家電製品ミニレビュー
インテリア感覚で楽しめる水耕栽培「VEGEUNI」
by 阿部 夏子(2014/3/5 07:00)
機能もサイズもコンパクトな水耕栽培入門機
今回紹介するのは、旭化成ホームズが昨年10月より発売スタートした卓上水耕栽培キット「VEGEUNI(ベジユニ)」だ。土を使わずにLEDと水、専用の溶液でハーブや葉物野菜を育てられるという水耕栽培キットで、インテリア感覚で楽しめるというデザインが特徴だ。
メーカー名 | 旭化成ホームズ |
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製品名 | VEGEUNI |
希望小売価格(税込み) | 20,000円 |
購入場所 | Amazon.co.jp |
購入価格 | 20,000円 |
この手の水耕栽培キットといえば、ユーイングが出している「Green Farm」がよく知られているが、Green Farmが水槽型なのに対して、VEGEUNIはガラスがなく、本体サイズもコンパクト。Green Farmが一度に最大20株育てられるに対し、VEGEUNIは3株までとなっている。機能面に関しても、Green Farmがポンプやファン、点灯タイマーを搭載しているのに対し、VEGEUNIではLED3灯だけ。その分、設置スペースも少なく、インテリア感覚で楽しめる、水耕栽培の入門機らしい造りとなっている。
なお、購入時本体には、水耕栽培が2回できる溶液と、スポンジのような培地、ルッコラとバジルの種が同梱される。溶液パックは大塚アグリテクノと共同開発したもので、別売りもされる。
水耕栽培キットは、専用の溶液に浸した培地に植物の種子を植え付け、一定時間LEDを点灯することで、植物を育てる。約6週間の短期間で収穫できるのが特徴だ。VEGEUNIは、機能が限られていることもあって、使い方はとてもシンプル。種子を発芽して、専用のスポンジに植え付けたら、後は毎日12時間LEDを点灯し、週1回溶液を交換するだけだ。
植物がぐんぐん育つので、見ていて楽しい!
実際育ててみると、確かにとても簡単! なにより植物がみるみるうちに大きくなっていくのは、見ていてとても楽しい。白い本体にルッコラのグリーンが映えて、インテリアとしても十分成立する。
LEDは3灯で、10Wだが、明るさは12,000lxで、つけるとそれなりに明るい。夜リビングで付けておくと、照明の一部としても機能するくらいだ。1日12時間、1カ月使った場合の電気代は約80円だ。
ただ、Green FarmがLEDのオートタイマーがついているのに対して、VEGEUNIは、LEDも水替えも自分でやらなけらばならないという弱点もある。しかし、これは「育つ喜び」を実感するために、あえて手をかける造りにしたのだという。まぁ、手をかけるといっても自宅に帰ってきたら、LEDを点灯、朝出かける前に消灯(LEDを付けるタイミングはいつでも良い)、加えて週に一度水を替えるだけなので、普通に野菜を育てるのと比べたらはるかに楽だ。
実は年末年始6日間ほど、家を空けた。そのとき、LEDをどうしようか、かなり迷ったが、冬だということも配慮して、LEDを付けっぱなしにして出た。だが、それでルッコラの成長が遅れるということもなかった。
育てた植物はもちろん食べられる。途中、LEDを付けっぱなしにした期間があったので、味に影響があるかと思ったが、買ったものと比べて味に違いは感じられなかった。ルッコラ特有の苦みがおいしくて、生のままバリバリと食べてしまった。