老師オグチの家電カンフー

朝から晩まで気軽に使えるエアーオーブン、我が家の定番家電に昇格!?

カンフーには広く「訓練を積み重ねる」といった意味があります。「老師オグチの家電カンフー」は、ライターの小口覺が家電をネタに、角度を変えてさらに突き詰めて考えてみるコーナーです
レコルト「エアーオーブン4L RAO-4」。16,500円と価格も手ごろ

新種の調理家電がキッチンの定番になるには、わりと高いハードルがあります。1番大きな理由は、置き場所の問題です。キッチンスペースに余裕がある家庭はそれほど多くはなく、収納してしまうと使うたびに取り出さなくてはならず、使用頻度が自然と落ちてしまいます。

そして、使用頻度が低ければ、操作を覚えるのが難しい。その都度取説を開かないと操作できないのはキツイです。うちの妻などは、見た感じが難しそうなら、もう触ろうともしませんからね(笑)。

さて、日本でも確実に普及が進んできているのが、エアフライヤー(ノンフライヤー)です。当初は、油を使わないヘルシーさが売りでしたが、意外と幅広い料理に対応していること、ほったらかし調理や後片づけの簡単さが認知されてきているようです。

エアフライヤーは、基本的には温度と時間を設定して加熱するだけなどのシンプルな家電ですが、とくに日本での日常づかいが意識されているのが、レコルトの「エアーオーブン 4L」です。

調理メニューボタンは、「からあげ」「ポテト」「温め直し」「焼き魚」「冷凍食品」の自動メニューと、温度と時間を自分で設定する「Air Oven」の6つ。からあげとポテトはイメージしやすいですが、焼き魚とは珍しい。

焼き魚は冷凍でも生でも同じ温度と時間設定ですが、両方とも焦げ付いたりせずに美味しく焼き上がります。なんか不思議ですが、熱風を送って焼き上げる仕組みからの包容力なのでしょうか。サンマなど細長い魚は収まりませんが、鮭やサバの切り身なら数人分焼けますし、水をトレーに入れるなどの手間もなし。もう魚焼き専用に使ってもよさげ。

冷凍の鮭の切り身。3枚は余裕で入る
「焼き魚」は冷凍でも生でも同じく200℃13分設定
裏返しも必要なく、ほったらかしで完成。煙や生臭いにおいがほとんど外に出ないこともメリットです

冷凍食品も種類に関係なく、ボタン1つでうまい具合に仕上がります。量が少なくて焼き過ぎが不安な場合は、バスケットの窓から見て途中で止めればいいだけですしね。

からあげやポテトのメニューボタンは、それ以外にも酒のつまみにも適したレシピが用意されています。前にも書きましたが、飲みながら調理は、テーブル上で完結できるのがベスト。冷凍の枝豆にオリーブオイルとチューブニンニク、唐辛子を加えて焼くだけの「ペペロンチーノ」が、すでにヘビロテになっております。

エアフライヤーの定番メニューである「からあげ」も専用ボタンで。185℃17分
冷凍枝豆から作るペペロンチーノ。「冷凍食品」ボタンで185℃12分
フライドポテトは冷凍でも生のじゃがいもからでも「ポテト」ボタンで190℃17分。冷凍の細めのポテトはかなりサクサクになる
「ポテト」ボタンで作る「長いもフライ」
「Air Oven」では、80〜200℃(5℃刻み)、1〜90分(1分刻み)の範囲で手動設定できる。甘酢で漬けた干し梅を80℃90分で乾燥させてみた
鶏手羽先。200℃で28分ほどで、皮がパリッパリに仕上がった

朝のお弁当作りから晩酌のお供まで、エアフライヤーの汎用性の高さと利便性を実感。とりあえず、我が家ではテーブルの上に置きっぱなしになっております。

小口 覺

ライター・コラムニスト。SNSなどで自慢される家電製品を「ドヤ家電」と命名し、日経MJ発表の「2016年上期ヒット商品番付」前頭に選定された。現在は「意識低い系マーケティング」を提唱。新著「ちょいバカ戦略 −意識低い系マーケティングのすすめ−」(新潮新書)<Amazon.co.jp>