下村企販「お弁当ぴったり　まんまるプチかき揚げリング」

　余り物の野菜があれば簡単にできるかき揚げ。おかずにしても、うどんに入れてもおいしく、子供達も喜んで食べてくれるのでよく作っている。

　しかし、自宅作るかき揚げは、いつも横に広がってしまい、お店で食べるような丸くこんもりとした円柱状とはほど遠い。そこで、見つけたのが、今回紹介する下村企販の「お弁当ぴったり　まんまるプチかき揚げリング」。厚みのある真ん丸なかき揚げが簡単に作れるという。

　本体は、円筒形のリングの側面に穴が空いたユニークな形。サイズは、62×95×217mm(幅×奥行×高さ)、かき揚げを形作るリングのサイズは60×60mm(直径×高さ)。お弁当にもちょうど良い径6cmの小ぶりなかき揚げを作ることができる。

　下村企販では、プチかき揚げリングのほかにも直径8cmのかき揚げができる「まんまるかき揚げリングS」、かき揚げ丼にちょうど良い大きいサイズのかき揚げができる「まんまるかき揚げ丼リング12cm」も展開している。我が家では小さい子どもがいるので、一番サイズの小さい「プチかき揚げリング」を選んだ。

素材はステンレス。日本製でしっかりした作り。リング側面には穴が開いている	リング部分は筒状。直径は6cm	持ち手部分は引っかけられるようになっている

　さっそくかき揚げを作ってみよう。材料は、家にあったタマネギ、ニンジン、三つ葉、干しエビに、天ぷら粉を使用した。

　まず、鍋の油を加熱して、油が180℃位になったら、リングだけを鍋に入れる。厚みのあるかき揚げを作るため、油はたっぷりめに入れておく必要がある。

　次に、リング内に食材を入れ、菜箸などでリング内にまんべんなく広げて形を整える。このとき、具材を押しつけるのではなく、浮いてくる具材を軽く押す程度にならす。

油が180℃になったらプチかき揚げリングを入れる	かき揚げの具材を中に入れる。ギュウギュウ押さず、広げるようにする

　片面が揚がってきたら、かき揚げを菜箸で押さえながらリングを外し、裏返して軽く上げる。リングでかき揚げの形が整えられているので、スポッとはずれるのが楽しい。あっという間に完成した。

揚がってきたら、プチ唐揚げリングをはずす。スポッと抜ける	きれいにはずれて感激!!　油の中で崩れることなく、ころんと丸まっている

　ふだんかき揚げを作る場合、油に入れたとたん食材がバラバラになって無駄なカスも出てしまうが、プチかき揚げリングを使うことによって無駄が出ずにきれいにまとまった。

■こんなに厚みが違う!　プロが作ったかき揚げのよう

　プチかき揚げリングで作ったかき揚げは、お店で売っているような厚みのある円柱状。食材同士がベタッとくっついて潰れた感じにならないので、いつも作るかき揚げよりふんわりしている。お店で売っているようなまんまるなかき揚げが簡単にできたので、感激してしまった。

プチかき揚げリングを使わずにかき揚げを作ると、このようにバラバラになってしまう…。無駄も多い	お店で売っているかき揚げのよう!!　こんなに上手にできたのは初めて	ふだん通りに作ったかき揚げとプチかき揚げリングで作ったかき揚げを比較してみると厚みが全く違う

うどんのように安定しない場所に置くと、厚みがあるぶん横に倒れてしまう。しかしサクサクした食感が最高!!

　家で作ったとは思えない厚みのあるかき揚げに、家族全員とても喜んでくれた。小さいかき揚げなので、子供も食べやすく、親が小さく切り分ける必要がないのも助かる。

　かき揚げをきれいに仕上げるコツとしては、食材は少し小さめに切ること。小さめのリングなので大きく食材を切ってしまうと入れづらいのだ。

　注意する点は、揚げているときは熱が伝わって持ち手部分がかなり熱くなるので、ミトンなどを必ず使うこと。また、鍋から持ち手が飛び出た状態で使用するので、ひっかけて倒すと油が飛び散ってしまう。安定感はあるが、具材を入れるときは持ち手にぶつからないように注意していただきたい。

■スリムタイプのお弁当箱にもぴったり

　プチかき揚げリングで作ったかき揚げは小さめので、スリムタイプのお弁当箱にも収まった。もちろん、子供用の小さなお弁当箱にも入る。

　かき揚げは残り物野菜でサッとできるので経済的ので、家計的にも嬉しい。プチかき揚げリングを使えば、厚みのあるきれいなかき揚げができる。衣も少なくできるのでヘルシー。何より、サクサクとした軽い食感がとてもおいしい。かき揚げづくりがイマイチうまくできないという方は、ぜひ試していただきたい。

スリムタイプのお弁当にもちょうど入る大きさ	子供のお弁当にも収まる。家族に大好評!!