暮らし

今どき小学生「なりたい職業」ランキング、人気職に変化?YouTuber希望も

子どもが自分の将来をどう思い描いているか、ママなら誰でも気になるものです。今回は、小学生の男女1200人に聞いた「将来なりたい職業」に関する調査結果をご紹介します。男の子は運動選手、女の子はパティシエなど、今どきらしい人気職業がランクインするなか、今までになかった新しい職業を目指す子どももいるようです。

 

「小学生白書2016」から、なりたい職業ランキングを紹介

学研ホールディングスの研究機関「学研教育総合研究所」は、小学1〜6年生の各学年の男女100人ずつ合計1200人とその保護者へ、生活や学習などに関する調査を実施し、57項目を「小学生白書2016」として公開しました。今回はそのなかから、「あなたが将来つきたい職業」について、小学生1,200人が選択式で回答した結果をランキング形式でご紹介します。

 

男子に人気の職業、1・2位はプロスポーツ選手

小学生男子の「将来つきたい職業」ランキング1位は「プロサッカー選手(8.3%)」、2位は「プロ野球選手(4.8%)」となり、プロスポーツ選手の人気の高さがうかがえる結果になりました。また4年生から上の学年の男子には「ゲームデザイナー」「科学者・研究者」も人気で、学年が上がるにつれて、自分の好きなものを作ったり、深く探求する職業への興味が高まるようです。一方で37.8%の男子小学生が「分からない」と回答しており、4割近くの男児が将来就きたい職業を決めかねている現状もうかがえます。

 

女子の憧れはパティシエ!ママ世代の人気職業もランクイン

次に女子のランキングを見てみると、最も回答が多かったのは「ケーキ屋(10.2%)」、次が「パティシエ(10.0%)」で、洋菓子に携わる仕事の人気が高い結果になりました。また「医師」「教師」「看護師」など、qufour世代が子どものころ人気だった職業も変わらず人気があり、いずれもランキング10位以内に入っています。また「分からない」と回答した女子は26.3%で、男子よりは低い割合なものの、学年が上がるにつれ少しずつ増える傾向にありました。成長とともに、自分の将来をあれこれと思い悩む時期に入っているのかもしれません。

 

職業の選択肢に変化?「YouTuber」と答える小学生も

選択肢に将来就きたい職業がなく「その他」を選択した小学生へ、自由回答で就きたい職業を聞いたところ、「ユーチューバー」と答えた小学生が6人(0.5%)いました。面白い動画を撮影してYouTubeに投稿し、広告収入を得るという新しい働き方は、小学生も興味をもつようですね。働き方が多様化しているなか、このような新しい職業を選択する子どもたちも今後増えていくかもしれません。

 

ランキングを、親子で将来のことを話すきっかけに

今どきの小学生が将来つきたい職業のランキングをご紹介しました。昔から子どもたちに人気の職業がランクインする一方、今までになかった職業を回答する子どもがいたりと、バリエーション豊かですね。この調査結果をもとに、お子さんと将来について話す時間を作ってみるのもいいですね。今後の進路や習いごとを決める参考になるのではないでしょうか。

 

◇将来の夢は「YouTuber」!? 学研「小学生白書Web版2016」調査結果 その1(学研ホールディングス)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001056.000002535.html

 

qufour(クフール)編集部

忙しい毎日の中で役立つ家事のコツや、子育てのヒントなど、暮らしに役立つ情報を配信しています。