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【野菜の切り方8】香りや見た目で使い分よう!ニンニクの切り方4種類

「野菜」は切り方次第で、見た目だけでなく食感も変わってきます。今回は、必要な香りの強さや見た目で使い分けるニンニクの切り方を4つご紹介します。ニンニクは断面積が大きいほど香りが増します。料理に合わせた切り方を覚えて、料理を見栄え良く、美味しくしていきましょう。

 

芯の取り方

まず最初に、ニンニクの芯の取り方をご紹介します。ニンニクの芯は焦げやすく、アクが強いためお腹を壊す原因になる可能性もあるので、切って使う場合は、最初に取り除きましょう。ニンニクを縦半分に切ったら包丁の刃元を使って芯をえぐり取ります。芯の根本に刃を入れて、芯を浮かせるように包丁を動かすときれいに取れますよ。

 

潰す(香りの強さ:弱)

ニンニクを潰して使うときは、芯は取りません。皮を剥いて、平らな面を下にしてまな板へ置き、包丁の腹をニンニクに当てます。包丁の柄を右手で押さえながら、左手の親指の付け根を包丁の背の部分に当てて体重を掛けます。このとき、ニンニクに対して真上からだけではなく、前後からも体重をかけると、全体をまんべんなく潰すことができますよ。潰したニンニクは、お箸などで取り除けるサイズなので、オイルに香りだけを移して取り除くような場合に使います。この使い方は、パスタソースの風味付けなどに適しています。

 

輪切り(香りの強さ:弱)

ニンニクの輪切りは、揚げ焼きにしてガーリックチップにしたり、肉や魚を焼く際のトッピング用に適した切り方です。端から2mm程度の厚さに輪切りしたら、楊枝などを使って芯を抜き取りましょう。

 

薄切り(香りの強さ:中)

ニンニクは、芯を取り除いてから切り口を下にして置き、端から1mm程度の厚さに切ります。薄切りは火が通りやすいため、サッと調理する野菜炒めなどに使われます。

 

みじん切り(香りの強さ:強)

【野菜の切り方6】の玉ねぎのみじん切りで紹介した切り方と同じように切ります。芯をとったニンニクは、根元を切り落とさないように切り込みを入れて、端から刻みます。小さく刻むことで、料理全体にニンニクの香りが行き渡るため、ニンニクの風味を効かせたギョウザの具やミートソースなどに適した切り方です。

 

◇【野菜の切り方6】料理に辛味と香り!玉ネギ・長ネギの「みじん切り」
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1162437.html

 

求める香りの強さや、完成イメージに合わせた切り方を

ニンニクは、細かく切れば切るほど強く香りが出る野菜なので、レシピに応じて切り方やサイズを調節しましょう。ほのかに香り付けしたいときは潰したニンニク。強く香りを出したいときはみじん切りにしたニンニク。形を活かして使用したいときは輪切りにしたニンニクなど、切り方を使い分けると仕上がりに差が付きますよ。

 

 

村上歩美(管理栄養士)

簡単でおいしい!が大好きな管理栄養士です。
料理の楽しさを伝えたくて、料理教室に勤務しておりました。
日々の献立作成のお手伝いができるような情報をお届けしていきます。