やじうまミニレビュー
Numatic「Henry Spraymop」
■ヘンリーブランドのモップ
Numatic「Henry Spraymop」 |
今回紹介するのはイギリス生まれの大型掃除機「ヘンリー」ブランドの製品だ。ヘンリーと言えば、かわいらしい顔の付いた掃除機で知られたブランドで、その可愛らしいルックスゆえに、ファンも多く、掃除機だけでなく文具など様々なキャラクターグッズも展開している。
今回紹介するのは、その中でもかなり本格的な掃除用のグッズ「Henry Spraymop」。洗剤用のボトルとモップが一体になっており、脚で洗剤をスプレーしながら掃除できるというなんとも欧米っぽい製品だ。
メーカー | Numatic |
製品名 | Henry Spraymop |
希望小売価格 | 12,600円 |
購入場所 | 楽天市場 |
購入価格 | 12,600円 |
本体は、いかにも“ヘンリーっぽい”真っ赤なパッケージに入っている。購入時は、モップをセットする先端のパッド部分、柄、ボトルなど各部品はばらばらになっている。まずは組み立てから始める。
本体部品はしっかりした造りで、組み立てにもそれなりに手間がかかる。一番驚いたのは、組み立てにドライバーを使うということ。しかも、本体には簡易ドライバーのようなものは付属していないので、自分で用意する必要がある。組み立て自体はそれほど、難しくないが、完成までに5分はかかると思う。
製品パッケージ | 部品はバラバラの状態なので、組み立てる必要がある | ヘンリー製品のパンフレットも同梱されていた |
説明書は写真のみで構成されていて文章による説明はない | 組み立てにはドライバーも使用する | 完成した製品 |
組み立てた時の高さは約140cmで、重さは1kg。たとえば日本のスーパーなどで売っているフローリングモップとは全く大きさが違う。本体は赤が基調となっており、ヘンリーもしっかりデザインされている。ヘンリーファンなら欲しくなるだろう。
ヘンリーもしっかりデザインされている | 洗剤を入れるボトル部分 | ボトル上にバネが内蔵されていて足で操作できるようになっている |
高さは140cmで、日本で売られているフローリングモップなどと比べるとかなり大きい | モップやマットを付ける先端のパッド部分の大きさも全く違う |
■大きくて使いやすい
使い始めるにはいくつか準備をする必要がある。まず、ボトルに入れるための洗剤を用意する。ボトルの容量は400ml。今回はビニール袋に入った詰め替え用の製品を見つけたので、それを使った。洗剤を付属のボトルに入れたら、再び本体にセットする。ボトル上にはバネが内蔵されていて、脚で上から押すと、中の洗剤が床に向かって噴射される仕組みになっている。
次に付属のモップを水に濡らして本体にセットする。このマットは、本体に1つしか付属しない。使用後は洗って、繰り返し使用するようだ。
ボトルの中に入れる洗剤を用意する | 付属のモップ。マイクロファイバー製だという | 両端についているゴムでパッドに固定する |
使用する前にモップは一度水で濡らす | パッドにモップをセットしたところ |
ここまで用意したら、あとは実際に掃除をするだけだ。ボトル上の黒い部分を脚で押して、洗剤を出したら、モップで洗剤を広げるようにして床を磨いていく。
本体が頑丈な造りなので、力を入れてガシガシ使うことができる。伸長167cmの私の場合、一般的なフローリングモップだと、ちょっと小さく感じていて、製品によっては腰をかがめながら使うなんてこともあったが、Henry Spraymopなら体に負担をかけることなく、掃除ができる。
本体は大きいが、先端のパッド部分の厚みは抑えられているので、家具の下はもちろん、ドア止めの金具の下まできれいに掃除できる。
スプレーは、勢いよく押すとかなり遠くまで飛ぶので、廊下やリビングの掃除も楽に行なえる。洗剤ボトルを別に用意することなく、足で操作できるのも良い。いつも使っているフローリングモップよりも、ずっと気持ちよく掃除できたし、床もかなりきれいになった。付属のマットもしっかりした造りのもので、汚れをしっかり取ってくれる。
ボトル上部分の黒い部品を足で押す | 洗剤はかなり勢いよく噴射される | がっしりした造りなので、力を入れてごしごしと使えるのが魅力だ |
部屋の隅々までしっかり掃除できる | ドア止めの金具の下にも入り込んで掃除できる | 家具やベッドの下の掃除にも向く |
室内を掃除したあとのモップ | 洗濯するとほとんどの汚れは落ちた | Henry Spraymopを使って掃除した部屋。床がピカピカに輝やいている |
気になったのは、マットが一枚しか付属しない点。決して安い製品ではないので、マットくらいはケチらないで付けて欲しかった。また、柄の部分を短くしたりは出来ないので、収納場所もそれなりに取る。
最初は、ヘンリーファンのための製品だと割り切って使っていたが、思ったよりもずっと、使い勝手が良く、国内製のフローリングモップの出番はめっきり減ってしまった。本体価格を考えると、誰にでもお勧めできる製品ではないが、床掃除にこだわりたい人やヘンリーファンなら購入して損はしないと思う。
2011年 11月 17日 00:00
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