やじうまミニレビュー
ニチバン「tenori はんこのり」
~ハンコ感覚で糊付けできるテープのり
by 正藤 慶一(2013/5/24 00:00)
テープ状の糊を引いて糊付けする文具といえば「テープのり」。従来の糊と比べてすぐ粘着し、しかも手がベタつかないことから、私の机の上ではもはや欠かせない品物となっている。
そんなテープのりに、この2月に新たな製品が加わった。セロテープでお馴染みのニチバンが発売した「tenori はんこのり」だ。
この製品、「はんこのり」という名前から想像されるとおり、ハンコ感覚で糊付けできる点が特徴。ポンと押すだけで糊付けでき、領収書、切手、メモ、写真など小さい紙を貼る際に便利らしい。テープのりファンとしてはぜひ一度使ってみたく、文具店で購入した。
メーカー | ニチバン |
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製品名 | tenori はんこのり TN-TE7H18 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 402円 |
本体はコンパクトで、実測で約20×25×95mm(幅×奥行き×高さ)という手のひらサイズ。何だか本当にハンコのような感もある。重さも24gと、とても軽い。
本体の先には糊のスタンプ面があり、さらにその先端には、スタンプ面を保護するガイド部もある。使う際は、このガイド部をスタンプしたい部分に置き、本体を押すことで、糊付けされる構造になる。キャップやカバーなどは付属しない。ハンコ感覚というよりも、“シヤチハタ感覚”と言った方が良いかもしれない。
さっそく領収書にスタンプしてみると、紙には10×7mm(縦×横)の糊がついた。糊の色は青なので、白い紙でははっきりとその存在が確認できるが、裏から見るとまったくわからない。
便利だったのが、片手でスタンプできる点だ。フツーのテープのりだと、片手でテープのり本体を持ち、片手で紙を抑える手間があるが、これならガイドが紙を抑えてくれるため、片手で押すだけで糊が貼れてしまう。これはとてもラクだ。
また、ガイドは中央部が空洞のため、糊を貼る位置の狙いが定められる点もうれしい。なお、スタンプ回数は約600回とのこと。
粘着力は問題なし。領収書のような小さな紙でも、四隅にスタンプすればビクともしない。テープのりは領収書のような小さな紙には向かないと思っていたが、これなら前述のように片手で簡単に糊付けできるし、四隅以外には糊は不要なので、糊の節約にもなる。
また、間隔を開けて貼れば、ポストイット風にくっつけることも可能。ちなみにガイドを押し下げれば、通常のテープのりと同様、糊を一直線に引く“ライン引き”もできる。
うまく使うコツは、スタンプ時はしっかりと押すこと。軽く押すだけだと、糊がちゃんと貼られてないことがある。テープの無駄遣いにもなるので、ここは気をつけておきたい。
テープのりは数あれど、領収書や切手など、小さいものを貼ることが多い人には、ぜひこのはんこのりをおすすめしたい。