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[始めよう薬膳レシピ30]お腹スッキリの「ピリ辛豚炒め」で体あったか
2018年 3月 8日 18:00
「まだまだ寒い」と感じる日には、唐辛子のあったかパワーを借りてみませんか。今回は、消化を促す「カブ」と「油揚げ」を体を温める赤唐辛子で味付けした、お腹スッキリの「ピリ辛豚炒め」レシピをご紹介します。調味料は、一味唐辛子でなくとも、七味唐辛子で大丈夫です。また、ビタミンCが豊富な「カブの葉」や、免疫力を高める「長ネギ」も一緒に調理するので、風邪予防にもなる1品ですよ。
「お腹スッキリのピリ辛豚炒め」の食材効果
今回ご紹介するのは、便秘に効果のある「カブ」と「油揚げ」を組み合わせた「お腹スッキリのピリ辛豚炒め」です。味付けは、発汗を促進する「赤唐辛子」や「ショウガ」「ニンニク」がメインなので、体がしっかり温まりますよ。
また調理に使う「長ネギ」は、寒気を取り除く作用があるため、風邪の引き始め、悪寒や頭痛などの症状に効果的です。さらに、捨ててしまいがちなカブの葉には、「βカロテン」や「ビタミンC」が豊富なので、風邪予防のほか、肌荒れが気になる方もぜひ使ってみて欲しい食材です。
「お腹スッキリのピリ辛豚炒め」の材料
〈材料 2~3人分〉
豚モモ肉または豚コマ肉:250g
塩:少々(豚肉の下焼きに使用)
コショウ:少々(豚肉の下焼きに使用)
食用油:適量
おろしショウガ:小さじ2
カブ:できれば葉付きのものを2~3個(葉は使わなくても可)
長ネギ:1本
油揚げ:1~2枚(30~50g)
みりん:大さじ2
醤油:小さじ1
おろしニンニク:小さじ1
赤唐辛子または七味唐辛子:小さじ1/2(お好みで増減可)
「お腹スッキリのピリ辛豚炒め」の作り方
1.カブの実はイチョウ切り、葉はひと口大、油揚げは半分に切ってから幅1cmに切っておきます。長ネギは全体を斜め切りにしておきましょう
2.豚肉はひと口大に切って塩、コショウし、食用油を熱したフライパンで焼き、火が通ったらおろしショウガを加えて混ぜます
3.1.を加え、カブが透明になったら、みりんを回し掛けて軽く炒め、醤油、おろしニンニク、赤唐辛子で調味し、最後に塩で味を整えたら出来上がりです
油揚げをヘルシーに仕上げたいときは、下の記事を参照して、油抜きをしてみてくださいね。
◇【調理の下処理37】油揚げ、厚揚げ、さつま揚げ「油抜き」で仕上がり良く
薬効1「カブ」
「カブ(蕪)」は、どの体質の方でも食べやすい「平性~温性」の野菜です。消化不良を改善したり、腸の働きを良くするほか、のぼせが原因の頭痛にも効くとされています。便秘解消には、油揚げとの組み合わせがおすすめですよ。
薬効2「唐辛子」
「唐辛子(赤唐辛子)」は体を温める力が強いスパイスで、薬膳では「熱性」に分類されています。消化力を上げて代謝を良くするので、だるさ解消やダイエットにも効果的です。一方、体から熱が発散されにくかったり、のぼせ体質、生理痛や更年期障害が重い方は、控えましょう。
唐辛子で消化を促進
この時季は気温が上がってはくるものの、まだ寒い日もありますね。「唐辛子」と言うと、体を温める効果が有名ですが、食欲不振を改善する働きもあります。使い過ぎは禁物ですが、普段のおかずやスープに振り掛けるだけで、消化を促進するので、調味料の仲間に加えてくださいね。