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トレーナーが教える、子どもの「バランス感覚」を鍛えるトレーニング3種
2017年 3月 8日 06:30
「子どもの運動能力を伸ばす」には、どうしたらいいか悩んでいる親御さんは多いですよね?そこで今回は、運動能力アップに欠かせない「バランストレーニング」を3つご紹介します。バランス能力とは、どれだけ安定して体を支えられるかということ。姿勢や動きの基となるバランス感覚は、運動をする上で非常に重要です。子どもの運動能力は3~12歳くらいに決まってしまうと言われるので、幼児期からできるだけ多くの動作を経験することが大切です。バランス能力が強化されると、「走る」「跳ぶ」などの動作でも体の軸がきちんととれるので、より速く走ったり、高く跳ぶことができるようになります。ご紹介するトレーニングは、子どもでも簡単にできるエクササイズです。ぜひ、ママも一緒に挑戦してみてくださいね。
ボールキャッチ1
まず、両足を腰幅に開き、背筋を伸ばして立ちます。右足を床から離して左足だけで身体を支えします。左足のヒザは軽く曲げ、つま先とヒザは前方を向くように気を付けましょう。このとき、身体が前後左右に傾かないようにして、左足の裏全体で床を捉えるようにしましょう。
ボールキャッチ2
2メートルほど離れた前方からボールを投げてもらい、片脚立ちのままバランスを取りながらボールをキャッチします。この時、軸足(左足)は移動しないよう注意しましょう。始めは、キャッチしやすい胸の周辺へボールを投げてもらい、慣れてきたら、投げる範囲を上下左右に広げるようにしましょう。10回ボールを投げてもらって1セットとします。同じ要領で反対側も行ないましょう。2セットから始めて、慣れてきたら回数を増やしたり、ボールを投げてもらう範囲を広げてみましょう。
ボールタッチ1
まず3つのボールを、三角形になるように置きます。手前2つのボールの真ん中に左足のつま先がくるように立ち、そのまま右足を床から離して片足立ちになります。左ヒザは軽く曲げ、つま先とヒザは前方を向くように気を付けましょう。背筋を伸ばし、身体が左右前後に傾かないようにしましょう。これがスタートポジションです。
ボールタッチ2
スタートポジションから上体を前へ倒し、右手でボールを1つタッチします。このとき、片脚立ちのままでしっかりバランスをとりましょう。ボールをタッチしたら、スタートポジションへ戻り、2つ目のボールをタッチします。再びスタートポジションへ戻り、3つ目のボールをタッチします。同じ要領で左手でも行ないましょう。左右の手、それぞれボールタッチができたら、同じ要領で反対足でも行ないましょう。まずは1セットから始めて、慣れてきたら回数を増やしましょう。
片脚ジャンプ(フロント)1
床に白いテープを貼り付けます。テープの20cm後方に立ちます。背筋を伸ばし、右足を床から離して左足のみで身体を支えます。左ヒザは軽く曲げ、つま先とヒザは前方を向くように気を付けましょう。このとき、身体が前後左右に傾かないようにして、左足の裏全体で床を捉えるようにしましょう。これがスタートポジションです。
片脚ジャンプ(フロント)2
スタートポジションから、片脚で軽く前方へジャンプし、白のテープを飛び越えます。着地のときは、しっかりバランスをとり、左ヒザが内側へ向かないように注意して、左ヒザと左つま先が同じ方向を向いているようにしましょう。再びスタートポジションへ戻り、繰り返し行ないます。5回が1セットです。同じ要領で反対側も行いましょう。2セットから始めて慣れてきたら回数を増やしましょう。
まとめ
バランストレーニングは、バランス良くしっかり体勢を整えることがポイントです。正しい姿勢と体の軸をとることを意識して行なうようにしましょう。楽しみながらできるトレーニングなので、ぜひお子さんと一緒に挑戦してみてくださいね。