片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術26】最短手順で「トイレ掃除」ストレス減らそう
2017年 2月 23日 06:30
トイレ掃除がおっくうなのは、「やり方がよくわからないままやっている」からかも知れません。今回は、「効率的なトイレ掃除」の一例をご紹介しながら、普段のトイレ掃除をラクにこなすヒントをお伝えします。最短でキレイにする手順を覚え、機械のように体が動くようになると、ストレスを感じる前にトイレ掃除が終了しますよ。掃除道具の選び方も合わせてお話します。
準備:用意するもの
・ホコリを落とすためのハンディモップやハタキ
・便器掃除用ブラシ(流せるタイプも◎)
・ウエス、マイクロファイバークロス、トイレ用シートなどのクロス類
・トイレ用中性洗剤、クエン酸スプレーなどの洗剤類
・使い捨てビニール手袋 など
「ホコリ落とし」の道具と、拭き掃除に使う「クロス類」「洗剤」、便器の中を掃除する「ブラシ類」を用意します。使いやすい、または使ってストレスが溜まらない物を選びましょう。クエン酸などを使ったナチュラルクリーニングも人気ですが、プラスチック製の便座などは、クエン酸を使うとシミになる可能性があるので、取扱説明書に従いましょう。手袋は使い捨てが便利ですね。全ての道具をトイレにひとまとめにしておくと、思い立ったらいつでも掃除できるので、汚れが溜まりにくくなり、掃除もラクになる、というサイクルが期待できますよ。
手順1:基本は「上から下」!高いところからホコリを払う
最初に、使い捨てビニール手袋をはめておきましょう。
トイレは紙や衣類の着脱でホコリがたまりやすい場所です。トイレマットはたたいてホコリを落とし、トイレの外に出したら、ハンディモップやハタキで、棚などの高い所から、コンセント部分など低い所へとホコリを払いましょう。最後に床に落ちたホコリを取り除きます。掃除機をかけるのに抵抗がある人はハンディモップでそのまま拭うと簡単ですね。私は100均のハンディモップをすぐ手に取れるところに用意し、床のホコリが気になったときにもサッと掃除しています。たくさん汚れが付いたら、モップ部分を取り替えればいいので手軽です。
手順2:便器の中をブラシと洗剤で洗う
トイレ掃除の中で1番やりたくない部分ですね。使いやすい、あるいはお気に入りの道具を使うことでストレスを軽減しましょう。ブラシはおしゃれなデザインのものもいいですし、100均のコンパクトなものは収納場所を取りません。掃除後のブラシの手入れが面倒なら、洗剤付きで流せる使い捨てタイプもいいですし、フチの裏側など細かい部分には古歯ブラシが便利です。洗剤は、私は市販の除菌・消臭タイプのものを使っていますが、水垢や黄ばみに有効なクエン酸スプレーも人気ですね。
◇クエン酸スプレーの作り方
水200mlに、クエン酸小さじ1を溶かし、スプレーボトルに入れて使いましょう。
手順3:汚れの軽い部分から順にクロスで拭き取る
次にクロス類で、まずはタンクや手洗いボウルなどの水垢や水滴、ドアノブやペーパーホルダーの汚れや手垢を拭き取ります。トイレ掃除用の流せるクロスが手軽ですが、ウエスに二度拭き不要のトイレ用洗剤やクエン酸スプレーを吹き付けて使ってもいいですね。手洗いボウルなどの陶器の水垢は、クエン酸スプレーを吹き付け、少し置いてからこするときれいになりますよ。
次に、同じクロスで便器のフタや裾部分、そして便座の裏へと、汚れの多い部分を拭き上げましょう。
手順4:床、スリッパの裏を拭き上げる
最後に、クロスのきれいな面で床を拭き上げ、スリッパの裏を拭きます。床や壁の尿ハネの臭いが気になるなら、クエン酸スプレーをウエスに吹き付けて拭くと、尿中のアンモニアがクエン酸で中和されるので効果的ですよ。男性陣には座って用を足すようにお願いするのも有効です。流せないクロスやウエスは、手に持ったままビニール手袋を裏返すように外すと手袋にくるまれるので、そのままゴミ箱へ捨てましょう。トイレマットを元に戻して完了です。
ストレスにならないトイレ掃除のコツ
トイレ掃除のように面倒な家事は、実行するタイミングを1日のなかで決めておくのもおすすめです。洗濯機を回している間や入浴前など、生活のサイクルに組み込めば、機械的に取り組めますよ。また、使いやすく、使っていて楽しいと思える道具を使うのも有効です。
お気に入りのアロマを使って快適に掃除できるようにするのもいいですね。上記のクエン酸スプレーにお好みの精油を2~4滴加えます。よく振ってから便器の中へスプレーしたり、ウエスへ吹き付けて使いましょう。精油は、爽やかな香りで殺菌作用のある「ティートリー」「ミント」「ユーカリ」が人気です。
まとめ
トイレマットは、尿ハネなどで臭いの原因になる割に、毎日洗濯するのは大変という理由で、使わない人も増えてきているようですね。我が家もトイレマットを手放して数年経ちます。マットがない方が床掃除をしやすく、臭いも気にならなくなったので、ストレスから解放されました。
上に書いた手順に加え、週に1度、手の届きにくい便器の後ろ側や洗浄ノズルなどを、曜日を決めて掃除すれば、汚れが溜まりにくくなり、きれいなトイレをキープできますよ。