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子どもからLGBTだと告白されたら…あなたは親として受け入れられますか?

最近、「LGBT(性的少数者)」という言葉を聞くことが多くなりました。今回は、自分の子どもからLGBTだとカミングアウトされたらどう思うかを聞いたアンケート結果をご紹介します。現在リオデジャネイロで開催中のオリンピックでは、LGBT(性的少数者)をカミングアウトした選手数が40人を超え、過去最高になったそう。少数派の人たちが自分のセクシャリティをオープンにするケースが増えてきています。

12人に1人がLGBT、クラスに数人いるのが実状

LGBTとは、性的少数者を表す言葉で、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害など心と体の性が一致しない人)の頭文字を取った総称です。LGBTに関する独自の調査、研究、情報発信をしている「LGBTマーケティングラボ」によれば、現在日本では約8%、12人に1人がLGBTに該当すると言われていて、企業や自治体でもLGBTへの理解を深めるために、研修などの取組みが始まっています。今回は「親に聞いた、子どもからのカミングアウト」の調査結果をご紹介します。

 

子どものカミングアウトを受け入れる親が約半数

子どもがいる30~50代の全国の男女566人に「もし子どもからLGBTだとカミングアウトされたらどう思うか」と尋ねたところ、「受け入れたくないが、しょうがないので受け入れる(35.9%)」がトップ回答となり、親としての複雑な心境と考えている人が多いことが分かりました。また、「好意的に受け入れる(4.9%)」「驚くがすぐに受け入れられる(18.4%)」「時間をかければ受け入れられる(27.0%)」と、前向きに受け入れる回答が合わせて50.3%まで達し、「断固として受け入れられない(10.8%)」と答えた人は1割に留まることが分かりました。

受け入れる理由:正しい理解が、許容度を高める

次に「受け入れられる」と回答した人にその理由を聞くと、「親の意思で変わるわけではないから(61.2%)」「ニュースなどでいろいろなセクシャリティがあることを知っているから(42.6%)」の2つへ回答が集中しました。少数意見には「時代の流れだと思うから(15.6%)」「友人・知人などで当事者が周りにいるから(6.3%)」「セクシャリティが何かはどうでもいいから(6.3%)」といった声が上がっています。ニュースなどでLGBTに関する情報に触れたり、周りに当事者がいる状況が、セクシャリティについての正しい認識を深め、許容度を高めていることが分かりますね。

受け入れられない理由:「苦労を考えて」が一番の理由

一方、「受け入れられない」と回答した人にも、その理由を聞くと、「この先苦労しそうだから(50.8%)」「いじめられそうだから(9.8%)」といった心配の声が1番多い回答となりました。また、「恥ずべきことだと思うから(29.5%)」「気持ち悪いから(25.2%)」「病気だと思っているから(21.3%)」など、LGBTへの理解が進んでいないことによる回答も多く見られました。

まとめ

オリンピックのニュースを見ていても、LGBTをカミングアウトする人が増えているなと感じます。自分の子どもだけでなく、子どもの友だちにも、自分の周りにもLGBTの人がいて当たり前になっていくと思うと、家族みんなでLGBTへ理解を深めることが、一層重要になっていきますね。

 

◇「親に聞いた、子供からのカミングアウト」に関する調査(レティビー)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000018555.html

 

qufour(クフール)編集部

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