片付け過ぎない片付け術

【片付け過ぎない片付け術5】よく使う物は「使う場所収納」でスッキリ

物をカテゴリ別にまとめて収納すると、使うときに探しに行って、また片付けに行って、と面倒な場合がありますね。今回は、収納の思い込みを捨てて「物を使う場所に収納する」という考え方と実例をご紹介します。この収納なら探さずにサッと使えて、片付けるのも楽なので、物が散らかりにくくなりますよ。

 

使う場所と収納場所が同じなら、「使う→片付ける」が簡単

文房具はこの引き出し、工具はこの箱、というようにカテゴリ別に分ける収納は分かりやすいですが、使うために取りに行く必要がありますし、使ったあとにわざわざ片付けに行くのが面倒になると、使った場所に放置しすることになり、それが重なって部屋は散らかっていきます。

それならカテゴリにとらわれず、よく使う物は使う場所に収納しようというのが「使う場所収納」です。使う前と片付けのための移動距離が最短になるので、すぐに片付けられ、散らかりにくくなるうえに、探し物のストレスもなくなりますよ。

 

実例1:キッチンにドライバー

「ドライバーは工具箱」というお宅も多いのでは?たまにやる日曜大工ならいいですが、例えば「キッチンの鍋ブタのツマミが緩みやすい」ような場合、緩むたびにキッチンから離れた工具箱まで取りに行き、使ったあとにまた戻しに行くのは面倒ですね。キッチンの引き出しにドライバーを1本用意しておけば、使いたいときにサッと使え、すぐにしまえます。

 

実例2:リビングに子どものおもちゃ

「おもちゃは子ども部屋に収納して、リビングはスッキリ保ちたいのに、いつもリビングにおもちゃが散乱!」という方もいませんか?その理由は、子どもがリビングで遊ぶことが多いから。それなら、よく遊ぶおもちゃはリビングへ収納してみましょう。遊んだ場所で片付けられるので、子どもも片付けの習慣がつきやすくなりますよ。シンプルなオープンラックにインテリアに合った色のボックスを組み合わせれば、子どもは片付けやすく、ママも満足です。

 

実例3:キッチンの引き出しに古新聞

以前伺ったお宅では、キッチンの深い引き出しを古新聞入れにしていました。生ゴミを包んで捨てたり、フライパンの油汚れを拭ったり、揚げ油を吸わせて処理したりと、キッチンで新聞紙を使うことが多いからだそうです。古新聞は納戸や廊下収納などの隙間に置いているお宅も多いですが、このような場合はキッチンに置くとすぐに使えて便利ですね。ヒモとハサミも一緒に入れておくと、古紙回収に出すときも楽チンです。

 

実例4:洗面所にハサミ

洗面所でシャンプーや洗剤の詰め替えをするときに、パックの封がうまく切れなくてハサミを取りに行くことがよくあるなら、洗面所にもハサミを1本置いておきましょう。前髪を少し切ったり化粧品の封を開けたりと、洗面所でハサミを使う場面は意外とあるもの。私はそんなとき、もともと洗面所に置いていた眉毛用ハサミを、使いにくいのを我慢して使っていましたが、100均で普通のハサミを1本買って洗面所に置いたらとても快適になりました。

 

まとめ

物を使う場所に収納する利点は、出し入れするときの動線が短くなる点です。使いにくい、片付けにくいと思ったら、収納場所を見直してみましょう。

ドライバーやハサミの場合、「工具箱や文房具箱にも入れておきたいけど、できれば物は増やしたくない」というときは、まずお試しで使う場所に移動させてみて、使い心地がよかったら100均でもう1つ用意する、というのもおすすめです。

 

 

NON(ライフオーガナイザー)

暮らしをシンプル=簡単にすることで、もっとラクに、ハッピーになれるアイデアをいつも探しています。片付け過ぎない片付け術、ラク家事、かんたん料理や手芸、子育てなどをテーマに、等身大のヒントを発信していきます。ブログは「のんびりシンプルライフ~NON*troppo」