片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術32】「使い切れない調味料」廃棄防止5つのコツ
2017年 4月 6日 06:30
新しい料理を作ろうと買った「調味料」が、使い切れずに残り、冷蔵庫や戸棚の中で使用期限を迎えるケースはよくあります。今回は、そんな「使い切れない調味料」を発生させないためのコツを5つご紹介します。買う前・買うとき・買ったあと、それぞれにポイントがありますよ。ほんの少しの心掛けで、キッチンに溜まってしまう使い掛け調味料とサヨナラしましょう。
【買う前】珍しい調味料は、「普段の料理に使えるか」を考える
ちょっと変わった料理を作ってみたいと思って手に取った、これまでに使ったことのない珍しい調味料。この調味料を使って作る料理は、この後もちょくちょく作りそうですか?それとも、1回作って満足しそう?もしも、その料理を食卓に並べることがあまりなさそうだったら、その調味料を普段の料理にも使えないかどうかを考えてみましょう。カレーの隠し味、お浸しやマリネの風味付けなど、活用法があるなら、日々の料理で使い切れるので、安心して購入できますね。
【買う前】「他のもので代用できないか」を調べる
一度買ったら、次に使うことがあるかどうかわからない調味料なら、他のもので代用できないか調べてみましょう。インターネットで調べると、結構見付かるものですよ。例えばアジア料理に使う「ナンプラー」は薄口醤油とレモン汁で、中華料理に使う「八角」はシナモンやナツメグ、ショウガなどで。本格的な風味にはならないかもしれませんが、まずは身近なもので試してみて、その料理をレパートリーに加えたいなと思ったら、本格的な調味料を買うというのはいかがでしょう。「勢いで買ってしまったけど使い切れなかった」ということを防げますよ。
【買うとき】「お試しサイズ」や「少量パック」を買う
どんな味や香りがするかよく分からない、初めて使う調味料は、少々割高でも「お試しサイズ」や「少量パック」を買うようにすると安心です。お徳用サイズは割安なので、ついそちらを選んでしまいがちですが、買ってみて「思っていた味や香りと違った」「好みじゃなかった」となれば、せっかくお安く買っても、大量に廃棄してしまうことになり、そちらの方がもったいないですね。最初は少量で試してみて、気に入ったら次回からお徳用を買うようにすれば、失敗を最小限に留められます。
【買った後】「賞味・消費期限」「保存方法」を確認しておく
粉末やドライのスパイスなどは比較的賞味期限が長いですが、期限内でも香りや風味がなくなったら、スパイスの役目を果たしませんね。また液体の調味料は「開栓後要冷蔵」「開栓後は早めにご使用ください」などの表記があることも。それぞれの調味料に適した方法で保存し、風味や状態が保たれている間に使い切れるようにしましょう。色のきれいなスパイスは「見せる収納」にしたくなりますが、光によって退色したり風味が変化したりするのを防ぐため、冷暗所で保存する方がいい場合もあります。
【買った後】しまい込まず、見やすい場所へ収納する
使って、残ってしまった場合は、しまい込むと使わなくなりがちなので、目につくところに置き、常に気に掛かるようにしておきましょう。冷蔵庫のドアポケットやキッチンの戸棚の中でも、奥へ入れずに手前の方へ。さらに、期限が書いてある部分が見えやすい向きに収納すると、その調味料の存在や使用期限を忘れてしまわずに済みます。そして、使い道を積極的に探し、香りや風味が良いうちに使い切るように心掛けましょう。
まとめ
キッチンのオーガナイズに伺うと時どき出てくるのが、料理に凝った時期に買い込んだたくさんのスパイスや調味料、手作り調味オイルなど。期限が切れたり風味が変わってしまって、泣く泣く捨てる場合もあります。いろいろな料理を作りたくて調味料を揃えたところで、自分で管理し切れないほどの量になっては、使い切れなくても仕方がありませんし、その分の収納スペースももったいないですね。よく吟味して買い、適切に保存して、美味しいうちに使い切りましょう。