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【始めよう薬膳レシピ4】のんびり休憩に、「ユリ根白玉」のキンカン添え
2017年 3月 9日 18:00
春が近づき、ホッと心を落ち着けられる時間も増えてきたのではないでしょうか。今回は、「キンカンのハチミツ漬け」を添えた、リラックス効果を期待できる「ユリ根白玉」のレシピをご紹介します。「ユリ根」には、気持ちを楽にする作用があって、ハチミツやシロップとも好相性。またトッピングの「キンカン」は、喉(のど)に効くので、花粉症やアレルギーの不快感を和らげます。このデザートなら、ひと息ついたり、お子さんとのおやつタイムをのんびり過ごしたいときにもピッタリです。
「ユリ根白玉」と「キンカンのハチミツ漬け」の食材効果
「ユリ根白玉」、市販の白玉粉へ、茹でた「ユリ根」を混ぜて作る、お手軽なお団子デザートです。今回のレシピでは、さらに「キンカンのハチミツ漬け」をトッピング。「キンカン」は、香りが「気」を巡らせるので、リラックスタイムにピッタリです。「キンカン」や「ユズ(柚子)」といった柑橘類は、皮も一緒に「ハチミツ」(【不調の薬膳19】まとめ)に漬けると、喉の痛みを和らげるのに役立ちますよ。また白玉粉に混ぜる「ユリ根」はクセがなく、気持ちを落ち着かせる作用があるので、ぜひお試しくださいね!
「ユリ根白玉」の材料(3~4人分)
ユリ根:2個
白玉粉(もち米):130g
水:100mlほど(白玉粉を団子にするとき使用)
キンカンのハチミツ漬け:160gほど
「ユリ根白玉」の作り方
1.ユリ根は、鱗片(りんぺん)を1枚ずつ剥がし、付着したおが屑(オガクズ)や汚れを洗い流してから、水と塩を入れた鍋で下茹でします
※ユリ根の鱗片を剥がすときは、途中で底の芯を取ると分解しやすいです
2.沸騰するとアクが浮いてきて、3分ほど茹でると柔らかくなるので、お湯を捨て、ざっと水で洗い流してから、木ベラや大き目のスプーンでペースト状に潰しましょう。完全に潰れなくても大丈夫です
3.次にボウルへ白玉粉を入れ、少しずつ水を加えながら、耳たぶくらいの固さになるまでこねたあと、潰したユリ根を加えて混ぜ合わせます。ユリ根を加えるときに、手に水を付けるとスムースにできますよ
4.ユリ根を混ぜた白玉を手に取って、1口大ほどの大きさに丸く成形し、中央を凹ませて火を通しやすくします
5.鍋でお湯を沸かし、沸騰したら白玉を入れ、吹きこぼれないよう弱火~中火で茹でて、水面に浮いてきたものからお玉ですくい上げ、ボールか鍋に入れた多めの水で冷やしましょう
※氷水を使うと、白玉に芯ができてしまうので、常温の水で大丈夫です
6.お皿に白玉を盛り付け、適当な大きさに刻んだキンカンのハチミツ漬けを飾ったら完成です
ハチミツ漬けのシロップを回し掛けて、いただきましょう
アレンジ
<白玉を滑らかに仕上げたい場合>
白玉の舌触りを滑らかに仕上げたいときは、裏ごし器でユリ根を裏ごしするのもおすすめです。時間のあるときにお試しくださいね!
<お子さんが実を食べにくい場合>
甘味を足したキンカンは柔らかく、食べやすくなっていますが、実を食べにくい場合は、エキス(シロップ)だけを掛けたり、全体に「ハチミツ」(【不調の薬膳19】まとめ)を掛けて甘味を補ってみましょう。
薬効1「ユリ根」
「ユリ根」の効能は、精神の安定やイライラの解消が有名で、女性ならではの不調にも効くとされています。また「デンプン質」のほか、「ミネラル」も含んでいるので、疲れを取るのに役立ち、だるさの解消も。漢方では「ビャクゴウ(百合)」「ビャクゴウコン(百合根)」の名称で呼ばれ、空咳や不眠の解消に用いられます。おせち料理に登場するため、年末年始によく見かけますが、【旬の薬膳16】でご紹介した通り、おかずとしてメニューに取り入れやすく、普段の食卓にもピッタリ。ハチミツやシロップとの相性も良く、デザートでも美味しくいただけますよ。
薬効2「米粉(モチ米)」
「キンカン」は、金冠とも書いて宝物を意味するので、おせち料理にその年の豊かな生活を願って登場するのが有名ですね。「キンカンのハチミツ漬け」や「甘露煮」にすると、咳やたんを鎮めるので、風邪や花粉症、アレルギーなどで喉の調子が悪いときにおすすめです。キンカンを皮ごと生で食べると風邪予防はもちろん、悪心を和らげて(ほかに「レモン」も紹介)気分をスッキリさせる作用もありますよ。
薬効3「キンカン」
「キンカン」は、金冠とも書いて宝物を意味するので、おせち料理にその年の豊かな生活を願って登場するのが有名ですね。「キンカンのハチミツ漬け」や「甘露煮」にすると、咳やたんを鎮めるので、風邪や花粉症、アレルギーなどで喉の調子が悪いときにおすすめです。キンカンを皮ごと生で食べると風邪予防はもちろん、悪心を和らげて(ほかに「レモン」も紹介)気分をスッキリさせる作用もありますよ。