家電製品ミニレビュー

パナソニック「ワイヤレスドアモニター ドアモニ VL-SDM200-S」

~配線工事不要! 賃貸住宅にちょうど良いワイヤレスドアホン
by 藤原 大蔵
パナソニック ワイヤレスドアモニター「ドアモニ VL-SDM200-S」。ワイヤレスドアカメラ(写真右上)とモニター子機、モニター用充電台が1つのセットになっている

 我が家は賃貸の集合住宅で、玄関にドアホンは無く「ピンポーン♪」と鳴るチャイムのみ。ドアを開けずに訪問者の確認をするには、ドアについている「ドアスコープ」と言われるのぞき穴を通してしかできなかった。

 これが約束していた友人であれば問題ないのだが、予期しない訪問者だった場合は、ちょっとしたストレスだ。ドアの外に立っている人にあまり気づかれないようにドアスコープを覗き、一歩下がって「どちらさま?」とおそるおそる声をかけて対応していた。訪問者が居なくても、ドアの外で何か不審な物音がした時は、ぬき足さし足で玄関に近づき、そ~っと覗いて外の様子を伺うこともあった。

 “カメラ付きのドアホンに取り換えれば、外の様子を離れた場所で確認できるのになぁ”、と何度か購入を考えたことがある。しかし、そのほとんどは配線工事が必要。賃貸では引越しの時に元に戻さなくてはならないので、後々の事を考えただけでも面倒で、ずっと購入を見送っていたのだ。

 そんな悩みや迷いを一気に解決する、ワイヤレス式のドアモニターが発売されている。今回はパナソニックの「ワイヤレスドアモニター "ドアモニ" VL-SDM200-S」を紹介しよう。


メーカーパナソニック
製品名ワイヤレスドアモニター「ドアモニ」
品番VL-SDM200-S
希望小売価格オープン
購入価格20,870円 (yodobashi.com)

 ドアモニは、「ワイヤレス・ドアカメラ」と「ワイヤレス・モニター子機」、「モニター用充電台付親機」がひとつのセットになったもの。ドアカメラが映す外の様子を、親機が中継し、モニター子機で確認ができるのだ。中継はデジタルコードレス電話のように無線(1.9GHz帯)で通信されるので、配線工事の必要はまったく無い。しかも、カメラとモニター子機のそれぞれに、マイクとスピーカーが付いており、ドアモニを介して外に居る訪問者と直接会話ができるのも特徴だ。さらに、訪問者や外の様子を静止画として録画もできる。

 ドアモニのカメラは「ドアに引っ掛けて固定」するため、カメラが取り付けられるタイプのドアか否か、購入する前に確認しておく必要がある。その条件とは、以下の5点になる。

  (1) 鉄製で、外開きのドア
  (2) 扉の厚みが30~43mmの間
  (3) ドア枠とドアの間に3mm以上の隙間がある
  (4) ドアの天面(上面)が平ら
  (5) ドアクローザーが付いている

 (2)の「ドアの厚み」と、(3)の「ドアの隙間」については、家電量販店で配布されている「ドアモニ設置確認カード」で確認できた。

ワイヤレスドアカメラが設置できるドアは条件がある。購入前に事前に確認する必要がある(パナソニックのホームページより抜粋)家電量販店などで「ドアモニ設置確認カード」が手に入る。ドアの厚み、ドアの隙間がチェックできる。定規とはがき10枚を重ねても代用もできるドアの外で隙間を確認。設置には、ドアの外枠とドアの間に3mm以上の隙間が必要だ
ドアの内側の隙間の確認も必要だ。こちらも3mm以上の隙間が必要カメラが取り付けられるドアの厚みは30~43mmの間カメラへの衝撃を和らげるため、ドアクローザーは必須

 チェックの結果、我が家のドアはカメラを取り付けるための条件を全て満たしていた。いままで「できるといいな」と思っていた機能が全て満たされており、かつ引越しの際には撤収も簡単そうなので、約2万円するものの、購入に踏み切った。

カメラの取り付けはあっという間。モニターは普段過ごす場所に置いてOK

「ドアモニ」のセットを開梱したところ

 ドアモニの設置は、想像以上に簡単だった。手順としては、モニターをリビングに置いて、次にワイヤレスカメラをドアに取り付ける。最後にモニターの簡単な設定をするだけだ。特に工具も要らず、取り付けから設定まで15分程度で終わってしまった。設置方法は以下のとおり。


ワイヤレスドアカメラ。カメラユニットと、無線ユニットが一体化しており、ドアに挟んで取り付けるカメラの画像を見るワイヤレスモニター子機と、モニター用充電台親機。子機を親機にセットすれば充電できる

【Step 1: モニターの設置】 

 最初にモニターを、普段過ごす部屋に設置する。モニターの裏側の電池カバーを外し、付属のバッテリーパックを取り付ける。次に、充電台付き親機の電源プラグをコンセントに差し込み、子機を置いて充電する。モニターの準備はこれでほぼ完了だ。

 サイズは130×75×47mm(幅×奥行×高さ)とコンパクトなので、ダイニングキッチンのテレビの前にスッキリと収まった。

ワイヤレスモニター子機の裏側のカバーをはずし、付属のバッテリーパックを取り付ける充電台付親機をコンセントにつなぎ、ワイヤレスモニター子機を乗せればバッテリーの充電が始まる。充電中は子機の右上部分が赤く点灯するコンパクトなので、テレビの脚の間のスペースにスッキリと収まった。サイズは130×75×47mm(幅×奥行×高さ)

【Step 2: ドアカメラの取り付け】

 モニターの設置が済んだら、カメラの取り付け準備にとりかかる。本製品のキーポイントでもあるので、特に詳しく説明させていただく。

(1) 下準備

 カメラの乾電池ケースを取り外し、ケースに付属の単三アルカリ乾電池4本を入れ、ケースを無線ユニットに戻す。側面にある「電源用スライドスイッチ」をこの時にオンにしておく。カメラユニットの上部にある「固定ネジ」を付属の六角レンチで緩め、「カメラユニット」と「無線ユニット」の間隔を広げておく。

ワイヤレスドアカメラは、大きく分けるとカメラユニットと無線ユニットの2パーツで構成される乾電池ケースを無線ユニットから取り外し、付属のアルカリ乾電池を装着し、ユニットをケースに戻すカメラユニットの上部の固定ネジは緩めておく

(2) カメラの仮付け

 いよいよドアカメラを玄関ドアに取り付ける。カメラユニットは室外側、無線ユニットを室内側に向くようにして、ドアの天面に引っ掛ける。その後、ドアの厚みにあわせてカメラユニットの位置を調節し、固定ネジを軽く締めて仮固定をする。仮固定が済んだら、固定ネジや金具、無線ユニットがドア枠に当たらないか、ドアをゆっくりと開閉して確認する。

 コードがどこにもないため、非常に取り扱いやすい。無線ユニットの裏側に磁石がついているので、平面な鉄製のドアにピタリとくっついた。

(3) カメラ画像の確認

 次に、モニター子機を起動して、仮固定したカメラ映像を確認する。子機の右端の「モニター ON/OFF」ボタンを押すと、数秒でカメラが撮影した映像が表示される。この段階でカメラの位置が適切か確認し、カメラ位置を調整する。

ワイヤレスドアカメラを玄関ドアに引っ掛け、位置を調整し、固定ネジを軽く締め仮止めするドアの開閉してもユニットがドア枠に当たったりしなければ、モニター子機でカメラ映像を確認し、カメラの位置を必要に応じて微調整する。その後、しっかりカメラを固定する

(4) カメラの固定

 映像の確認が済んだら、カメラユニットを固定する。先ほど仮固定した固定ネジを軽く緩め、カメラユニットをドアに押し付けるようにしながら、固定ネジを今度はしっかり締める。ドアを閉めた状態で、無線ユニットが簡単に動かなければOKだ。カメラユニットのサイズは87.5×40×37mm、無線ユニットは78×27×150mm(幅×奥行×高さ)と、どちらも小型。取り付けてもドアの開閉にはまったく邪魔にならない。

 なお、取扱説明書には「金具の裏にある両面テープで、ユニットをドア天面に貼り付ける」という指示があったが、我が家のドアの場合、テープ無しでもしっかりと固定できた。粘着力が強い両面テープらしいので、将来取り外す事を考えてテープは使わなかった。カメラは防雨構造なので、多少濡れても構わない。

カメラをドアに取り付けた様子。ドアの外側の様子(左)ドアの内側の様子(右)。ドアの開閉にはまったく邪魔にならず、美観もさほど損ねない無線ユニットの磁石は強力だ。ドアが平らなら磁石だけでも止まる(左)。ドアの天面に貼り付ける両面テープは強力らしい(右)が、後の引越しを考えて使わなかった

【Step 3:モニターの初期設定】

メニューボタンを押した時の画面。設定は、「モニターON/OFF」の周りの矢印キーを使って選択、「モニターON/OFF」を押して決定する流れだ

 取り付けが完了したら、モニター子機で初期設定をする。設定するのは、住んでいる地域の「電力の周波数」と、「日時」のみ。周波数はモニターの色ムラ防止、日時は録画される日時を自動記録するのに必要だ。

 設定は、モニター子機の「メニュー」ボタンを押し、モニターON/OFFボタンの周りにある矢印キーで選択し、「モニターON/OFF」ボタンを押して決定するという流れになる。画面の下にはガイドが表示されるので、とても簡単に進められた。「最初の設定」の様子は動画を用意したので、そちらを参考にしていただきたい。


「最初の設定」の手順。電力の周波数と日時を設定する

 準備は以上だ。文章にすると長く感じられるが、実際には約15分であっという間に取り付けられた。モニター子機が満充電になるまで6時間ほどかかるが、充電台にセットされていれば、充電が不十分でもすぐに使い始められる。


ボタンを押すだけで、外部の映像と音声が確認できる。もちろん会話も可能

 取り付け、設定が済んだら、早速ワイヤレスカメラを通じて、玄関の外の様子を確認してみよう。


カメラ映像を見たい時、「モニターON/OFF」を押すだけで確認できる。立ち上がりには5秒ほど待つ。画面のサイズは2.2型(44×33mm)と小型だが、TFTカラー液晶でとても見やすい
充電台には適当な角度がついており、画面が見やすい

 操作はボタンを押すだけととにかく簡単だ。子機の「モニターON/OFF」ボタンを押すと、約5秒で外の様子が映し出される。外部の音もスピーカーを通して聞こえてくる。画面は2.2型のTFTカラー液晶(44×33mm)で、どの角度から見ても明るくハッキリ見える。親機は適当な角度がついておりとても見やすい。

 ドアモニでは、カメラ、モニター共にスピーカーとマイクが内蔵されており、訪問者と会話ができる。モニターにカメラ映像が映っている時、モニター子機の「通話ボタン」を押し続けている間だけ、こちらの声がカメラのスピーカーを通して訪問者に届く。マイク作動中は画面に「アイコン」が表示されるのでわかりやすい。なお、必要に応じてモニターの明るさ、受話・送話音量が調節が可能。モニター中にメニューボタンを押して、矢印キーで操作する。

 「コレはいい!!」と感じたのが、ドアの外の音はモニターが作動中は常に聞こえているのに対して、室内側の音声は通話ボタンを押さない限り、外に聞こえない点。また、カメラとマイクが作動しているかどうかは、カメラを見てもまったくわからない。いずれも安心感の高い仕様だ。

ワイヤレスモニター子機の裏側にはスピーカーがついている。モニター中は外の音声が聞こえるモニター子機にはマイクも内蔵されている。「通話ボタン」を押し続けている間、マイクに向かって話せば訪問者と会話ができるカメラユニットには、スピーカー、マイクも内臓されている

 使い方がわかったところで、実際に訪問者と会話する様子を動画で作成した。モニターが立ち上がるまでの約5秒の待ち時間は、使う前は「ちょっと長いんじゃないか」と疑問だったが、実際に使ってみるととてもスムーズ。明瞭な会話ができた。


実際に訪問者とマイクとスピーカーを使って会話している様子。とても明瞭に会話ができる


広範囲を映し出すカメラは感度良好。ワイド、ズームも自在で、録画もできる

 さらに「コレはいい!!」と感じたのは、カメラがかなりの広範囲を映し出してくれることだ。カメラのワイド時の画角は、スペックによれば左右・約120度、上下・約90度とある。我が家の玄関前を映してみると、4.5×1.6mの床面、高さ2m弱のお向かいのドアが映し出されるほど、守備範囲が広い。

 実使用では、3人が間隔を置いて立っていても、全員の足元から頭の先まで、余裕で映し出された。広角レンズのため、モニターの下部に映る床面は湾曲し、外側に居る人はどうしても歪んで見えてしまう。しかし、外の様子を確認するのが目的なので、死角が少ないのはむしろ安心だ。

カメラは、手前のドアから奥のドア、床面まで、広範囲まで映し出してくれる間隔を置いた3人の全身を余裕で映し出される。手前と両サイドはどうしても歪むが、死角になる部分がとても少ない

 もちろん、顔の表情を見るためのズーム機能もある。モニター中、「モニターON/OFF」ボタンを3秒間押し続けると、カメラの画角が120度から50度に切り替わり、対象者を大きく、さらにはっきりと見せてくれる。ズーム中に矢印ボタンを押せば、位置の移動(パン&チルト)もできる。再度「モニターON/OFF」ボタンを3秒間押し続ければ、ワイド画面に戻る。

 なお、起動時のカメラの画角は、「メニュー」→「各種設定」→「表示の設定」→「初期表示設定」でワイドかズームを選べるので、使う目的に合わせて設定しておくといいだろう。

モニター中、「モニターON/OFF」ボタンを3秒間押し続ければ、ズームもできる。対象者の表情もはっきりわかる

ズーム、パン、チルト操作をしているところ

 また、カメラの感度も高い。夕暮れ時に廊下の照明を消すと、床面の明るさは10lx以下になる。だが、モニターには照明が点灯している時とほぼ変わらないぐらいの明るさで表示され、ノイズも少ない。スペックでは最低被写体照度が「5lx以上」となっている。

 カメラの感度を確かめるために、夜中、ビルの外に突き出している非常階段にカメラを移設し、映り具合を確認してみた。非常階段の明かりは、各階の中間の踊り場に蛍光灯があるだけで、非常出口前には無い。それでも、出口前の様子はしっかりと明確に映し出された。足元が見えるぐらいの明かりが玄関近くにあるなら、カメラ用の明かりをわざわざ新たに用意する必要はなさそうだ。

照明を消した薄暗い廊下でも、高感度なカメラは明るく映し出してくれる。ノイズも少ないビルの外の非常階段を映し出した様子。足元が見える明るさがあれば、カメラ機能は十分に発揮される
モニター中、「メニュー」ボタンを押し、矢印キー(→)を押せば、静止画として録画できる。最大10件の画像が保存できる

 ドアモニが撮影した映像は、最大10件の録画もできる(静止画によるコマ送り)。録画は、モニター中に「メニュー」ボタンを押し、矢印(→)キーを押すだけ。録画した静止画の再生は、カメラが起動していない状態で「メニュー」ボタンを押し、「画像再生」を矢印キーで選び、「モニターON/OFF」ボタンで決定。すると、最新の映像から再生してくれる。画像には自動で録画日時記録され、いつ撮影したのかわかりやすい。

 10件以上録画すると、古いものから自動消去されてしまうが、残しておきたい場合は保護・解除設定も手動でできる。


待機中、「メニュー」→「画像再生」ボタンを押せば、録画した静止画が日付の新しい順で表示される。日時は必要に応じて表示/非表示ができる


モニターは持ち歩いて家中で使える。電池持ちも十分

モニター子機はワイヤレス。充電されていれば好きな場所に持ち運びができる

 さて、今回購入した「VL-SDM200」は、モニター子機がワイヤレスなので、電源さえも気にせずにいろいろな場所に移動できる特徴も魅力の一つ。充電台にコンセントから電力が供給されており、電波が届く範囲なら、モニター子機をコードレス電話のように持ち歩いて、玄関前の映像の確認、訪問者と音声のやり取りができる。充電台は、ワイヤレスカメラとワイヤレスモニター子機を中継する役割も担っている。

 その特徴を活かして、仕事中はモニター子機だけを机の上、就寝中はベッドサイドに置いて使っている。ドアモニ購入後は、訪問者がドアチャイムを鳴らしてもあわてふためいて玄関先へ走ることが一切なくなった。仕事をしている場所から、来客に即、対応できるようになったからだ。たとえ昼寝中、不意の訪問者がドアチャイムを鳴らしても、すかさずマイクを通して一言会話をしておけば、余裕で身支度を整え、スマートに対応できるようになったのも大きな変化だ。

仕事中は机の上、就寝中はベッドサイドにおいている。不意に来客がきてもあわてずに対応できるようになった

 ここで気になるのは、どのぐらいの距離までワイヤレスの電波が届くかだ。スペックでは、充電台親機とドアカメラ間、充電台親機とモニター子機間のそれぞれが70m(間に障害物がない場合)となっている。我が家の場合、カメラから充電台親機を設置した距離は約8m。モニター子機だけを持ち出して、充電台親機から一番遠いベッドサイドに置いた時で6mとなり、途中にドアもあるものの、まったく問題なく使えた。

 なお、我が家は鉄筋コンクリート製の集合住宅の中の一軒で、7階に住んでいる。確認のために、別の住人が住む6階と8階にモニター子機を持ってお邪魔したが、上下、どちらの階でもちゃんと使えた。一般家庭内での使用なら、よほど分厚い壁や鉄の扉が無い限り、問題なく使えるだろう。

 もし、電波がまったく届かない場所にモニター子機を移動させた時には、メニューボタンが赤く点灯して知らせてくれる。また、カメラ、子機の電池量が不足した時も同様にメニューボタンが点灯して知らせてくれる。もちろん、カメラとモニターの両方の電波状態と電池量は、モニター子機を使って簡単に確認ができる。「メニュー」ボタンを押し、「アンテナ・電源」を選んで実行すれば、カメラと子機の電波状態と電池量がひと目でわかる。

モニター子機に電波が届かなかったり、カメラまたはモニター子機の電池が切れそうな時は、メニューボタンが赤く点灯して知らせてくれる電波が弱い時には、画面にそれを示すマークが表れる

 また、カメラの電池、モニター子機のバッテリーパックはかなり長持ちする。カメラは、1日5回、1回につき約20秒間映像を表示した場合、半年は電池交換が不要だ。モニター子機は、待ち受けなら約100時間、連続使用でも約2.5時間バッテリーが持つ。これだけ電池持ちが良ければ、特に不便はないだろう。ちなみに、カメラの電池交換はドアに取り付けたままでできるので、メンテナンスも楽だ。

 ちなみに下位機種として、電源コード付きの「VL-SDM100」も発売されている。

カメラと子機の電波状況と電池情報が確認するには、待機時、メニューボタンを押して、「アンテナ・電池」を選択して「モニターON/OFF」を押すカメラの電池交換は、ドアに付けたままできる。メンテナンスが楽だ


賃貸住宅はもちろん持ち家にも。ドアホンの購入を見送ってきた方に

 ドアモニの価格は2万円を超え、必ずしも安いものではないかもしれない。しかし、ドアモニありとなしでは、安心感がまるで違う。まったく予期しない訪問者が来ても、ドアスコープを緊張しながら覗く手間が無くなった。部屋のどこに居ても、相手を確認しながら余裕で対応できるようになった。また、外の物音が気になれば、カメラは少しの明かりだけで広範囲をしっかりと映し出してくれるので心強い。

 取り付けが簡単なのも大いに魅力的だ。工事は不要、余計な工事費も発生しない上、無粋な配線が部屋を這うこともなく、スッキリと設置できる。ドアの取り付け条件さえクリアしていれば、購入したその日からすぐに使い始められる。

 ドアモニは「会話もできるカメラ付きドアホン」として、大きな安心感を生活にもたらすだろう。賃貸住宅、持ち家に関わらず、今までドアホンの購入を見送っていた方に、ぜひともお勧めしたい。






2012年4月26日 00:00