片付け過ぎない片付け術
[片付け過ぎない片付け術72]片付けリバウンドしちゃった!?対処法3つ
2018年 1月 18日 06:30
きれいに片付けたはずなのに、いつの間にかゴチャついてきたり、物が増えたりして使いにくくなったことはありませんか?今回はそんな「片付けリバウンド」の対処法を3つご紹介します。リバウンドしてしまったとき、大切なのは「リバウンドしてどうなったか」を見極めること。そこから、「自分に本当に合った片付け方」が見えてくるのです。
「どうリバウンドしたか」で、原因と対処法が分かる
頑張って片付けても、前よりも散らかってしまう「片付けリバウンド」は1度ならともかく、何度も経験してしまうと、片付けに対する苦手意識の原因になってしまいますね。でも実は、この「リバウンド後の状態」で、あなたに本当に合った片付け方が分かるのです。例えば「せっかく物を減らしたのに、反動で逆に増やしてしまった」「物の配置をキレイに整えたのに、使っているうちに乱れてしまった」「細かい物を1カ所にまとめたのに、出しっぱなしになってしまった」など、「リバウンド前の片付け法」と「リバウンドの状態」をよく見てみましょう。リバウンドは「あなたに合った片付け方」を見付けるチャンス。がっかりしないで、ぜひより良い片付け方法を見付ける材料にしましょう。
対処法1:「物が以前より増えた」なら「物の定位置を決める」
片付けるために、物をドンドン捨ててしまった場合は、その物が「本当に不要かどうか」にきちんと向き合わないで捨てて後悔したり、物が少なくなり過ぎて心が寂しくなったり、広々と空いたスペースにまた物を入れたくなったりという理由で、逆に物を増やしてしまうことがあります。
この場合は、「物が少な過ぎる状態」があなたに合わないと考えられます。無理に物を減らすのではなく、本当に不要な物だけを選別したうえで手放し、残った物の「定位置」をしっかりと決めましょう。自分が使いやすい位置に物を配置すれば、物を管理しやすくなるため、少しくらい物が多くても片付いた状態をキープできます。
対処法2:「乱雑になった」なら「ざっくり収納」に変える
収納スペースを細かく分けたり、縦横を揃えたりと、きっちり整えて物を収納したのに、使っているうちに乱れてきた、分けたり揃えたりしたものがゴチャゴチャになってきたという場合は、「きっちり整えた収納」があなたに合わないと考えられます。まずは細かい仕切りや、きれいに揃えるというルールを止め、大きめのカゴやボックスなどにざっくり投げ入れる収納に変えてみましょう。
あまり大雑把だと使いにくければ、自分が分かりやすい「カテゴリ」で分けると便利になります。また、ペンなら立てるか寝かせるか、Tシャツなら吊るすかたたむかなど、自分のやりやすい方法で収納することも大切です。
対処法3:「出しっぱなしになった」なら「使う場所収納」に
引き出しや扉の中へ細かい物をまとめたのに、出したらそのままにしてしまい、出しっぱなしの物がどんどん増えてしまった、という場合は、「1カ所にまとめる収納」があなたに合わないと考えられます。「家電の取扱説明書は全部リビングの戸棚に収納」とまとめてしまうと、例えば洗濯機の取説を取り出して洗濯機のそばで使ったあと、リビングに戻すのがおっくうで出しっぱなしになってしまいます。でも洗濯機の近くに収納すれば、その場で使って片付けられますね。
ハサミも、「文房具の引き出し」などにまとめるのではなく、リビングや洗面所など、ハサミを使うところに1つずつ置いておくようにすれば、出すのも片付けるのも楽になります。
まとめ
片付けたときは「2度と散らからないようにしよう」と思いますが、そうは言っても、物を買えば増えますし、整えた物を動かせば乱れますよね。私たちは物に囲まれて生活しているのですから、増え過ぎたら減らし、乱れたらまた整えれば良いのです。ポイントは「リバウンドしてきたな」と思い始めたら、ひどくならないうちに対処すること。増え始めた、乱れ始めたときこそ、自分の得意と苦手をしっかりチェックして、自分に合った片付け法を見付けてみましょう。