やじうまミニレビュー

リズム時計工業「ケロクロック2」

~“かえるの合唱”が聞こえてくる目覚まし時計
by 小林 樹


やじうまミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです


リズム時計工業「ケロクロック2」

 小さい頃に慣れ親しんだ歌の1つに、「かえるのうたが~きこえてくるよ~」という唱歌がある。下校途中に誰かが歌いだすと、皆で「ゲロゲロゲロゲロ~」と輪唱して笑い合っていた。今思えば、のどかな時代だった。

 ところが、遠い目をするのはまだ早い。そんなほのぼのとした時間を演出してくれる時計があるのだ。リズム時計工業の「ケロクロック2」だ。

 


メーカーリズム時計工業
製品名ケロクロック2
希望小売価格4,725円
購入場所Amazon.co.jp
購入価格3,537円

 ケロクロック2は、カエルの人形が歌いながら起こしてくれる卓上型の目覚まし時計だ。電源は別売の単三形アルカリ乾電池2本。本体サイズは、82×60×106mm(幅×奥行き×高さ)で、台座部の中央にあるパネルに時刻がデジタルで表示される。パネルには現在時刻のほか、月日と曜日、アラーム設定時刻も表示される。時計は電波時計ではなく、普通のクオーツタイプだ。

 台座部の上には、カエルの人形が並んで乗っている。2匹のカエルは、通常時は口を閉ざし、遠くを見つめた表情をしているのだが、アラーム設定時刻になると、賑やかに歌い出すのだという。 

 アラームの設定方法は、簡単だ。本体背面に付属するアラーム合わせボタンで、あらかじめアラームを鳴らす時刻を設定しておく。そして、前の日の夜にアラームのスイッチをONにしておけば、翌朝アラームが鳴る。

 さらに、アラームをいったん止めても、約5後に再び鳴る「スヌーズ機能」や、アラームが数分間鳴り続いたまま放置していると、自動的にスヌーズ機能の状態になる「オートストップ機能」も搭載している。

パッケージにも2匹のカエルが登場パッケージ背面にはカエルの動作が描かれているパッケージ側面。メロディのパターンは、「かえるの合唱」「静かな湖畔」などと記載されている

 では、使ってみよう。電池を入れてアラームを設定し、そのまま部屋に置いた。すると、なんの脈絡もなしにいきなり叫んだ。

 「この部屋好きケロ! 」

 突然そんなことを言われたら、ちょっとドッキリする。まぁ嫌な気はしないので、そのまま放っておく。しばらくして、か細い声で「干からびるケロ~」と呟いた。

 暖房の入れすぎだろうか?と、焦って部屋の暖房のスイッチに手を伸ばす。だが、よく考えてみると、ケロクロック2に音湿度計の機能は搭載されていない。どうやらこのカエルちゃん達、電池が入っている限り、適当につぶやき続けるらしい。

 つぶやきの頻度は、1時間に数回程度。放っておいても勝手にしゃべるが、本体を持ち上げたり、アラームボタンをON/OFFに切り替えるときなどには、頻繁にしゃべるようになっている。

本体背面には、アラームを合わせるボタンや、暗い場所でパネルを照らすボタンなどが付いている精悍な顔つき…に見える

 アラームを設定した翌朝、時間通りに2匹は歌い出した。歌ったのは、「かえるの合唱」だ。「かえるのうたが~」と片方が体を揺らし始めると、もう1匹も「かえるのうたが~」とつられて輪唱を始めた。


「かえるの合唱」の歌い出し

 テンポ良し、ハモり良し。2匹は自分の歌のパートに合わせて踊り歌う。口をパクパク、手足をジタバタさせる姿は、なんともいじらしい。2匹の姿があまりにも愛くるしくて、アラームを止めたあとも見入っていたら、「そんなに見るなケロ!」と言われた。

 カエルたちはランダムにつぶやいているはずだ。それなのに、やたらとタイミング良く、妙にリアルなことを言うのが面白い。テーブルの上がゴチャゴチャしている時には「踏まないでケロ~」と訴えたり、たまに「夢は、自分で見つケロ! 」なんて心に沁みることを言ったり…なんだか不思議。2匹はボケとツッコミのような明確な役割分担はなさそうだが、それぞれセリフと声のトーンが違う。作り手のこだわりが細部まで感じられた。

 ちなみに、「かえるの合唱」以外にも、「静かな湖畔」を歌うこともある。余談だが、「かえるの合唱」はドイツ民謡、「静かな湖畔」はスイス民謡なのだという。この記事を書くために「かえるの合唱」の歌詞を確認したところ、自分が子供の頃に口ずさんでいた冒頭の「ゲロゲロゲロゲロ~」という歌詞はお恥ずかしいながら間違いで、本当は「ケケケケケケケケ~」だということもわかった。

卓上型なので、ちょっとしたスペースに設置できるカエルコレクションにnewメンバーが加入した

 卓上型なので、ちょっとしたスペースに設置できるのも嬉しい。枕元に置いて目覚まし時計として使うだけではなく、部屋のインテリアにもちょうどいい。にぎやかな空間を演出してくれるので、食卓や窓際にも置いて使ってみたが、楽しい。

壁掛け時計と併用して使うのにピッタリ

 目覚まし時計としては、のどかな歌声で目を覚ますものなので、かなり優しいタイプだと言えるだろう。なにがなんでも起きなきゃいけない人や、目覚めが悪いような人は、もっと破壊力のある音の目覚まし時計を選んだ方がいいだろう。逆に、ほのぼのとした気分で目を覚ましたい人や、慌しい朝のひと時をゆったり過ごしたい人にはピッタリだ。

 春は、カエルの季節である。繁殖を迎え、1年で1番カエルが生き生きと鳴く季節なのだ。桜もほころぶ朝には、生き生きとしたカエルの歌声で目覚めてみるのもありかもしれない。





2011年 4月 11日   00:00