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冷たい物ばかり食べてない?夏の「だるさ」原因は食生活!?対策は?

暑い日が続くと、冷たいものを食べがちですが、気が付くと体調不良になることも。今回は20~50代の女性500人に聞いた「気温が高いときについやってしまうこと」と「夏の体調不良」の調査結果を紹介します。調理の気力も食欲も落ちるこの時期、栄養バランスを考えた正しい食生活を送るコツは、「腸の働きを助ける食材」を意識して摂ることのようです。

 

原因は酷暑、昨年の夏は「ぐったり」「だらだら」が多数

江崎グリコが20~50代の女性500人へ行なった「夏の健康に関する調査」で、「昨年夏に経験したことがある気分」を尋ねたところ、上位3つは「ぐったり(71%)」「だらだら(57%)」「じめじめ(38%)」とネガティブな気分が並びました。こうしたネガティブな言葉を1つ以上選んだ人は全体の95%を占め、選んだ理由として、以下のように暑さを原因に挙げる回答が目立ちました。

 

・夜の寝苦しさや昼間の蒸し暑さのせい(54歳)
・汗をかいて疲れやすい。動きたくない気分になる(44歳)
・暑さや、夜に眠れず、疲れにつながる。そこから無気力になり何もしたくなくなる(37歳)
・暑くて何もやる気がない(22歳)

 

暑い日の飲食物、冷たいものに偏るのは、6割以上

次に「気温が高いときについやってしまったこと」を聞くと、最も多かったのは「冷たいものばかり食べる・飲む(62%)」で、続いて「扇風機を付けたまま寝る(44%)」「エアコンを付けたまま寝る(37%)」という結果に。厳しい暑さで熱がこもりがちな体を冷ますため、冷たいものを摂ったり、睡眠中に扇風機やエアコンを付けっぱなしにしておく人が多いことが分かりました。そして食生活に関する回答には、以下のような声が集まりました。

 

・暑いと料理を簡単に済ませたくなるし、冷たいもので体を冷やすから(44歳)
・調理すると暑くなるので、できあいの弁当や外食が多くなる(54歳)
・蒸し暑さで体力が落ち、食欲ややる気が減り、簡単な料理を好むようになる(28歳)

 

といった声が集まりました。

 

夏の健康、半数以上が「だるさ」「食生活の偏り」を経験

また、「夏の健康に関して経験したことがあるもの」を聞いたところ、72%の人が「だるさ」と回答。「食生活の偏り」と回答した人は6割で、「冷え」と回答した人も3割に。暑さで体がだるいと冷たいものや簡単に作れるものを摂ることが多く、結果として食生活が偏ったり、体が冷えてしまうという状況がうかがえます。

 

夏によく食べるものトップ3は?

さらに、「夏によく食べるもの」を聞いたところ、トップ3は「冷たい麵料理(74%)」「アイスクリーム、アイスキャンデー、かき氷(69%)」「冷たいお茶、水(68%)」という結果になりました。栄養価の高い旬の「夏野菜」や「夏の果物」よりも、簡単に食べたり飲んだりできる冷たいものが上位を占めました。

 

食生活の偏りが腸の乱れから、体調にも影響?

うだるような暑さが続くと、冷たいものばかり口に入れてしまい、食生活が偏りがちに。管理栄養士の富永彩子さんは、「食生活が偏ると栄養も偏りがちになり、栄養の偏りは腸の乱れにも繋がると言われています。そして腸の乱れは、体調にも影響を与えると考えられる」と言います。そんな栄養が偏りやすい夏の食生活では、普段よりも栄養素に気を配りたいもの。そのうえで、腸内環境を整える効果があるヨーグルトを取り入れるのもおすすめだそう。アイスの代りに、フルーツとヨーグルトをおやつに用意するのなら、簡単ですぐに始められますね。

 

◇昨夏、7割以上が「ぐったり」気分に… 「火を使う料理」への気力ダウン、「食生活の偏り」を自覚も6割 専門家が語る、夏を乗り越えるカギとは(江崎グリコ)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000014967.html

 

qufour(クフール)編集部

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