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[季節の切り絵カード3]卒業・送別の寄せ書きに、手作り「デコ色紙」

卒業式や送別会のシーズンにピッタリの「デコ色紙」を手作りしてみませんか?今回は、「つる草」のフレームを切り絵で作り、おしゃれにレイアウトする方法をご紹介します。温かみがある「デコ色紙」は、贈る側の気持ちを一層伝えてくれますよ。思いを込めたメッセージを美しいカードへ書いて、記念に贈ってみてはいかがでしょうか。

 

用意するもの

・色紙:1枚(100円ショップで購入可)
・無地折り紙:色の違うものを2枚(普通サイズ15cm×15cm)。
・淡い色または柄の折り紙:1枚(普通サイズ15cm×15cm)
・ハサミ
・ピンセット
・鉛筆(濃い色の紙を使う場合は、白い色鉛筆)
・スプレーノリ(スティックノリで代用可)

 

作り方1:「つる草」の切り絵を作りましょう

無地の折り紙で「つる草」の切り絵を2枚作ります。この切り絵は、紙を縦半分に折り、フチに沿って枠をハサミで切り抜き、最後に広げると左右対称に出来上がるデザインです。まずは下絵を描きましょう(写真左)。紙を縦半分に折って折り線を右にして、紙の上下と左側の端から1.5cmほど内側に直線を描き、その線上の外側と内側へ、葉っぱとつる草になる丸を描きます。葉っぱはアイビーの形でもいいですね。下絵を描き終わったら、折り線の上部、外側のラインから切り始めます(写真右側)。1枚切り終えたら、無地の折り紙でもう1枚「つる草」を切りましょう。【折り紙とハサミで切り絵28】も参考にしてくださいね。

 

◇【折り紙とハサミで切り絵28】くるんと丸い縁取りの「つる草」フレーム
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1163006.html

 

作り方2:「つる草」の切り絵を分割しましょう

2枚の「つる草」の紙を広げ、切り絵をハサミで分割します。2つの切り絵のうち、片方は対角線上で切り離して2分割に、もう片方はランダムに4~5分割にしましょう。写真のように大きいパーツと、小さいパーツを作っておくと、レイアウトの幅が広がります。

 

作り方3:切り絵を色紙上へレイアウトしましょう

次に、「つる草」の切り絵をレイアウトします。色紙の周囲を縁取るように置いていきますが、最初に大きいパーツの位置を決め、次に小さいパーツの位置を決めるとスムースです。切り絵同士が重なってもいいですし、全部のパーツを使いきらなくても大丈夫。バランスを見ながら、パーツを分割して配置しても素敵です。いろいろなレイアウトを試して1番しっくりくるパターンを見付けましょう。このとき、切り絵をピンセットで持つと作業しやすいですよ。

 

作り方4:切り絵を色紙へノリ付けしましょう

レイアウトが決まったら、切り絵の裏側にノリを付けて色紙へ貼りましょう。均等にノリ付けできるスプレーノリがおすすめです。スプレーノリは、必ず古紙や新聞紙を広げた上で使い、切り絵の20cmほど上の高さから、切り絵全体に吹き付けるようにしましょう。スプレーノリがなければ、スティックノリでもOKです。その場合は、細かい部分を破かないように、ていねいにノリ付けしましょう。

 

メッセージカードを作って貼って「デコ色紙」の完成!

最後にメッセージを書き込む用紙を作って貼ります。シンプルな丸型を切り抜いて、メッセージカードとして中央へ貼りましょう。可愛らしい雰囲気になります。これで「デコ色紙」の完成です! 

 

応用編:花の形のメッセージカードで、華やかに

メッセージカードを花びら形に切り抜いて、4~5枚を円状にレイアウトすれば、華やかな雰囲気になります。切り絵やメッセージカードの色、形、レイアウトを工夫すれば、さまざまなシーンにマッチしますね。卒業式や送別会のシーズンに、「デコ色紙」を手作りしてみてはいかがでしょうか。

 

コーヒーくん(切り絵・絵本作家)

切り絵・絵本作家「コーヒーくん」として活動中。アートスクールでたまたま出会った切り絵にはまり、以来ハサミでチョキチョキしている毎日です。生活の中で見て癒しになればいいなと、ブログで日々切り絵を披露しています。手製本で絵本を作る創作活動もしています。ブログは「毎日切り絵♪絵本屋さんのコーヒーくん」、minneは「魔法ウサギ by絵本屋さんのコーヒーくん」。