調理の下処理

【調理の下処理24】ニンニクの皮を剥くコツ、ニンニクの芽の下処理法

「ニンニク」は中華やイタリアンの香り付けとして欠かせず、「ニンニクの芽」とも呼ばれる茎も食べますね。今回は、「ニンニク」の皮剥きのコツと芯の取り方、「茎ニンニク」の下処理法をご紹介します。ニンニクは、重なった鱗片(りんぺん、ニンニクや玉ネギのような重なった根)が特徴。店頭で選ぶときは、皮が白くてツヤのあるものを選びましょう。茎ニンニクは、色鮮やかなものを選びます。全体が黄色いものは、鮮度が落ちていますので注意してくださいね。

 

【ニンニク】皮を剥くコツ

ニンニクの先端と根元の固い部分を包丁で切り取ります。これだけでも皮は剥きやすくなりますが、ニンニクによって剥きにくいものもあります。その場合は、耐熱皿へニンニクを置き電子レンジで加熱しましょう。先端と固い部分を切り取ったニンニク1片に対して、600Wで5~10秒が目安です。また、ニンニクを使わない分は冷凍することもできます。皮付きで冷凍した場合は、水に1分ほど浸けると皮が剥きやすくなりますよ。

 

【ニンニク】芯を取り除く

ニンニクの芯は焦げやすく、苦味もあるので調理するときは取り除きましょう。みじん切りなどにする場合、縦半分にカットして芯を取り除きます。輪切りにするときは、先端と固い下部を切り取り爪楊枝で先端部分から押し出してから輪切りにします。または、輪切りにしてから芯を爪楊枝で取り除いてもOKです。用途の応じたニンニクの切り方は、下の記事を参考にしてください。

 

◇【野菜の切り方8】香りや見た目で使い分よう!ニンニクの切り方4種類
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1162525.html

 

【茎ニンニク】下処理方法

茎ニンニクはニンニクの花茎のことで、「ニンニクの芽」とも呼ばれます。中華の炒め物によく使われますね。根元は固いので、2cmほど切りましょう。茎ニンニクは長さ4cmくらいに切って使うことが多いですが、筋っぽく感じることもあります。根元近くは角度を付けた斜め切りにしたり、炒める前に下茹でや素揚げをしたりすると、筋っぽさを感じにくくなりますよ。

 

ニンニクの旬は春から初夏

1年中流通しているニンニクと茎ニンニクは、中国産などの輸入品が主です。国産ニンニクは、旬の春から初夏に掛けて多く見かけるようになります。中国産の茎ニンニクは茎だけですが、国産は蕾が付いていることも。蕾も食べやすい大きさに切って調理します。国産の茎ニンニクは流通量が少ないので、もし見かけたら楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

じゅん(管理栄養士)

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。