10分こそうじ

家のどこでメイクしてる? 化粧道具のおすすめ収納も

年に一度の大掃除より、日々の“小”掃除。整理収納アドバイザーとお掃除スペシャリストの資格を持つ筆者が、1日の終わりに10分でできる掃除や片付けのポイントをお伝えします

筆者周辺の20名に、どこでメイクしていますか? とアンケートしたところ、「洗面所65%」「リビング30%」「寝室などドレッサーがある場所5%」と、半数以上が洗面所という結果になりました。

筆者は洗面所でメイクした経験がなく驚きましたが、整理収納サービスで伺うお客様宅を思い返してみても、洗面所にメイク道具が収納されていることはよくあります。

今回はメイクをする場所に合わせた収納方法と、おすすめの収納グッズなどをご紹介します。なぜそこでメイクするのか、それぞれの意見も聞いてみたので、よろしければ参考にしてください。

忙しい人は洗面所メイクで時短

洗面所でメイクをする理由を聞くと、以下のような答えが返ってきました。

  • 手やメイク道具が汚れたらすぐに洗える
  • 洗顔とスキンケアが終わった後、すぐにメイクできる
  • 大きな鏡がある
  • 鏡裏の収納がメイク道具を入れるのに適している
  • 母が使っていたので、お化粧=洗面所だと思っていた

お化粧品が手についたり、パフやスポンジなど汚れた道具の洗浄も含め、全員が共通して「洗える」メリットを挙げています。

さらに、移動しなくても洗顔からメイク、ヘアアレンジまで完了することもポイント。特に効率重視な忙しい朝は、身支度を時短化できるメリットが大きいようです。

使ったメイク道具をすぐに洗えるのはいいですね

鏡の裏や引き出しなどに、メイク道具や基礎化粧品を収納しやすいのも利点のひとつ。一方、徐々に使わなくなったモノが入れっぱなしになってしまい、スペースを占領することがあるため、時々、お掃除も兼ねた「持ちモノ整理」を行ない、出し入れしやすいスッキリした収納環境にすることを心がけたいですね。

洗面所は洗顔からヘアセットまで、身支度をまとめて行なえるので忙しい人によさそうです
鏡の裏など収納場所が多いのも◎

明るいリビングでゆっくりメイク派も

リビングでメイクする理由も聞いてみました。

  • 自然光のもとで肌の状況が分かりやすい
  • 広いテーブル(ダイニング)で、座ってゆっくりメイクできる
  • テレビを見ながらメイクできる
  • メイク道具を全部並べられるため、効率が良い
  • メイク道具の整理がしやすい

以上のようなメリットがある一方で、「子供から目が離せないから」といった理由も見られました。

リビングでメイク派の皆さんは、コスメポーチやメイクボックスに入れて化粧道具を持ち運ぶスタイルが多いようです。テーブルにメイク道具を広げられることが効率アップに繋がる、と感じていることも発見でした。そのようにすると、使う頻度が低いメイク道具を見つけやすいため、断捨離しやすいのも持ち運びスタイルの利点かと思います。

リビングはスペースにゆとりがあるため、効率よくメイクできるのだとか

持ち運びには無印良品の「ナイロンメイクボックス」や「ポリプロピレン収納キャリーボックス」などがおすすめです。ナイロンメイクボックスは3サイズ展開のため、お持ちのメイク道具に合わせて選べますよ。

無印のナイロンメイクボックスは持ち運びに便利

ドレッサーがあればメイクに集中できる

  • 収納場所とメイク場所が決まるので便利
  • 個室感覚で集中できる
  • メイク中の様子を家族に見られたくない

といった理由から、寝室や部屋の一角にドレッサーを置いている人もいました。今回のアンケートでは少数派でしたが、個室感覚で、メイク中の様子を見られたくない方にはぴったり。近頃は省スペースで機能的なドレッサーもあり、ニーズによって変化しているようです。

ニトリのドレッサーデスクなど、省スペースで設置できるドレッサーもたくさんあります
IKEA「BRIMNES」

各場所でメイクをする理由を聞くと、それぞれのライフスタイルや年代によって「効率を重視する」「リラックスタイムとして落ち着きたい」など、メイク時間に何を求めるかの意識もさまざまであることがわかりました。あなたはメイクするときに何を重視しますか? この機会に見直してみるのもいいかもしれませんね。

丸 マイ

整理収納アドバイザー、クリンネスト(お掃除スペシャリスト)講師。個人宅の整理収納サービス「mawaru暮らし」主宰。片づけ苦手主婦だった自身の経験から、楽に片づく収納提案を行なっている。ほかにも、子供からシニアまで幅広い層へ片づけや掃除の楽しさを伝える講師としても活動中。