家電製品レビュー
床のザラッと感がなくなる! 新型「エルゴラピード」の多彩なノズルがイイ感じ♪
2019年7月31日 06:00
2019年5月24日に発売されたエレクトロラックスの新型スティッククリーナー「エルゴラピード」シリーズ。3機種の新型が発売されました。具体的には「エルゴラピード・パワープロ プラス」「エルゴラピード・パワープロ」「エルゴラピード・リチウム プラチナ」です。
このシリーズ便利なんですよね~♪ 充電式で、普段はスティック型掃除機として使えつつ、外せばハンディ型として使える。なので、たとえば狭い場所や自動車車内の掃除なんかも問題なくできちゃう。ハンディ型の先に付属アタッチメントを装着すると、入り組んだところや高いところもラクに掃除できる。
で、3機種の新型エルゴラピードのうち、筆者が興味を持ったのは「エルゴラピード・パワープロ プラス」。
メーカー名 | エレクトロラックス |
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製品名 | エルゴラピード・パワープロ プラス |
価格(編集部調べ) | 50,031円 |
まずスティック型として床掃除をするときのヘッド部分が良さそうです。柔らかで毛足の長いブラシロールを採用していて、床の汚れをしっかり掃除できそう。
それから付属品。
兄弟機である「エルゴラピード・パワープロ」より豪華なノズル類が付属していて、たとえばUVライト内蔵の布団用ヘッドや、高所の上向き面を掃除できる特殊形状ブラシが付属しています。ハンディ型として使うノズル類ですが、とても便利そう!
というわけで、さっそく「エルゴラピード・パワープロ プラス」を試用。以降、この掃除機の機能性や使用感についてレビューしてみます。
どんな感じの掃除機?
まずエルゴラピード・パワープロ プラスの概要から。
スティック型掃除機としてもハンディ型掃除機としても使える充電式の掃除機で、運転時間は通常モードで約48分、最大モードで約16分です。電池が空の状態から満充電までにかかる時間は約4時間。付属の充電台に立てて充電・保管します。
なお、エルゴラピード・パワープロ プラスのサイズ・質量ですが、スティック型の状態で263×150×107mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは3.3kg。ハンディ型の状態では、130×130×450mm(同)で、重さは1.1kgです。
キレイな外観の掃除機ですね~。あまり主張しない静かな佇まいという感じ。まずは好印象です。
2週間使って感じたこと
エルゴラピード・パワープロ プラスを半月ほど試用したんですが、まず感じたのはシンプルで使いやすいということ。床置式の充電台はいろいろな場所に容易に設置できて便利ですし、掃除機として操作も簡単。スティック型の状態では電源ボタンと吸引力切り替えボタンを押すだけ。ハンディ型の状態では電源ボタンの操作のみで使えます。
それと、エルゴラピード・パワープロ プラスは自立するので、スティック型掃除機の状態では、掃除の途中で掃除機を一時的に置いておけるのが便利です。テーブルなどに立てかけておくこともできるから。けっこう安定的に置いておけます。
微妙に残念なのは、ハンディ型掃除機の状態で使ったときは、運転モードが「最大モード」のみとなること。吸引力最大での掃除しかできないわけですね。
スティック型掃除機状態では運転モードを「通常モード」「最大モード」に切り替えられて、つまりは普通の吸引力と最大の吸引力を切り替えられますが、ハンディ掃除機状態だとそれができません。
「最大モード」はけっこう吸引力が強いので、デリケートな対象をハンディ掃除機状態で掃除するときは、ちょっと注意深くなる必要がある感じです。
そんな残念点はあるんですが、まあ通常は「最大モード」でガンガン吸引して掃除するのが快適。この掃除機、意外なほど吸引力があって、ゴミをよ〜く吸います。力強い。
筆者がとりわけ「これはイイ!」と感じたのは、スティック型掃除機のヘッド。ブラシロールと呼ばれる回転ブラシで床を擦るように掃除できるんですが、これが効果的。たとえば窓を開けていて風を入れていると、床に砂埃が乗ったりしますよね。そこをスリッパで歩くと「あっちょっとザラついてる!」みたいに感じがち。
でも、エルゴラピード・パワープロ プラスをスティック型掃除機状態で使うと、そういう細かな砂埃なんかを一発で除去できる。おっザラザラしない、床がキレイな状態を取り戻した、すっごく気持ちイイ! という気分になれます。
あと、エルゴラピード・パワープロ プラスの吸引力ですが、前述のとおり十分強力で、猫用ドライフード程度の大きめな粒ゴミも吸引できますので、使っていて不満はありません。
また、前述のブラシロール内蔵のヘッドを使っての床掃除は、まあ細かいゴミまでよ〜く取れる。ダストカップには猫の毛や猫砂がよく集まる(拙宅には猫が住んでいるため)んですが、それよりずっと小さな粉塵? みたいなゴミがどんどん集まります。床に張り付いた非常に細かいゴミまで掻き取っているような気がします。
なお、この掃除機のフィルターは「PM2.5より小さい1.0ミクロンレベルの微粒子を99.99%除去」するそうです。またこのフィルターとプレフィルターとダストカップは水洗い可能。気分良く使い続けられそうな仕様だと思います。
そういった点はイイんですが、スティック型掃除機として使っていて、気になる点も少々ありました。ひとつはヘッドの高さ。測ってみたら約7cmの高さがあり、たとえば家具の下の狭い隙間には入っていかなかったりします。高性能ではあるけれど、案外ゴツいヘッドなのでした。もうちょっとヘッド周辺がコンパクトならなあ……と思いました。
もうひとつ、スティック型掃除機状態では、ヘッド下に2つの車輪が付いていて床をスムーズに転がりますが、この直進性がちょっと高め。ヘッドを真っ直ぐに進めて床掃除をするには快適なんですが、狭い箇所を右へ左へとヘッドを動かすようなことがしづらい。そういう使い方をするには「ある程度慣れが必要」という感じがします。
ハンディ型掃除機状態で痒いところに手が届く♪
エルゴラピード シリーズはハンディ型掃除機としても使えるのが大きなメリットです。もちろんこのエルゴラピード・パワープロ プラスもハンディ型として使えて、さらに多彩なノズル類が付属しています。
これらのノズルは、エルゴラピード・パワープロ プラスがハンディ型掃除機状態のときに使えるものです。ハンディ掃除機先端に装着し、高所の上面や布団、布類、狭い箇所など、スティック型掃除機の状態では掃除しにくかったり掃除不可能だったりした場所でも対応できます。どんな感じで使えるのか、見ていきましょう。
普通のスティック型掃除機では掃除しにくかったり掃除不可能なところでも、ハンディ型として多彩なノズル類を使い分けると、どこでも掃除できちゃいます。痒いところに手が届く感覚で非常に便利です。
といった感じのエルゴラピード・パワープロ プラス。スティック型にもハンディ型にもなる1台2役で、どちらのスタイルで使っても十分実用的な吸引力と良好な使用感があることを考えると、コストパフォーマンスも高い掃除機だと言えそうです。興味のある方は、ぜひ実機に触れて吟味してみてください。