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今年は6/17の「父の日」、由来や黄色いバラの意味、知っていますか?

今年の「父の日」は、6月17日ですが、父の日ができたのは、実は「母の日」の60年もあとのこと。今回は、父の日の由来や、黄色いバラを贈る意味をご紹介します。また日本で父の日が普及したのは、なんと1980年代になってからだそう。普及の立役者となったイベントもご紹介しますね。「母の日」とは違う「父の日」の秘密を知れば、「父の日」の準備に役立つかも!?

 

制定に時間のかかったアメリカの「父の日」

「父の日」の始まりは、1909年にソノラ・スマート・ドッドという女性が、育ててくれた父への感謝をこめて、教会で礼拝をしてもらったこととされています。大統領の告示により、1966年に現在と同じ6月の第3日曜日に父の日が設定されましたが、記念日となったのはそれから6年も経った1972年でした。1914年にはすでに制定されていた「母の日」とは雲泥の差ですね。

 

父の日のバラも「母の日」と同じ赤と白

アメリカで母の日が祝日に制定されたとき、お母さんが亡くなっている場合は白いカーネーションを、健在の場合は赤いカーネーションを胸につけました。父の日では、ソノラが父の墓前に供えたとされるバラを贈ることになっていて、1910年に行なわれた祭典ではお父さんが亡くなっている場合には白いバラを、健在の場合は赤いバラを身に付けたそうです。

今度の日曜日は「母の日」、由来は?カーネーションを贈る理由は?

 

父の日に「黄色いバラ」を贈るのは?

アメリカの、亡くなったお父さんには白いバラを贈るという習慣があるためか、日本でも父の日には、白いバラを贈ることは、ほぼありません。その代わり、父の日は「黄色いバラ」が市民権を得ています。この流れは、「日本ファーザーズ・デイ委員会」が、父の日のイメージカラーとして、家族の愛情や尊敬を表す「黄色」を設定したことから、父の日には黄色のバラが贈られるようになりました。

 

どのお父さんにもあげたいベスト・ファーザー賞

日本では、1980年代に日本ファーザーズ・デイ委員会が普及活動を始めたことがきっかけで、父の日が一般的に知られるようになりました。とくに、「日本メンズファッション協会」とともに、行なっている「ベスト・ファーザー賞」が1982年に行なわれてからは、お父さんとして特に活躍が認められた著名人に、イエローリボン賞の授与を毎年行なっています。仕事だけでなく家庭にも貢献するお父さんの姿をアピールすることで、父の日を普及しているんですね。

 

お隣り、中国や韓国はこうして祝う

韓国では「父の日」としてではなく、両親に感謝を示す「父母の日(オボイナル)」を5月8日に祝います。贈り物にする花は赤いカーネーションが多いそうです。中国の「父の日」は、日本と同じ6月の第3日曜日が制定されていますが、セッコクと呼ばれる蘭を贈るのが一般的だそうです。世界中の「父の日」は開催日も祝い方もさまざま。隣国であっても違いが見られるものなんですね。

 

まとめ

「母の日」と違う側面もあれば、アメリカの習慣に見られた花の色のように「母の日」との共通点もある「父の日」。バラを贈る場合は黄色も定着していますが、花より団子のお父さんも多そうですよね。「父の日」のお祝い、みなさんはどう感謝を伝えるか、決まりましたか?

 

qufour(クフール)編集部

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