ぷーこの家電日記

第447回

今度こそ有言実行! ダイエット2カ月継続中

今週は今季初めて冬用のコートを着た。家にいることが多いので、何も考えずに外に出て、季節が急に変わっていて驚くことも多々ある。スマホアプリが「明日は今日よりも9℃低い予想です」などとプッシュでお知らせしてくれてありがたい。「今日は寒くなるって言ってたしなぁ。でもちょっと暑いかな?」と半信半疑で冬物のコートを着たらちょうど快適で「天気予報のお知らせを信じてよかった!」と思った。秋は駆け足で過ぎて行って、冬がやってきたなぁ。

2カ月前のまだまだ暑い8月、「今度こそ本気でダイエットをする!」と宣言した。10年かけてじわじわとかなり太った私は「痩せなきゃー」と口では言いながら中々行動に移せない万年ダイエッター候補生みたいな状態だった。このままじゃダメだと頭では分かっていたけれど、食べて飲むのが最大の楽しみだった私は先延ばし先延ばしで、成長し続けてきた。

10数年前に短期間で5kgのダイエットをしたことがあって、「本気を出せばいつでもできるし」と成功体験を言い訳にしていたのもある。年々下がる代謝量と増えるお腹周りの肉。鏡を見るとそこには小太りオバちゃんがいてげんなりするし、着たい服よりも着れる服を選ぶのも嫌だった。大きくても可愛い服はたくさん売っているのだけれど、「いやいや、これは仮の姿というか、認めたわけじゃない!」と、おしゃれしたい気力も抑えちゃうのだ。

今年の夏に3年ぶりに帰省して、帰ったら食べたいと思っていたものを食べられるだけ食べて自宅に戻ってきた時にやりきった感があって、「今日からダイエットしよう」とあんなに入らなかったスイッチが簡単に入ったんだ。夫も同じく太りすぎていたので、夫婦でダイエット開始。目標は、私は12kg減、夫は16kg減。2人で30数kg弱(笑)。あれから2カ月……。

現在の進捗として、私が-7kg、夫が-9kgでちょうど折り返しだ。夫婦で15kg以上の脂肪が消えていると思ったら笑える。「たくさん痩せたな」というよりも、「よくもここまで太れたな」と思う(笑)。それでも人間飽きるもので、ちょうど今が中だるみのやる気低下の停滞中でもある。

折り返し地点だし、ダイエット復路の勢いをつけるためにもダイエット2カ月の振り返り。あまり参考になることはなさそうだけれど、40代中盤でもやると決めてしまえばそこそこちゃんと普通に痩せられるんだなという記録として。

まずは「ダイエットに王道以外なし」だなとつくづく思う。減量は「摂取カロリー<消費カロリー」という単純な計算式があるだけだ。ただ、摂取カロリーを下げすぎると脂肪以外の骨や筋肉まで痩せてしまうので、この計算式に必要栄養素とバランスを加味するという補正は必要。この計算式を守ってさえいれば痩せる。なので栄養バランス良く、消費カロリーよりも少ないエネルギーの食事を日々とっている。

もちろん応用編として、吸収率や食べ合わせなどの色んな係数を組み合わせたらより効率良くなるのだけれど、考えることが多くなると面倒も多くなるので、継続のためにはシンプルが1番良い気がする。「あれを食べると痩せる」「簡単に痩せられる」なんてものはないのだ。基本大事。むしろ基本だけで十分だ。

私の場合は元々大食いではなく、完全に酒太り。毎日相当な量を飲んでいたので、平日にお酒を飲まないようにしたのが1番効果が大きい。お酒大好きなので、我慢するの辛いかなと思っていたけれど、案外平気だった。

今まで興味もなかったノンアルコール飲料だけれど、種類もたくさんあって、「今日は何を飲もうかなぁ」と選ぶのも楽しい。普通の清涼飲料水とも違う「プハー!」と爽快感さえ感じるノンアルコール飲料に、すごく良くできているよなぁと感心する。そして当たり前だけれど二日酔いが全くないのが大変嬉しい。

とは言え、チートデイにお酒飲むと「やっぱり好きー! 美味しいー!」と毎度なる(笑)。夫の場合は食べ過ぎ太り。とりあえず食べ尽くしたい系なので、なるべく量は担保しつつ調理法やかさ増し術で乗り切っている。野菜をたくさん食べるようになったから、減量以上に食生活改善としても効果が出ている気がする。時々、間食したい気持ちに負けそうになってはいるけれど。

毎週土曜日はチートデイという名のダイエット休日に設定して、美味しいものを食べて飲んでいる。ストレス溜めずに継続するためには、少なくとも週1くらいは緩めないと私は続かない。でも本当は知っている。「ストレスはダイエットの大敵と言うけれど、本当の大敵は食欲だ」と(笑)。

そして思うのは、「自分の脳は案外信用ならない」である。よく「エネルギーが足りません! 体の危機です。食べてください!」とかって脳みそは指令出してくるけれど、案外この信号が適当だったりする。この脳の指令に素直に従ってきた結果が今の有様なんだ! もう騙されないぞの気持ちで、脳の指令よりも数字重視で規則正しく食べるに限る。脳からの空腹指令は適当に聞き流しながら(これが中々辛い)粛々とやり過ごすのだ。

1番意外で驚いたのは、「これくらい痩せても誰も気づかない」だった。太っている時は隠そう隠そうと、だんだん緩い服装になってくる。お腹と背中にみっちりついていた贅肉が5kg程度減ったところで、緩い服のおかげで見た目はほぼ変わらないようなのだ。明らかに変わった腹を出して人様に見せたい衝動にかられるけれど、「あら、痩せた?」と言われる日まで我慢我慢(笑)。

目標体重を達成したら洋服を買いたいのだけれど、急に寒くなって今は冬服が欲しい。あと5kg痩せた想定で服を買って、ちょっと落ちてきたやる気を取り戻してダイエット復路を走り切りたいなと思っているのであります!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まないアラフォー世代。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。