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目指せ!かけっこ一等賞♪速く走るため、4つのポイントと練習法

運動会の「かけっこ」は、あまり足が速くない子たちには苦手な時間です。そこで今回は、「かけっこが速くなるコツ」をまとめてみました。子どもたちには何でも吸収する力が備わっています。速く走れるようになるコツを、親が一緒に練習しながら教えてあげれば、きっと成果が出るはずです。一緒にがんばってみませんか。

 

速く走るには「正しいフォーム」、4つのポイントを練習しよう

かけっこの練習の前に、まずは姿勢から。猫背では早く走れません。頭からカカトまでが真っ直ぐ直線になるように意識しましょう。まず最初に、壁へ背を向けて立ち、後頭部、背中、カカトを壁へ付けることを教えてみましょう。この姿勢のまま歩き出し、さらに走ってみます。走るときは体を前に倒すような前傾姿勢をとりますが、このとき腰から上だけが前傾するのではなく、頭からカカトの体全体が斜めの直線になるのが理想的です。それでは、足の動き、腕の動き、ゴール時の走り方、スタート方法と、速く走るために重要な4つのポイントを確認していきましょう。

 

ポイント1:太モモを高く上げてスピードアップ!

足の動きでは、太モモをできるだけ高く上げることが1番大切です。移動せずに足踏みで、太モモを高く上げたら、できるだけ速く着地させながら反対の太モモを高く上げる、という練習をたくさんさせましょう。また速く走るためには、足の前半分だけを使って走りましょう。縄跳びでは、カカトまでべったり着けずに足の前半分でジャンプしますよね?あの感覚です。この感覚をつかむためには縄跳びの後ろ飛びが向いています。後ろ飛びのほうが、真っ直ぐな姿勢を維持しやすいのです。

 

ポイント2:力強い腕の振りも大切!腕振りのコツをチェック

走るときは、手を軽く握って脇を締め、ヒジを直角に曲げて、腕を真っ直ぐ前後に振ります。脇が開くと腕の振りが横にそれてしまい、前へ進む力が横へ分散されてしまいます。またヒジから先だけを振るのはNGです。肩を中心に大きく前後に動かして、腕全体を振るように教えましょう。腕をできるだけ大きく振ると、太モモが高く上がりやすくなります。

 

ポイント3:ゴールまで気を抜かずに走り抜ける

ゴールが近づくと無意識に失速してしまうので、走るときの目標をゴールより遠くに設定し、そこまで走り切るようアドバイスしましょう。ゴールでは決して止まらずに走り抜けます。また、全力で走りきるには、体力も必要です。体力作りには外遊びがもってこい。外遊び経験の差が、そのまま運動能力に現れる……と私も実感しています。ですので、子どもが小さいうちから、積極的に外遊びの機会を作りましょう。また走っていて疲れてくると、足が上がらなくなってアゴが上がってきます。足が上がらなくなったら腕を大きく振るようにし、アゴが上がってきたら引くように教えましょう。

 

ポイント4:最初も肝心!瞬発力のあるスタート

スタートする瞬間は、転びそうになるくらいの前傾姿勢で走りだすようにアドバイスしましょう。角度は45度が目安です。前方へ体重をかけるのが怖い場合は、親が前に立って子どもの両肩を支えて、前傾姿勢を覚えさせましょう。スタート時は緊張するので、自信をもってリラックスしたスタートができるように、しっかり練習しておきましょう。

 

まとめ

まずは親がポイントをマスターして、走っている所を子どもに見せてあげてもいいですね!練習は、子どものやる気が出るように褒めながら。我が家の長男は、なんとも不思議な走り方だったのですが、正しいフォームを教えたら、かっこよく走れるようになってきました。フォームが違うとずいぶんスピードアップするなぁと感じました。ただ、まだ完全に身に付いていないので、油断すると以前の妙なフォームに戻ってしまいます。いつでも正しいフォームで走れるようになるには、練習あるのみ!ですね。

 

sawaya

だいたいマジメ、ときどき脱力。
芸大卒、好奇心旺盛でハンパなモノ作りが得意です。
しっかりものの長女、マイペースな長男、ヤンチャな次男の育児を楽しんでます。