家電製品ミニレビュー
デキるシェーバーはオトコのデリケートなお肌にも超優しかった!!
by 三宅 隆(2016/5/2 07:00)
4月から新生活が始まり、社会に出て身だしなみの重要性に気付く人も多いはず。最近ではひげを伸ばしていても、整ってさえいればむしろ好印象を与えるといわれ、ビジネス上での武器にもなるため、"デキるオトコ"ってやつになるためには避けて通れないポイントだ。
今回は、パナソニック製シェーバーの新モデル「ラムダッシュ ES-ST8N」を1カ月ほど使ってみたので、さっそくレビューしていきたい。結論から言えば、本機は「とても肌に優しい電動シェーバー」だ。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | ラムダッシュ ES-ST8N |
実売価格 | 17,236円(Amazon価格) |
手の上でグリングリンとシェーバーを動かして泡を作ろう
本シリーズはお風呂場で使うことを想定しており、水に濡れても大丈夫な防水設計が特徴。入浴の際に身だしなみも整えてしまおう、ということだろう。
前モデルにもあった「泡メイキングモード」は健在で、洗顔剤やボディソープなどから素早くシェービング用の泡が作れる。やり方は簡単で、手の平に洗顔料などを垂らしたらスイッチを2秒以上長押し。グリグリと動かしていけば泡ができる仕組みだ。
筆者は肌が弱めで剃ったあとにヒリヒリするくせに、面倒臭がってシェービング剤を顔に塗ることはない。だが、こうやって泡を簡単に作れる機能はとても便利で、剃りあとも至って快調。とても重宝している次第だ。
持ちやすいグリップとヘッドの機能がうまく融合されている
とにかく泡を使うウェット剃りが肌に良いと先述したが、何もつけずに剃っても個人的にはそれほど気にならなかった。もちろん個人差はあるだろうが。その理由として挙げられるのが、肌との摩擦を減らす「スムースローラー」と、左右に動くヘッドが顔の凸凹に密着する「密着スイングヘッド」のおかげだろう。
持ちやすさを考慮して設計されたスリムグリップも剃りやすさに一役買い、ちょうどくびれた部分が手にフィットする。逆手持ちする際にも指を引っ掛けやすく使いやすい印象。ただ、逆手持ちをするとスムースローラーが肌に当たらないので、若干の抵抗はあるが、鼻下などはこちらの方が剃りやすかったりする。
「ヒゲセンサー」という、ヒゲの濃さを感知してパワーコントロールする機能もあるのだが、筆者はあまりヒゲが濃くないため、これを体感することはできなかった。残念。
微調整は背面のトリマー刃で! ただ、最初はちょっと怖い
さて、ここで忘れてはいけないのが背面に備えられた「シャープトリマー」だ。黒い突起部分を上にスライドすると、カシャっと刃が飛び出る。正直、最初に見た時は、「なんか刃が剥き出しで怖いんですけど……」と、肌に当ててよいものかと悩んだ。
しかし、ヒゲやモミアゲをトリミングするには欠かせない機能で、シェーバー本体ではできない細かい作業ができる。さらに誤作動を防ぐ機能として「スイッチロック」を搭載しているが、誤作動してそれほど困ることもなく、むしろ解除し忘れて「あれ? 動かなくなった!」と焦りそうなので、どんな活用法があるのかあまり思いつかなかった……。
お手入れもラクラク! 基本的には水で流すだけで大丈夫
洗うときも簡単で、外刃を水で濡らしたらハンドソープなどをつけてスイッチをオン。「泡メイキングモード」と同じく2秒以上押せば泡立つ。そして外刃フレームを外し、水ですすぎ洗いすれば完了だ。
汚れが少ないときは外刃を外さず、洗浄切り替えシャッターを下ろす「ウォータースルー洗浄」がおすすめ。ヘッドを流水に入れて約20秒経ったらスイッチをオフにして終わり。大体こちらの作業だけで充分だと感じた。
とにかくお風呂場だけで、ひげ剃りから洗浄まで全部出来るのはラクチン。毎日使用したが、1カ月で充電したのは1回だけ。筆者のような面倒くさがりには、あれやこれやとメンテナンスする必要もなく、終わったら乾かしておくだけというのは魅力的だ。
とはいえ、何も手入れしなければ劣化してしまうだろう。月に1回くらいは、付属の専用オイルやブラシで、外刃、本体、トリマー刃周辺を掃除してあげよう。