ぷーこの家電日記

第193回

両国でちょっとした小旅行気分。駅でギョーザを食べてから軽く遭難(笑)

 先日両国まで出かけた。味の素冷凍食品のギョーザが45周年記念のイベントをやっていて、JR両国駅の普段使われていない「幻の3番ホーム」が7/14(金)〜7/28(金)の期間限定で「ギョーザステーション」に変身しているのだ。楽しそう! って思って、初日の金曜日に出かけてみたら、すんごい行列で2時間待ちとの事でさっさと諦めた。行列に並んでまで何かを食べるなんて辛抱強くない私には無理な話だ。

 でも楽しそうな雰囲気に夫はますます行ってみたくなったようで、「明日の朝オープンする時間に行こうよ♪」と、土曜日に再アタックをかける事になったのだ。

 土曜日にイザ、ギョーザ! その日も気温は35℃とか言ってるくらいに暑い日で、午前中でも結構汗だく。地下鉄の駅とJRの駅は550mほど離れていて、けっこう歩くのだ。オープンちょっと前に着いて、友達家族と合流。お喋りしながら待っていたら、「お暑い中お越しいただいてありがとうございます」ってうちわを頂いたので、パタパタ仰いで汗を落ち着かせてたらイザオープン。わっくわくで幻の3番ホームに足を踏み入れたのであります。

 冷凍餃子1袋とノベルティのタオルと飲み物1杯で450円という感謝価格。45周年記念だから450円なのかと後で気付いた(笑)。駅のホームで飲む瓶ビールの美味しいこと! 冷凍餃子も実は買ったこと無かったので味を知らなかったけれど、かなり美味しいのね! 各テーブルにはカセットコンロとフライパンが用意されていて自分で焼くのだ。

 ビアガーデンのような開放感と、なぜか駅のホームという不思議感、そして電車が入ったり出たりするのを楽しく見ながら餃子に舌鼓。日陰になってるし風もよく通るしで案外快適。人が多い時は45分の時間制限があるみたいだけれど、時間制限のなかった私たちは5人分の餃子を1つのフライパンで焼いて食べて、飲んで、さらに追い餃子1袋と追いビール1本を注文して、お腹いっぱいで1時間程度。案外さくっと飲みだったけれど、最高のイベントだった!

 折角両国に来たからと、その後両国駅真横にある「‐両国‐ 江戸NOREN」という飲食施設に。施設のど真ん中にどーんと土俵があって、両国らしさ満点! そこの「東京商店」という東京の全ての酒蔵の日本酒が飲めるというお店に利き酒マシーンなる自動販売機があって、セルフで日本酒を飲んだり、「両国橋茶房」という甘味処でかき氷食べたりと、大満喫!

 家から30分程度しかかからないのにあまり行った事なかった両国。雰囲気も相まって軽い小旅行気分。お土産やさんでお相撲さんのマスキングテープとかお相撲さんのグラスなんて買ってしまったり、完全に財布の紐がゆるみまくりの小旅行だ(笑)。今度は相撲観戦にも来たいねーなんて言いながら、思い切り遊んだ土曜日の昼下がり。

 夫は、折角だからもう少し色々寄って帰ると言うけれど、私はかなり疲れちゃって「じゃぁ先に帰るわ〜」と、一足先に帰宅。

 駅までは遠いし、しっかり食べて飲んでるもんだから、帰りの体が重い(笑)。「もう限界だ」と思いながら必死で帰った。最寄駅まで帰ってきた時に、暑いしちょっとお茶でもして帰ろうかなとも思ったけれど、携帯の充電が残り5%を切っていたので、まっすぐ帰る事に。

 そして家の前で気付いた。「家の鍵を持っていない」と。

 家を出る時「私、鍵持って行かないねー」って宣言してたのに、完璧忘れてた。家の前で呆然。夫にLINEで「ごめん。家の鍵持ってない。携帯の充電き」くらいまで書いた時に充電切れで電源が落ちた(笑)。

 がびーーん!

 なんてこったい! とさらに呆然。家に帰ってシャワーを浴びてソファーにダイブして、野球のデイゲームでも見ながら昼寝するぞ! と、私のぐうたらな野望は崩れ去り、どうしたもんかと頭を抱える。「もう歩きたくない!」と思うけれどどうしようもないので、まずは充電器を買いに出かけた。ヘロヘロしながら充電器を買い、店舗内エスカレーター横に設置されてるソファにひとまず座って私の気と携帯に充電をする。デパートの椅子とかでぐったり座っている世の旦那さま方を見た事あるけれど、今なら気持ちわかるわーー!!! と思った(笑)。

 夫にSOSのLINEを送って待機。「すぐ帰る!」と飛んで帰ってきてくれた夫。「ごめんねー」と謝りながら、結局二人で野球を見て過ごすという、いつもと変わらない土曜日で小旅行は幕を閉じたのでした(笑)。

 スマホが本当に私のライフラインだと自覚した。暑い日でスマホが軽く熱暴走のような状態で電池消耗しまくってたのも計算外だったけれど、有事の際に備えて、充電器はいつもしっかり持ち歩こうと心に誓ったのであります。でもでも両国は楽しかった! また遊びに行こうと思いまーす!

徳王 美智子

1978年生まれ。アナログ過ぎる環境で育った幼少期の反動で、家電含めデジタル機器にロマンスと憧れを感じて止まない30代後半。知見は無いが好きで仕方が無い。家電量販店はテーマパーク。ハードに携わる全ての方に尊敬を抱きつつ、本人はソフト寄りの業務をこなす日々。