調理の下処理
【調理の下処理37】油揚げ、厚揚げ、さつま揚げ「油抜き」で仕上がり良く
2017年 9月 26日 06:30
「油抜き」は、油揚げ、厚揚げ、さつま揚げなど油で揚げた食材の表面に、付着した油を取り除く下処理です。今回は、味の染み込みが良くし、ヘルシーに仕上がる「油抜き」の方法を、油揚げを使って3つご紹介します。油揚げ以外も同じ方法でOKです。昔の油揚げは、油の酸化した匂いが強かったため「油抜き」は必要な下処理でした。最近では良質な油が使われているため必須ではありません。油揚げを焼いたり、炒めたりする場合などは、そのまま使ってもOK。料理に合わせて油抜きをしてきましょう。
下処理1:ザルへ乗せて熱湯を掛ける
表面へ付いた油を熱湯で洗い流す方法です。ザルへ油揚げを乗せ、熱湯を回し掛けます。表面を覆っていた油が取れるため、味の染み込みが良くなり、また油が取れるのでヘルシーに仕上がります。また、汁物や煮物などに使う場合、油揚げの油が汁へ浮かびにくくなり、仕上がりも良くなります。
下処理2:熱湯で茹でる
熱湯の中で油を落とす方法です。熱湯へ油揚げを入れ2分ほど茹でます。表面の油を取り除くように、箸を使って軽く湯の中で動かしましょう。方法1よりも油が抜けるうえ、中まで火を通すので、いなり寿司の揚げを作るときなど、しっかりと味を染み込ませたい場合におすすめです。油揚げを茹でると水分が中まで染み込むので、よく絞ってから調理します。
下処理3:電子レンジ加熱
電子レンジでの油抜きは、食材が少量のときに便利な方法です。キッチンペーパーの上へ油揚げを乗せて包みます。キッチンペーパーを水で濡らしたら、耐熱皿へ乗せ、ラップを掛けず600Wで30秒加熱しましょう。熱くなっていますので、火傷に気を付けて油揚げを取り出します。