家電製品ミニレビュー
目覚めスッキリ! アラーム30分前から少しずつ明るくなる「目覚ましライト」
by 片岡 義明(2015/8/18 07:00)
熱帯夜が続くこの季節、疲れがたまって朝起きられないという人も多いのではないだろうか。
このような悩みを解決し、心地良い目覚めをサポートするために開発されたのが、今回紹介するドリテックのスタンドライト「目覚ましライト SL-122」だ。
メーカー名 | ドリテック |
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製品名 | 目覚ましライト SL-122 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 7,979円 |
この製品は、指定した時刻に急にパッと明るくなるのではなく、段階的に少しずつ明るくなる「目覚ましライト機能」が特徴。本体で設定した時刻の30分前から、徐々にライトが明るくなり始める。
一般的に、「快適な目覚めには十分な朝日を浴びることが必要」とよく言われるが、「目覚ましライト機能」は、日の出の少し前から明るくなる本物の空と同じプロセスで部屋を明るくする機能と言えるだろう。いわば自然な光を人工的に作り出しているわけで、これによりすっきりとした目覚めを期待できる。
もちろんふつうのスタンドライトと同様に、ボタンひとつですぐに点灯させることも可能で、明るさは3段階から選択できる。ライトの光は白色ですっきりとした色合いで、ちらつきなどもなく本がとても読みやすい。読書灯としても使いやすく、目覚まし用途だけでなく、就寝時に本を読むときにも活躍してくれる。
スタンドライトとしての基本的なスペックは、光源は0.5Wの白色LEDを18個使ったもので、明るさは最大約2,000lx(LED光源から30cm直下の値、約300lm)。広い部屋をこれひとつで照らすのには非力だが、寝ている人の横で照らして「朝が来た」と思わせるくらいの明るさは十分にあるし、読書のときに手元を照らすような用途にも最適だ。
サイズは円型のベースが約200×21mm(直径×高さ)で、重量が約1.2kgとスタンドライトとしては標準的な大きさだ。ベースが円型のため、それなりに場所を取るが、重さも十分で安定して設置できる。
アームは上下に約40度、シェードは上下に約180度、左右に約90度の範囲で可動するため、光源の位置調整の自由度はかなり高い。これならば、ベッドから離れた場所に置かなければならないような場合でも、自由な角度から光を当てられるだろう。
液晶画面はベース部ではなく、アームに付いているのがユニークだ。なぜアームに付いているのか最初は疑問だったが、使っているうちにわかった。アームに液晶画面が付いていると、寝たままの状態で表示を確認できるのだ。もしベースに搭載されていたら、液晶を見るためにいちいち上から見下す必要が生じてしまう。
なお、液晶画面はバックライト付きなので、暗い場所でも利用可能だ。時刻表示の数字も大きめで、実に見やすい。
このスタンドライトには、目覚ましライトだけでなく、音が鳴るアラーム機能も搭載している。スヌーズも自動的に作動するので、しばらく経つと再度アラームが鳴る。アラームの時刻設定は円型ベースの操作ボタンを使って行ない、時刻などは液晶画面で確認できる。
目覚ましライトは、アラームで設定した時刻の30分前に点灯開始し、そこから3分おきに10段階に分けて次第に明るくなっていく。この30分かけて明るくなる様子をインターバル撮影し、動画にしてみた。3分おきに少しずつ明るくなっていく様子を確認してほしい。
10日間ほど目覚ましライト機能を使ってみたが、毎日使っているうちに、アラームが鳴る前に自然に起きられた日が何度かあり、目覚めもよくなった気がする。とくに我が家の場合、寝室の日当たりがあまり良くないので、このように人工的に朝を演出してくれるライトはとても重宝する。
朝、起きるのが辛いとお悩みの方は、目覚ましライトの効果を試してみてはいかがだろうか。