編集長が選ぶ! 使って良かったママ家電

第6回

気になる布団クリーナーは、設置性と使い勝手、メンテナンスのしやすさで選ぶべし!

家電 Watchの編集長をしている阿部です。2016年5月に出産、2017年1月に復職しました。編集長として日々、家電にまつわるニュースや最新製品に触れてきたわけですが、息子を産んでからはこれまでとは全く違うモノ選びをするようになりました。このコーナーでは、編集長としてだけでなく、母親の視点も加えたオススメの家電製品を中心に、ときには家電以外のモノやコトを紹介していきます

布団クリーナーって本当に必要?

 この連載を始めてから、前にも増して家電のことをよく聞かれるようになりました。特に小さいお子さんがいるパパママから聞かれるのが「布団専用の掃除機って必要?」ということです。絶対に必要! とは言いませんが、気になるならやっぱり使った方がいいかもねと答えています。

 使った方が良い理由としては2つあります。まずは、最近の住宅事情。気密性の高い住宅が増えてきているので、意識的に換気をしないと、家の中にハウスダストが溜まりやすい状況にあります。すきま風が通りやすい昔の住宅の方が自然に換気できていたといえます。

気になる布団クリーナーは、設置性と使い勝手、メンテナンスのしやすさで選ぶべし! まだ歩けない乳幼児は、1日のうちのほとんどの時間を布団やベッドで過ごすので、清潔さには気を付けたいところです
まだ歩けない乳幼児は、1日のうちのほとんどの時間を布団やベッドで過ごすので、清潔さには気を付けたいところです

 布団に限らず、ソファなどの布製品にもダニなどが付着しているわけですが、普通の掃除機でも掃除できます。ただ、床を掃除した同じヘッドで、ベッドやソファの上などを掃除するのにはやはりちょっと抵抗があるという人が多いでしょう。そこで、専用の掃除機をオススメしています。ただ、今使っている掃除機にプラスして、ヘッドだけを別に用意するのでも十分かなーと思います。最近ではコードレススティック掃除機でも、メインのヘッドとは別に布団用のヘッドが付属、あるいは別売りで用意されています。まずは、そちらを使ってみて、やはり専用のマシンが欲しいということであれば改めて、布団掃除機を探すというのも良いと思います。

コードレス、充電スタンド付き、メンテナンスのしやすさをチェック

 一方、我が家では、東芝の布団クリーナー「トルネオVコードレス VC−CLF1」を愛用しています。この製品がオススメなのは、まずコードレスで使えるということ。前述したように、キャニスター掃除機の替え用ヘッドでも十分だと思うのですが、個人的には床を這ったコードが布団の上に載るというのに抵抗があり、コードレスの製品を選びました。

気になる布団クリーナーは、設置性と使い勝手、メンテナンスのしやすさで選ぶべし! 東芝の布団クリーナー「トルネオVコードレス VC−CLF1」。専用の充電スタンドに収納できる
東芝の布団クリーナー「トルネオVコードレス VC−CLF1」。専用の充電スタンドに収納できる
メーカー東芝ライフスタイル
製品名トルネオVコードレス VC−CLF1
価格(編集部調べ)27,150円

 また、専用の充電スタンドがあり、パッと収納、さっと取り出せるというところも気に入っています。多くのコードレスクリーナーでは、収納時に充電するというスタイルを採用していますが、どうやってするのかは必ずチェックしたいポイント。例えば、壁掛けで、壁に穴を開ける必要があるのか、それとも自立するスタンド? あるいは本体にコードを直接差し込むスタイルの製品もあります。布団クリーナーを一番使う場所、寝室に置くということを考えると、コンパクトで使いやすい充電スタンドがマル!

 もう1つ、要チェックしたいのが、メンテナンスのしやすさです。ゴミをどうやって捨てるのか、お手入れは楽にできるのか。製品によってはかなり手間がかかったり、ゴミを捨てるときに周りにゴミが散らばったりしてしまうものもあります。トルネオVコードレスは、サイクロン式でゴミがパッと捨てられる。しかもダストボックスは水洗いOKなので、徹底的にキレイにすることもできます。

 色々なギミックが搭載された布団掃除機がありますが、一番は使い続けることが重要。そのためには設置性、使い勝手、メンテナンスの3つを満たした製品を選びましょう。

阿部 夏子