暮らし
【これからは予防の時代17】乳ガンリスク要因のまとめ
2016年 9月 7日 20:00
糖尿病
糖尿病の有無と、乳ガン発症リスクの関係を調べたメタアナリシスでは、2007年の調査では20%、2012年の調査では27%、糖尿病があるほうがリスクが増加していました。
医療被曝
小児ガンのために、放射線治療を受けていた人は、乳ガンのリスクが顕著に増加します。X線検査や胸部の放射線療などの、度重なる医療被曝は、やはりリスクを増加させてしまいます。特に若年期の被爆でリスクが増加します。
ですが、小児ガンなどの重篤な疾患では、診断や治療によって得られる恩恵もあることを考えれば、被爆のデメリットよりも大きなメリットがあるとも言えます。
小児期に、胸部へ頻繁に放射線照射を受けた女性は、運動などの方法で、できる限りの予防をし、適切な時期に検診を行なうことで、乳ガンの早期発見を図って行きましょう。
その他
ここまで書いてきた事柄のほかに、乳ガンと関係があるものは以下の通りです。
- 夜間勤務:乳ガン発症リスクを増加させる可能性があります
- 大豆イソフラボン摂取:乳ガン発症リスクを減少させる可能性があります
- ホルモン剤の使用:乳ガン発症リスクを増加させる可能性がありますが、今後も研究が必要な分野です(ここで言うホルモン剤は、経口避妊薬や低用量エストロゲン、プロゲスチン配合薬など)