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野菜が作れるLED水耕栽培キットを、コミュニケーションツールとして老人ホームが導入

MotoMの水耕栽培器 野菜栽培キット「灯菜」

 オリンピア照明のLEDライトで野菜を育てる水耕栽培キット「MotoM 灯菜(アカリーナ)」が、5月からコミュニケーションツールとして老人ホームで試験導入された。

 オリンピア照明によれば、「灯菜」での野菜栽培を通じて、家庭内の会話が増えた、という感想がユーザーから多く聞こえたという。そこで2014年4月から、同社の工場がある新潟県の老人ホームに、コミュニケーションツールとして「灯菜」を提案し、試験導入をしていた。

 「灯菜」は、土を使わないため、老人ホーム内を汚さず、衛生的にも良い。さらに、車いすなどが必要で外出が難しい入居者でも、室内で気軽に野菜の栽培経過を鑑賞できる点などが高評価。同施設に関わる方から、心の癒やしになると好評だったため、本格導入に至った。

 オリンピア照明では、今後も老人ホームなどの施設で、「灯菜」がコミュニケーションツールとして導入されることを、サポートしていくという。

導入されたのは、新潟県の老人ホーム「あいこう燕」。同施設のエントランスに6台が設置された
灯菜「Akarina01」
灯菜「Akarina05」

河原塚 英信