やじうまミニレビュー

パンダやクマが飛び出す、デコ食パンを作ろう

やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです
アーネスト「パンDEポップ! アップ! 」

 朝食時、子供たちがなかなかごはんを食べてくれず、困っている。寝起きで食欲がないせいかもしれないが、こちらも朝は何かとバタバタしているので、できることなら自発的に、早く食べてもらいたい。

 そこで、見た目を変えれば食べてくれるのではないか? と思い、「パンDEポップ! アップ! 」という製品を試してみることにした。一手間かけるだけで、食パンがかわいらしい動物パンに変身するという調理グッズだ。

メーカーアーネスト
製品名パンDEポップ! アップ!
希望小売価格981円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格816円

 セット内容はパンを切る「パンカッター」と、表面に柄を付けるためのスタンプが3種類。スタンプはパンダ、くま、かえるの柄が用意される。パンカッターのサイズは105×125×25mm(幅×奥行き×高さ)、スタンプのサイズは80×53×12mm(同)だ。

パンカッターとスタンプ3種類
スタンプは凹凸があり、これで押せばかわいい顔になる
パンカッターは押すだけでパンが切れる
リボン、ハート、王冠の抜き型もある

飛び出る立体的な顔がかわいい!

 食パンは6枚切りか8枚切りを使用する。我が家では子供たちはいつも8枚切りを食べているので、8枚切りで作ってみることにした。

 使い方はとても簡単だ。まず電子レンジで食パンを20秒ほど温め、パンカッターで食パンを抜き、スタンプを押し、顔を起こして切れ目が入ったミミの部分を後ろに折りたたむだけ。くり抜くわけではないので、無駄な部分が一切出ない。電子レンジで加熱しなくてもできるが、加熱したほうがしっとりやわらかくなり、食パンを抜きやすくなる。

6枚切りか8枚切りを使う。我が家では8枚切りを使用
レンジで20秒ほど温めておくとキレイに切れる
パンカッターを上に乗せ、上からグッと押す
食パンに切れ目が入った

 スタンプを押すと、パンが少し潰れて薄くなるが、しっかりと目、鼻、口がわかり、とてもかわいい。

パンダのスタンプを選んだ
ちゃんとパンダの顔になった
切れ目を起こす
立体的なパンダパンがかわいい
トースターで焼いている様子

 あとは通常通り、トースターなどで焼く。顔部分が立体的になっている分、電熱線が近い頭のほうが少し焦げてしまった。我が家のトースターは3枚一度に焼けるタイプだが、顔を電熱線に向けるときれいに焼ける。

 さらに、パンカッターの下部には飾り用のハート、王冠、リボンの抜き型がついているので、それを利用してハムやチーズ、野菜を抜いて飾れば、さらに愛らしい動物になる。不器用でキャラ弁作りは苦手だが、あっという間にできた。

パンカッターの下部の枠で、ハムやチーズ、野菜をくり抜ける
3種類完成! 型抜きで野菜をくり抜き、パンにのせるとさらにかわいくなった。もう少し手を手前に出せばよかった

動物サンドイッチもできる

 サンドイッチも作ることができる。一枚のサンドイッチを半分にして、パンカッターの上半分をパンに合わせて抜き、スタンプを押す。サンドイッチなので焼く手間はないが、くり抜くので、食パンのあまりが出てしまう。これはフレンチトーストにしたり、フードプロセッサーで細かくしてパン粉にして食べた。

パンを半分に切る
パン買ったーで型を抜く
スタンプで押す

 サンドイッチは小さめで、子供の小さな手にぴったり。子供にも大変好評だった。またスタンプでパンが若干押し潰されるので、具を挟んでも持ちやすい。ただ、角がない分、持った時のバランスは悪い。具を詰め過ぎるとポロポロ落ちるので注意が必要だ。

パンがかなり薄くなってしまった
サンドイッチもかわいく、大好評

かわいい動物に子供たちも大喜び

子供達も大喜び

 朝食に出したところ、子供達が大喜びだった。食べるのが遅い上の子も、デコ食パンならあっという間にぺろり。下の子は「食べるのが可哀想」と、いつもより遅くなってしまったが、色々な角度から眺めて嬉しそうにしていた。親としては子供の笑顔を見られたので大満足だ。休日のブランチなど、ゆっくり食べられる時間にも作ってあげようと思う。

 キャラ弁作りが苦手でも、作り方は簡単なので誰にでもできる。大人も楽しめるクッキングツール「パンDEポップ! アップ! 」は、家族みんなが笑顔になれる製品だ。ぜひお試しいただきたい。

石井 和美