暮らし
初めての読み聞かせにぴったり!「繰り返しのリズムが楽しい絵本」5選
2017年 3月 6日 07:30
言葉を話す前の赤ちゃんへの語りかけに困ったら、絵本を読んであげるという方法があります。今回は初めての読み聞かせにぴったりな「繰り返しのリズムが楽しい絵本」を5冊ご紹介します。赤ちゃんは、言葉を理解する前でも、お母さんの声を心地良く感じていると言われています。短い言葉の繰り返しはテンポ良く読み聞かせができ、ママの声で楽しいリズムを感じることができます。
みずみずしい果物のイラストが美味しそう
「くだもの(福音館書店)」は、「くだもの さあどうぞ」というフレーズとともに、果物が差し出される様子が描かれた絵本です。本物のようなリアルな絵柄で、リンゴや桃など、普段はカットした状態で食卓に並ぶ果物も、丸ごと1個の状態で描かれています。「いちご さあどうぞ」「ぶどう さあどうぞ」と次々に現れる果物に、思わず手が伸びる子どももいるのではないでしょうか。後半では「ばななのかわ むけるかな?」という問いかけもあり、子どもの興味を引きます。
だんだんと姿を現すパンダに興味津々
「なーんだ なんだ(童心社)」は、「なーんだ なんだ」というのんびりとした雰囲気の呼びかけに、ゆっくりとパンダが姿を現してくる絵本です。赤、黒、白のはっきりしたコントラストで描かれているため、赤ちゃんでも認識しやすい絵になっています。「なーんだなんだ めが ふたつ」「なーんだなんだ はな ひとつ」と、ページをめくるたびに現れる顔のパーツを指さしながら読んでみても良いですね。
思わず笑っちゃう、コミカルな動きのだるまさん
「だるまさんが(ブロンズ新社)」はコミカルな表情のだるまさんが、いろいろな動きを見せてくれる絵本です。ページをめくると毎回「だ る ま さ ん が」と言うフレーズが繰り返されますが、だるまさんは「どてっ」「ぷしゅー」「びろーん」など、転ぶだけではなく、予想を裏切るポーズをしています。伸びたり縮んだり、愉快なだるまさんの姿に、大人も思わず笑ってしまいますよ。
くっついて、みんな仲良し
「くっついた(こぐま社)」は、動物たちが「くっついた」という言葉とともに顔や体をくっつける絵本です。最初の「きんぎょさんと きんぎょさんが」というページでは、絵本の両端に分かれている金魚でが、次のページをめくると「くっついた」と顔をぴったりくっつけています。ゾウは鼻、サルは手と、動物によってくっつく場所が違うので、絵に合わせて鼻を触ったり、手を握ったりしても良いですね。最後のページにはおとうさんも登場するので、ぜひ家族みんなでくっついてみてください。
電車のお客さん、全部知ってるかな?
「がたんごとん(福音館書店)」は、赤ちゃんになじみの深いものたちが「がたん ごとん」と走る電車に乗りこんでくる絵本です。電車に乗るのは哺乳瓶やスプーンなど赤ちゃんが身近に感じるものばかり「がたん ごとん がたん ごとん」「のせてくださーい」と次々に乗り込んできます。乗り物が好きな子どもに読むときは、実際の電車の音をまねたり、強弱をつけるとさらに喜んでもらえますね。
まとめ
絵本の楽しみ方は、子どもによってもさまざまです。言葉が出始める時期には言葉をまねたり、自分でページをめくったり、絵本に対する反応で成長を感じることもあると思います。絵本を読むのが苦手という人もいるかもしれませんが、上手に読もうとしなくても、お母さんの声を聴くだけで子どもはうれしく感じるのではないでしょうか。気軽に読める絵本を使って、親子で触れ合う時間を作ってみてはいかがでしょう。