老師オグチの家電カンフー
第2回:もう君を見失わない! トリセツはQRコード化がオススメ
by 小口 覺(2016/1/27 07:00)
ある女性アーティストのヒット曲で、交際相手に“自分の扱い方”を説明する歌があります。その内容は「定期的に褒めろ」とか、「たまには旅行やおしゃれなディナーに連れて行け」とか、よくある女性からの要望。
男としては「ハイハイ……」と気のない反応になるわけですが、うちの妻と娘も「こんな女うざいよね」と言っています。普段褒めもしないし、旅行やディナーにも連れて行かない夫(父親)だからでしょう。本当にすまんね。
冒頭から肩身が狭いような気持ちになっているオグチです。今回のテーマは家電のトリセツ(取扱説明書)です。機能が複雑になっていて、トリセツなしではほとんど使いこなせない家電もありますよね。皆さんは、トリセツをどのように保管されているでしょうか。
1.クリヤーブックに収納
トリセツを透明なポケットが束ねられているクリヤーブックに保管するのは、割と一般的な方法ではないでしょうか。保証書や付属のパンフレット、CD-ROMのようなメディアも一緒に収納できるのがメリットです。
3.製品の箱に入れて保管
ほとんど参照することがない場合、トリセツを製品の箱に入れたままにすることもありますね。すべての家電の箱をとっておくスペースはわが家にはありませんから、残すのは中古で売る可能性のあるやつだけです。
4.製品の横に置く
最近はやってませんが、家電の横にぶら下げておく方法もありますね。すぐに見られて便利ですが、見た目が良くありません。
すぐにアクセスできて見た目も悪くないのが、この後に紹介するQRコードを使う方法になります。
5.トリセツをQRコードで見られるようにする
製品によっては、メーカーのサイトでPDFのトリセツがダウンロードできる場合があります。保管している(もしくは破棄してしまった)トリセツが見つからない時は、ネットで探す方が早いかもしれません。
デジカメのように外で使う製品のトリセツは、Dropboxに入れてスマホから読めるようにしています。
家の中で使う家電も、いちいち紙のトリセツを探すのは面倒くさいので、ちょいと工夫してみることにしました。メーカーが用意するトリセツ(PDF)のURL、もしくは自分でクラウドにアップロードしたファイルのURLをQRコードにして、家電そのものに貼っておくのです。スマホのQRコードリーダーで読み取れば即トリセツが見られる仕組み。
これ、やってみるとかなり便利です。すべてのメーカー側で対応してほしいですよ。いちいちQRコード作って印刷して貼るのは面倒だから。でも、これで妻から、「オーブンの使い方がわからない」「製氷機の調子が悪い」などと言われても、「QRコード読め!」の一言で済むわけですわ。
皆さん、トリセツと奥さんは大切にね!