暮らし
【整理整頓を始めよう33】物置きになっていませんか?お宅の「ソファー」
2016年 6月 2日 06:30
住空間をスッキリ見せるコツは「物を少なくする」ことに尽きます。今回は、あるのが当たり前と思っているリビングルームの「ソファー」について、本当に必要かどうかの見直しをご提案します。整理整頓では、家具選びも大事な要素です。ソファーが整理整頓の妨げになっていないか、今一度見直しをしてみてはいかがでしょうか。
ソファーのある生活は当たり前?
家族が増えたり、新居へ引越しなど、インテリアを見直すチャンスがあると、「リビングにはお気に入りのソファーを置いてくつろぎたい!」と思いませんか。ソファーの上でテレビを見たり、読書したり、お茶したり、ゴロゴロしたりできる暮らしに憧れますね。私の実家も昔からソファーがありましたし、結婚してから3回引っ越しましたが、ソファーは絶対に必要だと長年思い込んでいました。でも今は、ソファーのない生活も4年目を迎え、なくても全く困らないことに気が付きました。
ソファーの上が、人じゃなく物に占領されていませんか?
日本のリビングは、そんなに広くありません。横幅が2~2.5mほどの三人掛けのソファーをリビングへ置くと当然ながらスペースは狭くなり、そうするとベランダから取り込んだ洗濯物や学校帰りのお子さんのカバンが置かれたり、おもちゃが広げられたりと、「チョイ置き」が始まり、いつしかリビングは雑然としてしまいます。憧れだった「ソファーでくつろぐ生活」が、「ソファーに座れない」という結果になっている家庭をたくさん見てきました。「整理整頓が苦手」で似たような状況であれば、ソファーをなくすことで、片付かない部屋からお別れすることができるかもしれません。
ソファーがないリビングダイニング
写真のお宅のリビングは手前に広いスペースがあり、ホームパーティーのときはダイニングテーブルを移動するのですが、このダイニングテーブルは、足の長さを調節できる優れもの。座卓の高さに変更して大人数で食事ができます。床に家具が置かれていないため、広いお部屋がさらに広々と感じられ、お掃除も行き届いているので、伺うたびに心地よさを感じます。きれいな空間はリラックスを呼び込むのですね。
わんぱくな子どもに汚されたソファーを処分してみたら掃除も楽に!
我が家も以前は、リビングに大きなソファーとラグがありました。子どもが帰宅して、汚い洋服や靴下のままソファーでゴロゴロ。10年分以上のホコリや砂利を吸い込んでいるのでは?と思う状況でした。整理整頓を始めてモノを減らしていくと、ソファーの不潔さが際立ってきたため、思い切って捨ててみました。でも、何の不便もありませんでした。今は、子どものお友達が遊びに来てテレビを見るときは床へ座っています。子どもたちが帰ったあとは、案の定床が砂でザラザラ(笑)。でも掃除機で吸えば「キレイさっぱり!」、大勢でも大歓迎になりました。
まとめ
実は、ソファー不要派は少なくありません。「スッキリ」「清潔」を心がけていると、ソファーがあると邪魔な上に掃除しにくいという理由から、思い切って手放しているケースが多いのです。みなさんも、リビングを見回して、ソファーの上に何か物が載っているようであれば、「ソファー」の存在自体を見直してみるのも一つですよ。