片付け過ぎない片付け術
【片付け過ぎない片付け術6】「生活感のあるリビング」でもスッキリ収納
2016年 10月 6日 06:30
物が出ていないリビングはスッキリして気持いいものですが、「何も出しておかない」というルールを家族全員が守るのは大変です。そこで今回は、家族が使いやすく整ったリビングを実現する「無理のない収納ルール」を4つご紹介します。来客のなどために生活感を隠すリビングを目指すのもいいですが、片付けの時間が増えてしまうので、面倒になって逆に散らかる原因になることも。ほど良く片付きながら、欲しいものがサッと出し入れできるくらいが、毎日の暮らしには快適ですね。「心地よい生活感」のあるリビングの方が、維持がラクなので、結果的に家族が快適に過ごせますよ。
リビング収納ルール1:よく使う物は「見える収納」
リモコン、爪切り、新聞、文房具など家族がよく使う物は、「隠す収納」よりも、フタのないカゴやトレーを使った「見える収納」が便利です。よく遊ぶおもちゃは部屋の隅にスペースを確保して、子どもの手の届く高さに大きめの収納箱を置いたり、帰宅時にテーブルへ置きがちな鍵や時計は、棚の上に浅いトレーを置くなど、それぞれの定位置を決めるのがコツです。また、新聞入れはソファの脇、文具入れはテーブルのそばなど、使う場所の近くに定位置を決めて「見える収納」にすれば、使いやすく片付けやすくなります。
リビング収納ルール2:あまり使わない物は「隠す収納」
逆に、使用頻度が低く、出し入れ回数が少ないものは、「隠す収納」にして視界をスッキリさせましょう。取り替え頻度が高くないスペアの電池、出番の少ない工具などは、引き出しや扉の中、フタ付きの箱へしまいます。たまにしか見ないDVDやカタログは「また明日見たいから」とTVの脇に出しっぱなしにしがちですが、1日の終わりに定位置へ戻すのが散らかりを防ぐコツです。隠す収納には、家具としても活用できておしゃれな、スツール型のボックスも便利ですね。
リビング収納ルール3:床に物を置かない
床に1つ物を置いてしまうと、そこからどんどん床置きのものが増えてしまいます。スッキリ広い空間を保つには、極力床へ物を置かないことが大切です。床へ置きがちなバッグは壁掛けにする、小物はウォールポケットへ入れるなど、壁を収納スペースとして活用しましょう。脱ぎっぱなしの服は、壁にフックを取り付けて「一時避難場所」を作るのもおすすめです。床置きのものが少ないほど掃除もしやすくなり、きれいなリビングが保てますよ。
リビング収納ルール4:収納グッズの色や質感を統一する
生活感があっても整ったリビングに見せるには、収納グッズの色や質感を揃えると効果的です。リビングのインテリアテーマを「ナチュラル」「男前」「ポップ」など大まかに決め、「ナチュラル」なら木や籐カゴ、「男前」ならメタリック素材や直線的な箱というように、テーマに合わせて色や素材、形を統一するようにしましょう。特に、色は3色までに抑えると落ち着いて見えますよ。
まとめ
リビングはお客さまも通すけれど、本来は家族のための空間。来客に生活感を見せたくないと思うあまり、家族が使いにくくなっていたり、きれいにしようと頑張りすぎているとしたら、本末転倒ですね。生活に使う物が見えていても、それぞれが定位置に片付いていれば、整った空間を保てます。家族みんなが使いやすく、くつろげるリビング作りを目指してみませんか。