家電製品ミニレビュー

パンの耳までおいしい! ホットサンドメーカーで朝食作りが楽しい

 朝ごはんは食べた方が良い、というのはわかっていても、なかなか毎日続けられない。特に寒くなってくると、キッチンに立つのが億劫になりがち。そこで使ってみたのが、レコルトの「プレスサンドメーカー」。手軽にホットサンドが作れるアイテムで、これで朝食作りが楽しくなった!

プレスサンドメーカー キルト リミテッドスター
メーカー名レコルト
製品名プレスサンドメーカー キルト リミテッドスター
価格(編集部調べ)4,320円

 構造はシンプルで、本体のほかに説明書とレシピブックが入っているだけ。操作ボタンもなく、コンセントを差すと電源が入る仕組みだ。加熱が完了すると自動で電源オフになり、ランプの点灯/消灯で知らせてくれる。

 レシピブックには35メニューが載っており、具材に何を入れようか考えるのも楽しい。今回使ったのは星型の焼き色が付くモデルで、視覚的にも楽しめそうだ。

本体。サイズは130×230×95mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクト
フタを開けたところ。星型のプレート
操作ボタンはなく、コンセントを差すとランプが点灯して予熱が始まる
消灯したら予熱終了

 まずは基本のハムチーズサンドから。調理前にコンセントを差して予熱しておく必要があるが、1分ほどで完了した。温まったプレートに、食パン→ハム→チーズの順で重ね、さらにもう1枚食パンを置いてフタを閉じる。ランプが点灯しているうちは加熱中なので、しばらく放置。

 3分程でカチッという音とともにランプが消灯し、出来上がりを知らせてくれた。フタを開けてみると、あれ……ちょっと焼き色薄め……(笑)。説明書を読むと、8枚切りの食パンだと薄いので焼き色が付きにくいとのこと。具材もハムとチーズだったので厚みが出ず、プレートの星型がしっかり触れていなかったようだ。

 ただし、中身はきちんと加熱されており、チーズはトロっと溶けていて美味しい。ハムやチーズを重ねたトーストよりも特別感があり、いつもとは異なる食感が楽しめた。耳もプレスされているため、カリッとしていて食べやすい。

8枚切り食パン→ハム→チーズの順で重ねる
上からもう1枚食パンを置き、フタを閉じる
完了。8枚切りで薄かったためか、焼き色がキレイにつかなかった
中はしっかり加熱されている。チーズがトロッと溶けて美味しい

何を入れても美味しい! キレイに焼けて食べやすい8枚切りがオススメ

 はじめこそ焼き色に失敗したが、8枚切りの食パンでも具材によってはキレイに焼き色がついた。夕食で余ったドライカレーを多めに入れたところ、厚みが出てしっかり星型の焼き色が刻印。

 説明書では6枚切りが推奨されているのだが、こちらは耳の厚さがネックになり、不器用な筆者は失敗してしまうことが多かった。

8枚切り。具材を多めにしたらキレイに焼き色がついた
6枚切り。厚めの耳に焼き色がつき、不格好に……

 実際に食べるときも、8枚切りの方があっさりとしていて食べやすい。6枚切りは飲み込むまでに時間が掛かったので、食が細い人は8枚切りがオススメだ。

 とはいえ、具材によって味を変えられるホットサンド作りはとても楽しい。余ったドライカレーで作った簡易カレーパンも、プレスサンドメーカーならではのレシピだ。

 スイーツ風のレシピもお手の物で、クリームチーズ・ドライフルーツ・くるみを入れれば、あっという間におやつの出来上がり。明日はチョコ入りにしようか? ブルーチーズとはちみつも絶対美味しい……! など、メニューは無限大に広がる。朝食を作るために、朝ちゃんと起きようと思えるので習慣づけにも役立った。

昨晩余ったドライカレーを具にしてみた
カレーパンみたいで美味しい。8枚切りは薄いので耳までカリッとして食べやすい
クリームチーズ、ドライフルーツ、くるみを入れてスイーツ風に
甘味と酸味のバランスが良かった。こちらは6枚切りで。全体的に厚さがあり、かなり満足感があった

 片付ける際は、プレートを外せないので水拭きする。プレート部に食パンしか触れないようにすれば、汚れることはあまりないので不便には感じなかった。

 電源コードは底部に巻きつけられるため、収納もすっきり。本体重量は約1kgで、出し入れが苦にならない重さだった。キッチン家電は収納したらそのまま使わなくなることが多々あるが、これならコンパクトで軽いのでサッと取り出せて使いやすい。

 今回使った星型プレート以外には、キルト模様のスタンダードモデルをラインナップ。見た目も可愛く、ギフトとしてもオススメだ。

プレートは取り外せないため水拭きする。食パンしか触れていないのであまり汚れなかった
電源コードは底部に巻きつけられる
コンパクトなので収納しやすい。軽いので手軽に出し入れでき、使用頻度も高くなる

西村 夢音