ミニレビュー

e-bikeやバイク専用スマホが欲しい!! 「HUAWEI P40 Pro 5G」をサイクリングで試す

ミニレビューは、生活雑貨やちょっとした便利なグッズなど幅広いジャンルの製品を紹介するコーナーです

e-bikeやバイクで使うための専用スマートフォンが欲しいナ、と。スマートフォンで自転車ナビアプリを使う時、専用機として快適に使える1台です。その候補として考えているのが、「HUAWEI P40 Pro 5G」。ファーウェイの5G対応の最新ハイスペックスマートフォン。

いや、でも専用機じゃなくて、今使っているスマートフォンをe-bikeやバイクで使えば? と一瞬思うわけですが、実際にスマートフォンをe-bikeやバイクで使うと「ん~、やはり専用機が欲しいかも」と思ったりする筆者です。

理由は、e-bikeやバイクにてソロで遠出した時、不安を感じるから。こういうアクティビティにおいて、スマートフォンは唯一の連絡手段になることがあります。例えば山道などを走っている時に「今このスマホが故障したら……リスク急上昇だよなー」とか思うわけです。人の行き来が超少ない山道で乗り物が壊れて動けなくなったり、あるいは行動不能の怪我をしたり、さらにスマートフォンも故障で使えない状態だと、命に関わります。

e-bikeやバイクでスマートフォンを使う時、すぐに地図を見たり写真を撮れたりするよう、スマートフォンはハンドルマウントなどハンドル付近に装着して使いがちな筆者。ソロで遠出する場合はマップアプリも多用しますので、特にハンドルへマウントすることが多い。何をので、スマートフォンはけっこう振動を受けてます。まあこれまでそうしてきてスマートフォンが壊れたことはないのですが、突然壊れても「こんなに振動受けてたら、まあそうなるわな」と思いそうです。

そういう、万が一のスマートフォン故障に備え、メインの端末とは別に、自転車などで走行中に使う専用スマートフォンが欲しいよナ、と考えているわけです。で、その専用端末候補が、「HUAWEI P40 Pro 5G」。

この端末を専用機として使いたい理由は、まずカメラ性能。ファーウェイは現在の「高画質なスマートフォンカメラ」という大きな流れを作った先駆的メーカーです。そんなメーカーの最新ハイスペック端末だけあって、すでにHUAWEI P40 Pro 5Gの画質の良さはあちこちで評判。自転車などでツーリングに行ったら、やっぱりこういうスマートフォンで手軽&高画質に写真を撮りたいものです。

それから防塵・防水性能。IP68準拠の防塵・防水性能があり、防塵性能も防水性能も最高等級。「粉塵が中に入らない(耐塵形)」「継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)」となっています。豪雨の中で使っても泥水に浸かってもダイジョーブ♪

他にも、ハイエンド端末なのでサクサクと高速に動作するとか、バッテリーが大容量(4200mAh)だとか、専用ACアダプターで最大40Wの急速充電ができるとか、最大27Wのワイヤレス急速充電対応だとか、デュアルSIM対応のうえeSIMにまで対応だとか、ややマニアックな観点でも非常に興味深い端末です。どうせe-bike&バイク専用端末を導入するなら、こういう抜け目ないスペックの端末が欲しいんだよなぁ~、と。

ただ、モヤモヤするのは、この端末がGoogleの「GMS(Google Mobile Service)」に非対応である点。例えばGoogle純正アプリは使えませんし、Google Playストアからアプリをダウンロードすることもできません。HUAWEI P40 Pro 5GはAndroid 10ベースのスマートフォンなので、基本的な操作や機能は他のAndroid端末と同様なのですが、米中摩擦問題でGoogleのサービスが使用できない状態。

ハイエンド端末だし、カメラは世界最強クラスだし、IP68準拠の防水防塵だし、他にも魅力いっぱいだけど……。でもGoogle非対応なんだよね~残念。そんな感じ。

しかし興味津々ではあります。ていうか、単にe-bike&バイク専用スマホというだけなら、他のフツー的なAndroid端末なりiPhoneなりで妥協しちゃってもいい。んですが、どうせなら、やはりHUAWEI P40 Pro 5Gのような一種の最強端末を、体験してみたぁ~い! 的に、手を出したり引っ込めたりしてモヤモヤしている筆者なのでした。

そんなところへ! インプレスの中の人が「あっHUAWEI P40 Pro 5Gなら1台空いているのがありますけど、試しに使ってみます?」と。なんですとっ! 貸してくれるんですと! 「でもレビュー書いてくださいね」だそうですが、ふたつ返事でお借りしました♪

Googleからアプリをダウンロードできなくて大丈夫?

借りてすぐ試したのが、アプリの件。前述のとおり、HUAWEI P40 Pro 5GはAndroid 10端末でありながらも、Google純正アプリもGoogle Playストアも使えません。じゃあアプリはどうするの? ハテ、どうするんでしょう?

使ってみてわかったのは、ファーウェイは自社が独自展開するモバイルサービスであるHMS(Huawei Mobile Services)を拡大しつつあり、HMSに対応した「AppGallery」アプリ(専用ストア)からアプリをダウンロードできます。AppGalleryには、メジャーなアプリがすでにけっこうたくさんあります。

AppGalleryで欲しいアプリを検索してダウンロードするわけですが、まだ配布されていないアプリがヒットすることがあります。その場合は「利用不可」と表示されてダウンロードできませんが、「追加」をタップするとウィッシュリストに登録され、ファーウェイにアプリの配布を希望する旨を伝えることができます。

また、AppGalleryのホーム画面からは、インストール不要のブラウザ版アプリ「QuickApp(Quick App Japan)」を起動することができます。ここにもよく使われているアプリがけっこうあります。

他にもアプリをインストールする方法はいくつかあり、例えばAmazonの「アプリストア」アプリをインストールすれば、Amazon Musicやプライム・ビデオといったアプリをダウンロードして使えます。また、メジャーどころのアプリは最初からHUAWEI P40 Pro 5Gにインストールされていたりもします。

GoogleマップやGoogle検索などのアプリが使えないのは残念ですが、ブラウザ版なら利用できます。ブラウザ版Googleマップではストリートビューも使えます。Google検索で恐竜を検索しての3D表示も可能でした。他、ブラウザ経由ならアプリがなくてもいろいろなGoogleサービスを利用できます。

このアプリがないと絶対ダメ!!! となると、やはりGoogle Playストアが使えないのは痛いですが、筆者的にはこの程度の種類のアプリが使えればファーウェイAppGalleryでHUAWEI P40 Pro 5Gでを活用するのもいいかな、という印象になりました。

カメラがかなりツカエル!! インカメもいいし、暗所にも強い

それから期待のカメラ性能。下の写真がHUAWEI P40 Pro 5Gのアウトカメラですが、上に並ぶ3つが主なカメラです。左から、スーパーセンシング望遠カメラ(約1,200万画素/光学手ブレ補正)、ウルトラビジョン広角カメラ(約5,000万画素/光学手ブレ補正)、超広角シネマカメラ(約4,000万画素)。その下に見える2つは、左が3D被写界深度カメラ(ToFカメラ)で、右が色温度センサーです。

カメラアプリ上でのズーム設定は、[広角]~[50x]まで自由にズームアップダウンできます。超広角が[広角]表記で、広角が[1x]表記、さらにデジタルズームを組み合わせたハイブリッドズームで最大50倍までの望遠撮影ができます。

最近のこういった高機能カメラは、どの倍率がデジタルズームなどの処理を使っていないかなどが不明(非常に複雑な処理をしているもよう)。なので、カメラアプリ上の区切りの良い倍率、[広角][1x][5x][10x][50x]で作例を撮ってみました。

まずは建物と少々の緑。[広角][1x][5x][10x][50x]の順で掲載します。写真はリサイズのみで色補正などは行なっていません。

撮影当日は湿度が高くモヤッとした空で、クリアな印象の風景ではありませんでした。そのためか[広角][1x]あたりはちょっとネムい描写に。しかし[5x][10x]あたりは引き締まった緑色が出てコントラストも良好。[10x]の写真は恐らく電子的な処理のハイブリッドズーム領域だと思いますが、十分キレイと言える描写になりました。[50x]だと若干描写が甘いですが、使い方次第でこの超高倍率ズーム写真を活用できるように思います。

続いてダム湖の写真。これも[広角][1x][5x][10x][50x]の順で、リサイズのみで色補正などは行なっていません。

こちらも全体的に良好といった印象。色乗りがよく、コントラストも良好で、実はレタッチして明暗など補正しても色の破綻が起きにくかったりもします。数年前のスマートフォン写真と比べると明らかな違いが感じられるレベル。“LEICA”のロゴは伊達じゃないという感じですね~♪ まあ、さすがに[50x]の写真は微妙ではありますが。

それからHUAWEI P40 Pro 5Gのアウトカメラは、暗所での撮影にもかなり強いようです。下にウルトラビジョン広角カメラ(約5,000万画素/光学手ブレ補正)で撮った写真を掲載してみます。これもリサイズのみ。夜の窓際で、白くて薄いカーテンがかかっています。

夕暮れ後? という印象でしょうか。でも実は、肉眼で見るとほとんど真っ暗という雰囲気です。光源は月明かりと遠くの街灯から漏れた光だと思いますが、ここまで暗くてもけっこう細部までしっかり写ります。

もう一枚。天井付近に常夜灯がある筆者の仕事場です。これもリサイズのみ。

読書ができるくらいの照明があるの? という感じですが、直接見てもまったく眩しくない常夜灯だけが光源で、肉眼では椅子の脚がギリギリ確認できるかどうかという程度の明るさです。が、HUAWEI P40 Pro 5Gで撮るとこのくらいの明るさに。もちろん暗くすることもさらに明るくすることも可能です。

暗所での撮影にて驚かされるのがノイズの少なさ。拡大してもザラザラした感じがほとんどなく、奇妙な色が発生するということもありません。さすがに写真のディテールはわりと失われてしまっていますが、それでもモノのエッジがしっかり識別できます。

なので、暗所で撮った写真を強引に明るく調整しても、けっこうマトモ。実際に前出の2枚の暗所撮影写真の明るさを調節したのが↓これらの写真です。

フツーに昼間って感じの写真になりました。数年前のスマートフォンではできない芸当です。暗部の中に映像の色などの情報がしぶとく残っているって感じ。イイですね!

ほか、連続写真が撮れるアニメーション写真モードでは、AIがさまざまな“写真上の不都合”を自動的に処理してくれる編集機能が使えたりします。例えば連続写真の中からベストショットをAIが提示してくれたり、あるいは人物写真で後ろを通りかかった通行人をAIが消去してくれたり、ショーケースなどの映り込みをAIが低減してくれたりもします。

実はインカメラも強力で、画素数約3200万でオートフォーカス対応。インカメラで4K(3840×2160ピクセル)/60fpsの動画が撮れちゃいます(アウトカメラも同様)。

あとアウトカメラでは7680fpsのスーパースローモーション動画も撮影可能。動く被写体すべてがダイナミックでエモーショナルになり、何を撮ってもオモシロイです。

カメラ機能だけでかな~り楽しめるしツカエルHUAWEI P40 Pro 5G。スマートフォンなのに、本格的に使える撮影機材にもなってスゴ~い♪

e-bikeで使った感じはどう?

最後に、HUAWEI P40 Pro 5Gを愛車のミニベロe-bikeことTern「Vektron S10」に装着してみました。。シリコン製のマウントを使ってハンドルに装着。

装着した印象は、まず画面が非常に見やすい。明るい日差しの中でもかなりクリアに表示が見えます。さすがに直射日光が反射すると厳しいですが、明るい晴天屋外でもしっかり見える。

で、HUAWEI P40 Pro 5Gには「NAVITIME」アプリが標準でインストールされています。このアプリ、有料で自転車ナビ(トータルナビの自転車ルート)を利用できます。

この自転車ナビのいいところは、例えばルート探索時に「距離が短い」「坂道が少ない」「坂道が多い」「大通り優先」「裏通り優先」などでルートを選べること。目的別によりルートの特徴を選べるので、効率よく走ったり楽しんで走ったりできるというわけです。もちろん、坂道の勾配イメージも距離とともに表示してくれます。

自転車ナビは音声とともにナビゲーションしてくれますが、筆者の場合は「うっかりルートを逸れないようにちょっと利用する」という感覚。屋外でも表示が十分明るいHUAWEI P40 Pro 5Gなので、要所要所で画面をパッと見てのルート確認を快適に行なえます。

こんな感じでHUAWEI P40 Pro 5Gをハンドルに装着しておいて、「あっキレイな風景!」と思った時に端末を取り外してスナップ撮影。なかなか楽しく、そして実用性の高い端末だと思います。Google純正アプリやGoogle Playストアが使えない少々特殊な端末ではありますが、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

スタパ齋藤