暮らし
ECサイトやSuicaでの「キャッシュレス」で、予定外の買い物が増えてる!?
2016年 10月 7日 18:00
ネットショッピングやSuicaなどのICカード、プリペイドなど、現金を使わずできる買い物が増えました。そこで今回は、キャッシュレス化による買い物の変化と、ネットショップ利用状況に関する調査結果をご紹介します。調査結果からは、現金を使わないことが財布のヒモをゆるめてしまっている実態が明らかになりました。またスマホでネットショッピングを利用している人にもかたよりがあるようです。キャッシュレス化が進むことで、あなたの生活にも変化は生じているでしょうか?
キャッシュレスで、「予定外の購入が増えた」人が3割も!
ジャストシステムの運営するマーケティングリサーチ情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、15~69歳の男女1,100名へ行なった「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2016年9月度)」によると、コンビニやスーパーでは現金以外で支払うことが多い409名へ、「予定外の商品を衝動買いすることが増えたか」を尋ねたところ、30.3%の人が当てはまると回答しました。これは、「やや当てはまる」と「当てはまる」の回答を合わせたものですが、キャッシュレスによる利便性と引き換えに、財布のヒモがゆるまないよう気を付けたいところですね。
同じ409人へ、「ポイントや特典を受ける楽しみが増えたか」を質問したところ72.6%が、「やや当てはまる」と「当てはまる」を合せた「当てはまる」へ回答し、実際の楽しみがキャッシュレスで過ごすことにつながっているようです。また、「現金以外の決済方法のあるお店を選ぶことが増えたか」の質問には53.8%が、「お金の管理がしやすくなったか」の問いには43.5%が当てはまると回答し、利便性を感じてあえてキャッシュレスで過ごしている人もいることが分かりました。
コンビニの買い物は、3人に1人が「キャッシュレス派」
調査対象者全員に「コンビニでの商品購入代金の支払い方法」を聞いたところ、「現金を使わない」が12.0%、「現金を使わないことが多い」が15.2%と、キャッシュレス派が合計27.2%となりました。この質問で最も多い回答は「現金で支払う」の48.4%でしたが、キャッシュレス派も3割近くいることが分かりました。
10代と30代以下女性の6割以上が、スマホでショッピング
また、直近1年間にネットショッピングをしたことがあると回答した916人に、「ネットショッピングを利用する際、主に利用する機器」について聞いたところ、「パソコン(デスクトップ、ノート)」と答えた人は61.1%、「スマートフォン」と答えた人は34.0%でした。ところが、この質問を年代別性別に見てみると、ネットショッピングに「スマートフォン」を利用する人が、10代男性では69.2%、10代女性では67.6%、20代女性では62.0%、30代女性では64.8%と、10代男女と30代までの女性では、全体の回答とは逆に「スマートフォン」の利用が6割強でした。パソコンを持っていなかったりと、スマートフォンの方が利用頻度が高い層が浮き彫りになりました。
スマートフォンでのショッピングは、4割がアプリ、3割がWeb
また、主にスマートフォンでネットショッピングを行なうと回答した311人へ、「ネットショッピング利用時に、Webとアプリのどちらを利用するか」を尋ねると、43.1%の人が「アプリの方が多い」と回答し、「Webの方が多い(32.5%)」を上回りました。なお、「アプリとWebは同じくらいの頻度で利用」と答えた人は、21.9%でした。
ポイントや特典は嬉しいけれど、財布のヒモはしっかりと!
ポイントや特典は嬉しいけれど、財布のヒモはしっかりと!キャッシュレス派は、チョイスしたサービスのポイントや特典を集めるなど、ネットショッピングを使いこなして、賢く手軽にお買い物を楽しんでいる一方で、衝動買いをしてしまったりと、現金よりもお財布のヒモが緩んでいると感じている人も少なくないようです。お金の管理をきちんとしながら、便利なサービスをうまく活用したいものですね。
◇買い物の"キャッシュレス化"によって、3割が「予定外の購入が増えた」(ジャストシステム)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000205.000007597.html