家電製品レビュー
電源タップにUSBは必須だと実感! AnkerのAC+USBタップで電源の悩み解消
2021年3月12日 08:00
企業がリモートワークを推進しているため、我が家の電源タップの口数が逼迫している。これまで一人で使っていた電源タップを、妻も“同時に”使うようになったからだ。そこで電源タップ事情の改善を図るため、新たにアンカーのUSBポート付き電源タップ「Anker PowerPort Strip」シリーズの「Anker PowerPort Strip PD 3」(3,590円)を導入した。
同機の出力口数は、ACコンセントが3口、それにUSB Type-Cポート1口と、USB Type-Aポート2口を搭載する。ACの出力は1,000Wで、USB部の総出力は30W。Type-CポートはPD対応で、USB Type-Aポートは最大出力12Wの高速充電を可能にする。
妻が在宅勤務の際は、ACコンセントは筆者と妻のノートPC分で、最低2口あれば足りる。さらに1口が残っているので、スティッククリーナーの電源用に使うこともある。ゲーミングPCや、トースターやレンジ、炊飯器など消費電力の高い家電製品を接続するわけではないので、1,000Wでも十分。
ACコンセント部については、コンセント差込口の間隔が広く、例えばMacBook Air用(1世代前と2世代前)の電源アダプターを隣に差し込める。さらに細くはないスティッククリーナー用、もしくはACプラグ内蔵の容量5,000mAhのモバイルバッテリーも差し込める。ACコンセントの口数は余っているのに、差込口の間隔が狭すぎて、差し込めないなんてことはない。
さらにUSB Type-Aポートが2口。これも夫婦それぞれのスマートフォンの充電用に使える。残りのUSB Type-Cポートは、もったいない気もするが、今のところ我が家での出番はない。
昨今はUSBで充電する機器が急増している。筆者だけでもスマートフォンが2台とスマートウォッチ、コンパクトデジカメ、ボイスレコーダー、もう一台のモバイルバッテリー……などなど、挙げようとすればまだ出てきそうなほどだ。だがUSB Type-A 2口を交代で使えば、特に不便さも感じない。なによりUSB用のアダプターを使わなくてもよくなったので、ごちゃごちゃした感じがなく、すっきりした。
本体は、目に見えないほどの凹凸というべきか、シボ加工(?)が施されていて、触っても指紋が残らない。全体に真っ白な本体カラーは、これから色あせていくと、どう変色していくのか心配だが、今のところは清潔な雰囲気がして良い。
タップから伸びる電源コードは太くて硬めなので、安心感がある。電源タップにはショート防止や雷ガードなどを搭載。コンセント差込口には、ほこり防止シャッターも備えている。テレビの裏側に置いてあってほこりが溜まりやすい、AV機器用に使っている電源タップと交換しても良い気がする。
電源タップを、AC差込口数やUSBポート数以外の何で評価してよいか分からないが、使用しているうえで不満な点は一つもない。安心して使える、良い電源タップだと言える。