計るようになると、そのよさが見えてくる。

大きめのトレイを乗せてもディスプレイがしっかりと見える
かさばるものの計量も簡単にできる

 ボタンはタッチセンサーなので、軽く触れるだけで電源のON/OFFができるなど、操作はとても軽やかだ。ディスプレイやボタンが並ぶ面はすべてフラットなので、汚れた指で触っても拭き取りやすいところも魅力である。

 そんなわけで、ポワールは見やすいディスプレイ、丸くて広い計量トレイ、軽やかなタッチセンサーでとても使いやすいスケールなのだ。電源を入れて0g表示になったらモチーフの「お知らせマーク」が変化するかも!? と思いきや、さすがにそこまでは作り込まれていなかったが、やっていただけたらかなり面白いかも!

すずまり